【創業ストーリー】精神的に豊かな社会をつくるため、我々は世界的な可動産プラットフォームになる旅に出た|CEO 宮下晃樹

原体験は海外生活、キッカケはベンチャー支援

私はモスクワ出身の帰国子女、20歳で公認会計士になり、アメリカ留学を経て、新卒で外資系会計事務所に入社した。そして、ベンチャー支援業務を通じて、人生一度きりなのだから、リスクを取って世界を変え、未来を体現する起業家になりたいとの想いを抱いた。そこで、私が選んだ領域は「インバウンド」。

私がロシアとアメリカで外国人として、地元の方々に良くして貰った原体験から、今度は私が訪日外国人に忘れられない体験をプレゼントしたい。その想いで、2016年6月に独立、NPO法人を起業した。メンバーは80名を超え、地域のインバウンド誘致を推進、大手企業と提携するまでに至る。

しかし、事業活動の中で、地域と旅行者が有機的に繋がるインフラがないことに課題を感じた。地域は旅行者を受け入れるリソースが枯渇し、旅行者も多様なニーズを満たす旅先を見つけられずにいる。ITの力で地域と旅行者のギャップを埋め、架け橋になりたい。そこで、2018年6月にCarstay株式会社を起業した。

共同創業者には、私の知る限り、最も人間力が高いNPO法人の仲間のトシオ、最も開発力が高い元Googleのサンを引き込み、3人でスタートアップの帆を上げた。

物質的に豊かな社会の中で感じた、不自由さ

しかし、創業当初の課題の解像度に疑問を持つことになる。元々は、"地域と旅行者の希薄な繋がり"を課題設定していたが、次第に「何かが違うな」と感じ始めた。地域と旅行者のニーズを充足したいというのはあくまで旅行場面における表面的な話で、我々はもっと本質的な何かを解決したいのではないか。

ある日、満員電車に乗っているときに、あれと思った。我々が解決したいイシューは、まるでこの車両の閉塞感に似ている。それは、"誰かと繋がりたい、誰かに認められたい、未知なものに出会いたい、好きなことやりたい、自然を感じたい"という、人間の根源的な欲求を阻害する不自由さなのではないかと。

そこで、会社のミッションを改めて言語化することにした。我々が求めるのは「自由」だ。我々は「誰もが、好きなときに、好きな場所で、好きな人と一緒に、過ごせる世界をつくる」スタートアップである。そして、人々の暮らしを再定義し、誰もが精神的な豊かさを感じられることが、我々の存在意義である。

精神的な豊かさを求める世界ムーブメント「VANLIFE」

ミッションが決まり、続いて事業テーマを考える中で、「VANLIFE(バンライフ)」というキーワードをInstagramで見つけた。#vanlifeハッシュタグの数、当時は約400万件(現在は600万件以上)。比べてみると、なんと #airbnbよりも多いのである。そして、投稿される写真には、自然・車・そして人々の笑顔

調べてみると、バンライフとは、「車を通じた旅や暮らしにより、人生を豊かにすることを目的として、荷台スペースが広い車“バン”を快適空間に作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする“ライフ”スタイル」のことだという。起源はアメリカ。経済成長の中で生まれたヒッピー文化、自然災害による防災意識の高まり、金融危機によるミニマリズムの普及、SNS文化形成によるミレニアルズの躍進などの要因が重なり、今や世界的ムーブメントになっている。

ビビッと来た。なぜなら、旅も暮らしも、時間と場所の自由さを手に入れることができれば、格段に豊かになる。地域観光の振興にも繋がり、今伸びているインバウンドの波も文化形成のために後押しとなる。さらに、5G、EV、そして自動運転の技術革新により、この流れは加速する。これは、今やるしかない。

まずはVAN、そして「可動産」プラットフォームへ

早速、国内のバンライフ事情を調べると、現在約100万世帯の人々が車中泊をしていることが分かった。しかし、快適に滞在する環境が整っていないことも同時に明らかになった。そこで、我々が2019年1月にリリースしたのは、車中泊・テント泊出来る空き地のシェアリングサービス。車中泊保険にも包括加入し、ホストは誰でも安心して場所を提供でき、滞在するバンライファーも安全に滞在出来る環境を整備した。

そして、4月には資金調達の発表と同時に、バンライフについての情報発信メディア「VANLIFE JAPAN」をリリースし、今の旅や暮らしに不自由さを感じている多くのミレニアルズからの支持を集め反響を生んだ。さらに、9月には日本初のバンライフを体験できるカーシェアサービス「バンシェア」を発表。

これにより、誰でも簡単に、バンライフの計画・バンの予約・滞在場所の確保が出来るようになり、時間と場所の自由を手に入れることが出来るようになる。朝も夜も、どこでも、誰とでも、旅や暮らしが出来るようになる。将来的には、自動車と不動産が融合した「可動産」として、人々の精神的に豊かな暮らしを支えるインフラになる。そんな未来を実現する、世界を代表するITスタートアップ企業になる。

スタートアップという大航海。謳歌したい仲間 WANTED

そんな理想を現実化するのが、スタートアップの使命であり、存在意義であり、醍醐味だと私は思う。ただ、人生は人それぞれで、誰もがスタートアップで働けば良いとは全く思わない。スタートアップとして、自分以外の誰かのお金を元手に事業を行うことは、大変有難いことであると同時に、成功するために大きな責任があり、前例がない茨の道を突き進まないといけない、ハードな環境であることを意味する。

ただ、人生一度きりの中で、そんなハードな環境を、仲間とともに乗り越え、今まで誰も見たことのない景色を見てみたいCarstayという船で、自由という正義を掲げ、精神的に豊かな社会を一緒に作りたい。そう思える方、ビビっと来た方、ぜひあなたのご応募を心からお待ちしています。

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