私は東京で生まれ育ち、大学卒業後も6年間、東京の会社に勤めていました。
「奈良県」との縁は、高校の時の修学旅行で奈良の大仏様と鹿におせんべいをあげたことくらい。まったく縁遠い土地でした。
しかし、この下北山村が2017年に東京で開催した「下北山むらコトアカデミー」という、下北山村との関係人口を増やそうというプロジェクトがあり、それに参加したことをきっかけに、私と下北山村との縁がつながりました。
当時は、うつ病の方の社会復帰支援をする会社で支援員として働いており、この下北山村の土地が、利用者さんの生き方を考えるのに適している土地であると思い、東京から利用者さんを数名引き連れて、生活体験や村民さんとの交流プロジェクトを企画運営しました。
そのような取り組みの中で、私自身がこの村の方々の温かさに触れ、自然の豊かさに心癒され、いつしか「ここで暮らしてみたいなあ」と考えるようになっていきました。
移住のきっかけは、前職でこの村に事業所を立てることになり、そのリーダーとして転勤という形で移り住みました。
最初は数年のつもりでしたが、住んでみると、より下北山村での生活が肌に合う感覚があり、いつしかこの土地で暮らしたい気持ちが強くなっていきました。
そうこうしているうちに、下北山村で結婚・出産し、この土地に根付いた生活をする中で、下北山村の「村づくり」に関わりたい、自分の手で自分の住む土地をより良くしたいという気持ちが大きくなり、下北山村役場に転職しました。
現在は幼い子がいるため時短勤務ですが、部署内や家族の協力を得ながら、地域活性のための施策に携わることができて充実した日々を送っています。