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NHK『おはよう日本』にて紹介された「VRリモート支援」の様子を紹介します

NHKの『おはよう日本』(2021/1/31)にて、コロナ禍における新たな支援のカタチとして、ヴィストが模索している「VRリモート支援」の実証実験の様子が紹介されました。

今回の実証実験では、株式会社ジョリーグッドが提供する発達障害支援施設向けVRプログラム「emou」を利用しました。

ヴィストカレッジ金沢駅前の利用者さんのご自宅、ヴィストカレッジ富山エリアの教室、スタッフが控える事務所の各拠点から4台のPCをリモートで繋ぎ、本屋の店員をVRで体験するワークを実験します。

なぜこうした離れた場所からの支援を実験することになったのか、そしてその内容はどんなものだったのでしょうか?

VRリモート支援の実証実験にいたった背景

新型コロナウイルスが日本で拡大して1年が経ちますが、未だ終息を見通せない状況が続いています。

ヴィストカレッジの利用者さんの中でも「教室に行くのが不安」「職業体験ができない」といった課題があります。

特に発達障害の方は、初めてのことをイメージすることが苦手な傾向にあり、職業体験で実際に見て・体験することは、大切なキャリア教育の機会でした。

コロナ禍であっても将来を考える機会の損失は起こってはいけない、そのような思いから、発達障害児向けVRプログラム「emou」(エモウ)を提供する株式会社ジョリーグッドと連携し、実証実験を行う運びとなりました。


発達障害支援施設向けVRプログラム「emou」(エモウ)について
emouは、全国の発達障害支援施設に向けて、VRによるソーシャルスキルトレーニングを提供しています。今年1月に開催された、経産省「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020」にて優秀賞を受賞しました。
emouは、対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能を獲得するソーシャルスキルトレーニングを、専門医の監修のもとVRプログラム化。
VRによって、場面の再現が簡単にでき、コンテンツ毎のセッション進行マニュアルをセットで提供しているため、経験の浅い支援スタッフでも受講者に良質なトレーニングを行うことができます。
https://emou.jp/

“VRで本屋の店員を体験するワーク”ってどんなもの?

今回放送されたのは、2020年11月に放映されたNHK金沢放送局の「かがのとイブニング」の内容と同様です。実証実験の内容はこちらからご覧いただけます。

https://movie-a.nhk.or.jp/sns/zAm/w23a8p68.html

VRゴーグルに映る映像は、支援者側で操作を行います。利用者の方がVRゴーグルをつけると、そこは本屋のレジカウンターの中となりました。自らが本屋の店員となり、レジ接客を行うトレーニングが始まります。

画面にはお客さんの映像と合わせて、接客の言葉が字幕で表示されます。目線に合わせてゴーグル内の映像も動きます。支援者はWEB会議システムを通して、目線の動きなど、その様子を見守ります。

このVRゴーグルでは、利用者がどこを見ていたかを確認することもできます。相手の目線の動きに気づけるかといったことも、トレーニングのポイントとして重視しており、リモート支援でもこうした確認が可能であることがわかりました。

実証実験の結果、利用者さんからも「(映像の中に入り込めるので)分かりやすかった」「楽しかった」といった声を聞くことができました。

VRとリモートを組み合わせた実証実験は、全国初の試みでしたが、コロナ感染拡大で先行き不安なニュースが続く中、一筋の光が差し込んだように感じます。

※現在、サービスとしてはまだ導入しておりませんが、ゆくゆくはヴィスト内での新規事業化を目指して調整を続けております。

子どもたちの可能性を広げる「児童指導員」という仕事

このように、最新のテクノロジーやICTを活用したプログラムも活用しながら、子どもたちの可能性を広げていくのがヴィストカレッジの児童指導員の仕事です。

発達に特性のある子どもたちの、将来の「働く希望」を一緒に作っていきませんか?

事業所見学やWEB見学も受付中ですので、まずは「話を聞きに行きたい」ボタンからお問い合わせください!

皆さんとお会いできるのを楽しみにしております!

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株式会社ジョリーグッドによる弊社スタッフ林原へのインタビューもご覧いただけます。
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