生き物が好きです
これまでに何度かお話していると思いますが、僕は子供の頃から生き物が大好きです。
NHKの生き物を扱う番組とか、生き物系のYouTubeチャンネルとかめちゃ観ます。
学生の頃は生物の勉強もまぁまぁ頑張りました。
ここで突然ですがクイズです。
ある鳥が産卵を控え、巣作りに励んでいます。
手ごろな枝を見つけ、巣まで持ち帰り、いそいそと巣を形作っていきます。
また枝を探しに行き、巣まで持ち帰る道中…
ここで枝を落としてしまいます。
さぁ、枝を落とした鳥はその後どういう行動に出るでしょう?
落とした枝を探す?新しい枝を取りに戻る?
答えは…
枝を咥えている風で巣まで帰り、ひとしきり巣作りの動作をして、また新しい枝を探しに行くでした。
解説します
予想は当たりましたか?
鳥がなぜそのような行動をしたのかを解説する前に、動物の4つの行動についてお話する必要があります。
その4つとは「走性・本能・学習・知能」です。
・走性
灯りを点けると虫が寄ってくるあれです。
虫は光が好きとか嫌いとか関係なく、本人の意思(そんなのあるかは知らない)とは無関係に光に向かって飛んでしまいます。
これを「正の走光性」といいます。
逆にゴキブリさんが暗い所へ逃げ込むのを「負の走光性」、魚が流れに逆らって上流へ泳ぐ行動を「正の走流性」といいます。
・本能
誰かに教えられなくとも生まれつき備わっている生得的行動のことです。
クモは練習しなくとも上手に巣を編むことが出来るし、カモメのヒナは親のクチバシの赤い点をつついてエサをもらいます。
我々ヒトは十分に進化したため、本能による行動が極めて少ないとされています。
本能で行動することが多い人はこれを機に反省し、進化を試みましょう。
・学習
ニワトリやネズミを迷路に入れ、ゴールのところにエサを置くと、あちこちウロウロしながらやがてエサに辿り着きます。
一度エサまでの道を覚えると次はスムーズにゴールに辿り着ける、これが学習です。
今社会問題になっているクマの被害も、人間の餌付けやゴミ漁りによってクマがその味を学習してしまったからだと言われていますね。
・知能
説明の必要がないくらいあなたにも知能が備わっていると思いますが、ヒト以外にも知能が高い生物は結構います。
ゾウは仲間の死を悼んで葬儀のような行動を取ることがあるらしく、タコは道具を使って身を守ったり石や貝殻で住居を飾ったりするそうです。
鳥の話に戻ります
鳥は枝を落としても行動を変えることがありませんでした。
巣作りが本能行動であり、生まれつき備わっている方法の中には枝を落とした際のトラブルシューティングがプログラムされていないということなんですね。
とても興味深いクイズを皆さまと一緒に楽しめたと自画自賛しています。
ミラクアもチーム全員に本能として備わった全国制覇を、学習や知能行動を駆使してなんとかやり遂げたいと思います。
そして各自、仕事に追われて走り回る様はまるで走性。
お後がよろしいようで。