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まだできることがあるのに、やめるのはもったいない。産休&育休から復帰したママ社員に「働く女性のホンネ」を聞いてみた

今回のインタビューは、営業課で通販を担当されている関野なつめさんです。

ご結婚・出産をされ、2018年の12月から産休&育休を取得。2019年8月に復帰されました。

そんな関野さんの入社のきっかけは何だったのでしょうか。また、社内で初の産休・育児休暇取得とのことで、どんなことを思われたのか。家庭と仕事をどのように両立されているのか。「こと京都」は女性に優しい会社に見えるけど、本当のところはどうなの?といったあたりを取材させていただきました!

こと京都に入社したきっかけ

埼玉県出身、東京農工大学農学部卒業し、2016年にこと京都入社。現在は通販とねぎ油の製造を担当している。そんな関野さんの趣味は読書。ミステリーからビジネス本まで様々な本を読むそうですが、最近は子どもや住宅に関する本をよく読むそう。


ー 大学時代は何を専攻されていましたか?

農学部の地域生態システム学科というところにいました。日本に1つしかない学科なんですけど、地域資源や生態系、野生動物、森林、農村などとの関わりを学ぶところで、私は森林科学を専攻していました。

どんなことをしていたかというと、実際に森に行って測量をしたり、葉っぱを見て何の木か当てられるようにしたり…ですね(笑)。あとは、森林のバイオマス。木のチップをエネルギーに利用する研究をしていました。

ー こと京都に入社したきっかけは何ですか?

元々農業にも興味があったんです。ただ、埼玉出身で大学も東京だったので、京都には全く縁がありませんでした。それなのになんで京都に来たのかっていうと、私事にはなるのですが、当時お付き合いしていた方(現在のご主人)が1年先に京都の会社に就職が決まったからなんです(笑)「近くの会社で働きたい」というきっかけでしたが、そうして「こと京都」に出会いました。

京都といってもさまざまな会社がありますが、一番最初に入りたいと思ったのがこと京都です。

というのも、経営理念もしっかりとしていて、「家族を大切にしたい」「農業を発展させたい」という考えにも共感したから。大企業に就職するよりも、自分のやりたいことができる、自分の力が試せると思って面接を受けました。


ー 入社後、最初は何を担当されましたか?

最初は営業部で通販を担当しました。ただ、営業事務の人手が足りていない状況だったので、半分くらいはお客様との電話対応や入力作業なども。

あとは、出張へ行ったり、向島工場の加工のサポートをしたり、部署を越えて様々な業務をおこなっていましたね。でも、他部署の動きや考え方なども把握できたので、部署間を越えて依頼することなどに気を配ったり、意見できることにもつながりました。正直、事務は自分には向いていないなと感じていたので戸惑うこともありましたが、今思えばいろいろ経験できて楽しかったなと思っています。

営業課の小川リーダーと百貨店の物産展へ出張。一般のお客さまに商品の食べ方を提案します

ご結婚・出産を経て

ー 社内で初めて育児休暇をとられたと伺いましたが、いろいろと戸惑うこともありましたか?

全くそんなことはないです。どの会社でもとれるもので、特に自分の前に誰もとっていないからといってとれないとは思っていなかったですね。

元々、長く働きたいと思ってこの会社に入社しました。この会社で自分にできることがまだあるのに、やめてしまうのはもったいない。それに、当時上司だった清水副工場長も、ご自身も出産の経験があり「別に子どもがいるからといってパートになろうとか思わなくていいよ」って言ってくださったので、また社員として頑張ろうと思っていました。


ー 産休・育休の間、どんなことを感じましたか?また、どのように過ごされていましたか?

1月末に子どもが生まれたんですけど、産休はその1か月前ぐらいから産後2か月まで取らせていただきました。育児休暇がその後4か月ほどだったので、産休と育休を合わせて7か月くらいですね。

産休中は、仕事しているときよりも時間があると感じたので、Excelを勉強したり、映画をみたりと、ゆっくりしていました。育児については、悩むというよりも主人と一緒に楽しんでいますね。子どもが産まれてから、主人も育休を2か月取得したので、家族でわりとゆっくりできました。


ー 母になるとなかなか大変かと思いますが、どのように仕事と家庭を両立させていますか?

そうですね。家事はそこまでしっかりとやっていなくて、掃除や洗濯は掃除ロボットや洗濯乾燥機を頼ったり、買い物はネットスーパーを活用しています。食事は毎日つくっているんですけど、お決まりのカレーや時短料理などで工夫していますね(笑)

子育ては主人も協力してくれて、今日も休みなんですが一人で子どもの面倒を見てくれています。


ー本当のところ、「こと京都」は女性に優しい会社ですか?普通ですか?

優しいんじゃないでしょうか。農業は男性が多いイメージですが、こと京都には女性の方が多く活躍されています。女性社員でお子さんがいる方は少ないですが、女性のパートさんはほとんどお子さんがいて、皆さん理解のある方ばかりなので安心感があります。私も残業はなく、1日6時間で働かせてもらって、いろいろと融通をきかせていただいています。そういう面では、働きやすい会社ですね。

強いて言うなら、もうちょっと休みが多かったらなとは思いますね。子どもの急な発熱は休みを振り替えたり、保育園が休みの日は有休をとることもあったりするので、だんだん有休がなくなっていっている状態なので…。主人にも協力してもらいながら、休日の取得をやりくりしています。

現在のお仕事

通販チームで今後の商品・企画について会議中の様子

ー8月に復帰後、現在は何を担当されていますか?

復帰前と同じように、通販を担当しています。オンラインショップの管理と受注や出荷実務、一般のお客様向けの新商品企画、メルマガ作成などですね。分析が得意なので、リピーターを増やすため、毎月の売り上げのまとめや、どんな方がどんなものを購入されているかの顧客動向分析などもおこなっています。

また、それと並行して自社で製造する数少ない商品なのですが、ねぎ油の製造のサポートも。意外かもしれませんが、在庫管理なども含め、にんにくを切ったり、包装をしたりといったこともしています(笑)


ー やりがいや嬉しいと感じたことは何ですか?

最近のことではないんですが、2年前に九条ねぎのブランディングをしたときにキャッチフレーズを考えたんです。「産地・栽培方法・品種3つの基準を満たした九条ねぎが、わたしたちが届ける『こと九条ねぎ』です」というものなんですが、それが採用されてお客さまの元へ届く箱に印字されたり、ホームページなどで使用されたときは嬉しかったですね。

通販では、ホームページにこと京都の商品を使ったレシピを掲載しているんですが、そういうのを見て買ってくださるお客さまがいると嬉しいです。


ー今後やってみたいと思っていることはありますか?

今の仕事とはかけはなれているんですが、大学での専攻が環境に関わることだったので、ねぎの捨ててしまう部分を何かに利用できないかなって思っています。ねぎの外葉も利用できれば、エネルギーになりますからね。

また、やっぱり子育てをしていろいろと見え方も変わってきたので、ちょっとずつ労働環境も良くしたいとも思っています。子どもが風邪をひいたときは女性だと休まれますが、男性が休まれるというのはあまり聞いたことがありません。その辺も融通がきくようになれば、女性・男性かかわらず、休みをとる方も増えるのではないかと考えています。

そんな私はこんな方と一緒に働きたい

ー 通販チームに加わるとして、求められることは何ですか?

通販チームはお客様との距離が一番近いです。お店やスーパーなどのお取引先と話をする営業担当とは違い、直接ねぎを食べてくださる一般のお客さまに直接思いを伝えることができます。

難しいことはないですが、マニュアルのように完全に決まっていないので、柔軟に対応できる方、自分で判断できる方ですね。お店の方だからこのようにしよう、お客さまがギフトとして購入されたからこのようにしよう、といったようにお客さまの立場になれる方。通販に限らずですが、こと京都から発送する全ての商品を「お客様が蓋を開けた時に感動してもらえるように」と、社長もいつもおっしゃっています。自分だったらどう思うだろうって考えられるなら大丈夫です。

あとは、食べ物に興味ある人の方がいいですね。通販も移り変わりが激しいので、新企画や食べ方を考えたりしなくてはいけません。なので、食べ物の流行りなど情報の早い方、アンテナを張っている方がいいと思います。


大変なこともありますが、なんだかんだ楽しい会社です。よく京都の人は怖いみたいに言われるんですけど、私はそんなふうに思ったことは一度もありません(笑)いい方ばかりで、社長の人柄や会社の考えに共感できるので、この会社にいられるんだと思います。

ぜひ、興味のある方は気軽に見学にお越しください。


ー 取材させていただき、ありがとうございました!

長く働きたいと願う女性が増えていますが、その面で会社の社風や雰囲気は大切なところ。今回は、ママ社員として関野さんに本音を聞くことができました。


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