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適切な行動で児童の命を守ろう!風水災害を想定した訓練を行いました

冬が過ぎ去り、少しずつ暖かくなってきましたね。
今年は全国的に大雪に見舞われた場所が多く、富山市も一日の積雪量が観測史上初となるほど積もり、雪の影響が強い冬でした。

災害はいつ何時起こるか分かりません。
改めて、スタッフ一同気を引き締め防災に取り組んでいきたいと思います。

ヴィストカレッジ富山県庁前(放課後等デイサービス)では、「風水災害時の防災訓練」を行いました。
その模様をご紹介します。

今回の防災訓練


今回の訓練では、「警報の種類、神通川の過去の氾濫情報を調査」「風水時の防災計画の作成、共有」を行いました。

ヴィストカレッジ富山県庁前初の風水災害訓練です。
まずは立地環境を再確認し、風水災害時に起こりうる災害を想定して防災計画を立てました。

災害について

災害に備えるためには、起こりうる災害についてあらかじめ考え、知ることが重要です。
施設の立地場所やその周囲の環境によって、発生が予測される災害が異なるとともに、災害の発生時又は発生後における対応も異なります。

ヴィストカレッジ富山県庁前は、神通川が近く、富山市洪水ハザートマップでは水害推定地域に指定されています。

過去の神通川氾濫状況

神通川は、平成16年10月21日の台風23号時には、氾濫危険水位の8.33mまで水位が上がり、平成30年7月では、危険判断水位7.22mまで上昇、大雨警報が3日間続く豪雨に見舞われました。

過去の豪雨時には、災害警戒レベル4まで上がり避難勧告や避難準備が出ていることから、豪雨時には氾濫の危険性があることを知りました。

過去のデータを見てみると、ゲリラ豪雨、集中豪雨など短時間で一時的に水位が上がる場合もあります。

また、富山市中心街では道路の舗装化が進み、地面に吸収されない雨水が下水道の処理速度を超えたため、一部道路水没、逆流などの現象もありました。

このことから舗装された道路が水路のようになり、一気に低床地に流れ込む場合も予想されることがわかりました。

引用サイト:国土交通省 富山河川国道事務所
https://www.hrr.mlit.go.jp/press/2018/07/180712toyama-1.pdf

気象等の特別警報・警報・注意報などの 防災気象情報について

風水害発生時の注意報、警報の種類に応じて適切な行動が取れるよう、スタッフ内で防災気象について再確認と行動チャートの作成を行いました。

引用サイト:国土交通省 気象庁 気象警報・注意報
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html

風水害避難時の避難場所

風水災害時、安全に避難できる経路(川の周辺には近づかない経路)を使い避難場所にけるルート設定し、避難場所の共通認識を行いました。

ヴィストカレッジ富山県庁前においては、風水害避難時の避難場所として、下記3つの場所を設定したしました。

1.ヴィストカレッジ富山県庁前から一番近い市指定避難場所:市民プラザ
2.ヴィストカレッジ富山県庁前に隣接する公共施設:富山県合同庁舎
3.避難時間が短いヴィストカレッジ富山県庁前の上層:堺捨マンション上層

しかし風水害時の災害時は暴風雨も予想されます。
安易に施設外に避難し、転倒や飛来するものでケガを負う場合も想定されます。

災害時、安全で適切な行動が取れるように、職員災害行動チャートの作成も行いました。

実際、自分が勤務中に災害が発生したら?を各スタッフに想定してもらい、避難ポイントをまとめていきました。

今後も災害や犯罪を想定した訓練を行います

災害はいつどこで発生するかわかりません。
訓練では落ち着いてできたことでも、いざ災害が起きた時はパニックになってしまうことも考えられます。

児童福祉施設において、災害時一番に優先することは児童の生命を守ることです。

また、日頃から災害対策に取り組むことは、社会福祉施設としての重大な責任です。

そのためにも、施設の実情に応じた具体的な防災計画を定め、施設職員の役割分担、動員計画、緊急連絡体制等を明確化し、職員、保護者、地域の機関等と共有しておくことが重要だと感じました。

今回は風水害時の防災計画作成のため、避難訓練は行いませんでしたが、今月には風水災害を想定した避難訓練を実施予定です。

今後も、他の自然災害や犯罪を想定した避難訓練を行っていきたいと思います。

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