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ライバルの存在

【ライバル】

と聞くと皆さんどんなことをイメージしますか?

仕事のライバル、勉強のライバル、スポーツのライバル、恋のライバルなど様々な場面において存在すると思います。

私は、つい最近までライバルが大嫌いでした。直接的にお互い言葉にしないものの心の中ではバッチバチに争いが起きていると思っていました。

そんな存在はできるだけいない方がいいに決まっていると思っていたのです。


【ライバル現る】

私ではなく、娘にとってライバルが現れたのです。

娘とお友達は同学年、同時期にピアノを習い始めました。

初めの頃お友達は、他の曜日にレッスンをしていたのでどうしているのかなど関心がありませんでした。

しかしある時、お友達が娘の前のレッスン時間にお引越ししてきたのです。

初めは何とも思っていなかったはずが、お互いにレッスンの進み具合を知ることになるのです。

娘も「〇〇ちゃん、今日はここをレッスンしていた」などと話し始めるようになったのです。

もちろんこの時私は、ライバルの存在は大嫌いでしたので、とても憂鬱に思っていましたし、レッスン時間を変更しようかとも思っていました。

【自分の経験を娘に重ねる】

私も小学生の頃はピアノを習っていました。

同年代で習っている子がいなかったので、

「ライバルに負けたくない」

なんて気持ちを味わうこともありませんでした。

万が一、ライバルなんて現れたら自分のできなさに悲観してすぐにやめていたかもしれません。

そんな私は、ピアノを熱心に練習することもなく、6年間習っていたのにバイエルの100番(ピアノ初級入門編)までも終わらなかったのんびり屋さんだったのです。

ピアノを習って良かったことは、毎週レッスン後に近所の駄菓子屋さんに寄ってもらえたこと(笑)

それだけがピアノのレッスンへ通う原動力だったので上達できなかったのかもしれません・・・。

【トンビが鷹を生むことはそうそうない】

そんな私が産み、育てた娘なので私と同じならライバル登場はまずい。

比べたり、比べられたりしたら「ピアノを辞めたくなるに違いない!」と私が焦ります。

娘には、自分のペースで進めたら良いんだよ~としきりに伝えました(笑)

ただライバルの存在は全く違う方向に進み始めるのです。

【トンビではあるけれど鷹に近かった】

そんな娘はレッスン以外の日も自宅で熱心に練習していました。

上手く弾けない曲があれば自分に苛立ち、涙を流しながらも練習していました。

あまりにも泣くので「もうピアノはやめておえかき教室とか気楽な習い事はどう?」

などと進めたこともあります。

しかし娘は「ピアノを辞めたい」と言ったことはありませんでした。

ここで私とは全く違うのだと感じました。

毎週出される課題曲をきっちり仕上げていくという明確な目標を持って毎日練習をする。

まさに「継続は力なり」という言葉がぴったりでした。

【私の中でライバルへの思いが変わる】

それは、先日行われた発表会を境に私の気持ちは変わりました。

娘とお友達は連弾をすることになっていて「エンターティナー」を演奏しました。

お友達と連弾ということもあり、練習も一生懸命になっていました。

当日は息がぴったりと合い、二人の演奏がとても素晴らしかったのです。

ここで感じたことは娘にとってお友達はイヤなライバルの存在ではなく、一緒にピアノを頑張る同志のようになっているのだと。

もちろん、この二人には並々ならぬ努力があったと思います。

二人とも昨年の発表会より格段に上達をしていました。

娘の中にはもちろん「〇〇ちゃんに抜かれたくない!」という闘争心はあったと思いますが、

努力してるから自信に繋がり、相手をネガティブに捉えていないと感じました。

私も、また来年もこの二人で連弾を演奏してお互い成長しあえてたらいいな!と心の底から思ったのです。

この出来事で決してライバルは悪いことばかりじゃないと気付かされたのです。

【最後に】

ライバルがいることで成長する大きなチャンスになると気付かされましたが、冒頭にライバルが嫌いだった私は過去の自分だったのです。そうでなければ今も考えは変わらず、娘の努力を称賛することもできず、この心境には至らなかったと思います。

もちろんミラクアに入るまでの私は、「Fラン出身だから」「就活せずに結婚したし」「周りのみんながOLとしてキラキラしてて見える」など自分のダメなところばかりを他者と比べていました。

今の私には、「仕事を覚える楽しさ」「成長をしたいと思う意欲」「多くの人との出会い」などがあり価値観や見える世界が全く違っているのです。

今後、ライバルという存在が現れたとしても決して悲観することはありません。

きっとその状況を最大に楽しみ、乗り越えることで、「さらに成長した自分」に出会うことができるでしょう。


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少人数の会社なのでライバルと呼べる存在はいないかもしれません。

ですが、ミラクアで働いていると、今日の自分を明日の自分が越えることができます。

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