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気づけば浦島太郎状態!?フリーランスだからこそ積極的にチームを組んだり組織やコミュニティに属さなければいけない理由

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

今日も複業メディア「ウィズパラ」でとりあつかったテーマ「気づけば浦島太郎状態!?フリーランスだからこそ積極的にチームを組んだり組織やコミュニティに属さなければいけない理由」について話していきます(元記事:https://wizpara.com/1841/

自分がフリーランスとして独立してから、はや12年以上が経ちました。

ぶっちゃけWeb業界の変化のスピード・・・早すぎます。

Web制作やWebマーケティング周り知識やスキルがすぐに陳腐化して使えなくなるのです。

特に、チームを組まず、組織に属さずのフリーランスにとっては、すぐにWeb業界の最新の動向・技術から置いてけぼり状態になります。

煩わしい組織から離れ、ひとりで自分の好きな仕事にひたすら向き合いたいという願望から、フリーランスになった人も多いと思いますが、ひとり単体で仕事をしていると、いつのまにか浦太郎状態になっているわけです。

フリーランスは会社組織に勤めているサラリーマンより社会との結びつきが弱い分、自ら積極的に人と関りを持つ努力と工夫が必要になります。

自分の周りのフリーランスでも、自分のやりたいように仕事ができるからという理由で脱サラしてフリーランスになる人も、紆余曲折を経て、いくつかの会社組織に属する形態や、エージェント経由で半分組織の一員のような形態で仕事をする形態に遷移していってる人が大勢です。

いかにフリーランスが孤立化せずに、常に社会と分厚く関り、収益を上げつづけ、事業でもプライベートでも活動が途切れないようにさせるかが大事ということです。

重要なのは、サラリーマンに戻るのではなく(戻るのもアリですが)、あくまで事業主として複数の組織やコミュニティに属したりチームを組むという事です。

ここでは、自分がおこなってきたアクションで功を奏したものや、周りのやり手フリーランスがどのようにして社会と「分厚く」関わっているかを見聞きしたものを紹介していきます。

良質な組織・コミュニティとの関りの持ちかた

ちなみに、最初に言っておくと、ただやみくもに、誰でもいいから多くの人や組織と関りを持てば、OKというわけではありません。

OKどころか、関わる人や組織は厳選につぐ厳選を行い、徹底的にこだわる必要があります。

そうでないと、変な異業種交流会に高額のお金を払って参加した挙句、詐欺やネットワークビジネスにひっかかるなどにもなりかねません。

招かれざる人や組織と関りをもつくらいなら孤独や孤立化、浦島太郎状態の方がはるかにマシです。

ブラック企業に時間とお金と健康を搾取されるくらいなら無職の方が100倍マシというのと同じです。

ここで紹介するのは、いかに複数の良質な人や組織やコミュニティを見極めて、分厚い人間関係を構築するかという事です。

フリーランス向けの組合・協会・コミュニティ(同業とのネットワーク)に所属する

まず最初に思いつくのは、フリーランス向けの組合・協会・コミュニティに所属するという事です。

所属することで、安く国民健康保険に加入できたり、福利厚生を享受できたり、スキルアップのイベントや勉強会に参加できたり、組合・協会から仕事を紹介されたりするだけでなく、同じ組合・協会に所属する同業のフリーランスと交流する機会が得られます。

同業の人たちと話をする機会をちょくちょく提供してくれるので、非常に良い情報源になります。

フリーランスなら間違いないから入っといた方が良いというフリーランス向けの組合・協会をいくつか紹介します。

プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(フリーランス協会)

https://www.freelance-jp.org/

フリーランス協会は独立して活動するプロフェッショナルや、 企業に属しながらキャリアを複線で築くパラレルワーカーの有志が主体となって設立された、 フリーランスによる、フリーランスのための、非営利団体です。

自分も当然、登録しています。

わずかな会費(10,000円/年)で登録でき、登録しているだけで、幅広い福利厚生を利用できたり有益情報を取得できたり、イベントに参加できたり、TeamlancerというフリーランスSNSに登録出来たりと、フリーランスにとっては強力な後ろ盾となります。登録しない手はないでしょう。

日本イラストレーション協会(JILLA)

https://jilla.or.jp/

イラストレーションを事業として扱っている法人および個人のフリーランス(イラストレーター/各種デザイナー/漫画家/アニメーター等)によって構成されている協会です。

文芸美術国民健康保険への加入ができるのが、最大の魅力です。

自分も登録しています。国民健康保険を普通に加入するより、安く保険健康に入れるのは、本当に助かっています。

スキル習得のためのイベントも盛んです。当然、協会員同士での交流も可能です。

商工会議所

https://www.tokyo-cci.or.jp/

初代会長はあの渋沢栄一、ご存知、商工会議所です。
商工会議所は、商工業の改善・発展を目的として、市など一定地区内の商工業者によって組織される自由会員制の公益経済団体のことで経営相談・資金調達、人材採用・研修、取引拡大・PR、共済・福利厚生などの補助やアドバイスなどが受けられます。
Web系クリエイター、フリーランスであっても加入できます。
あらゆるビジネス・業種の事業者が登録しているので、幅広いジャンルの人との交流も可能です。

Workship

https://goworkship.com/

Workshipとは、フリーランス人材とIT系プロジェクト案件のマッチングをサポートするサービスです。
エンジニア、デザイナー、マーケター、編集者・ライター、人事・広報、財務系の人材が20,000名以上登録しています。
フリーランス向けの有益情報を発信しているメールマガジンやブログが好評です。

FREENANCE(フリーナンス)

https://freenance.net/

GMOによって提供されているフリーランス・個人事業主を支えるお金と保険のサービスです。
こちらもFREENANCE MAGというブログで、フリーランスに役立つ情報を発信しています。このプラットフォーム単体でコミュニティや組織、同業のフリーランスと接点は持てませんが、ここで発信している情報はフリーランスのリスクヘッジと活動の場を広げる上で目からウロコの情報も多いです。

興味のある会社、人、コミュニティに自らコンタクトを取る

上記、協会・組合への登録だけで、すぐに人間関係を分厚く出来るかというと、まだまだ不足です。

自分と相手が相互に価値を享受できる相手を見出し、「自分」からコンタクトを取ることが何より重要になります。

検索エンジンで興味ある発信をしている会社社長、感銘した記事を書いているライター、SNSで影響力・発信力を持っている人、理想の働き方を実現している会社などなど・・・

自分もあまり積極的な方ではありませんが、勇気を出して自分からコンタクトを取らないと、受け身ではなかなか充実した人間関係を分厚くすることはできません。
今までの経験上、これはガチです。

自分のポートフォリオ・SNS・ブログ・Youtubeで自らをプロモーションする

自分が今まで見てきたフリーランスで社会的に知名度もあり、収入も多く、多くのコミュニティでポジションを築いているような成功をおさめているフリーランスの特徴として、ひとつ挙げるとすれば、自分をPRするのが抜群にうまいという事です。

自分にはSNSやYoutubeでアピールしたりプロモーションできたりするようなスキルが無いという人がよくいます。
まったく何もスキルや経験がなければ、さすがに厳しいですが、デザインにしてもプログラミングにしてもマーケティングにしても、ある一定期間、真剣に打ち込んできた人なら、ある程度の水準には達する者です。
あとはいかに自分をアピール・プロモーション・ブランディングするかです。

必ずしもトップレベルでなくてもいいんです。アピールに大事なのは自分をより大きく見せる事です。
謙虚が美徳とされる日本人はとかく自己PRが苦手なようです。

ポートフォリオサイトを作成したり、今ならSNSやYoutubeで無料で自分をPRできるわけですから、やらない理由はないでしょう。

趣味・生活上のコミュニティに積極的に参加し活動する

自分がフリーランス人生において、もらった仕事の半分以上が、知り合い・知人からの依頼か、または知人の紹介者からの依頼です。

つまりはプライベート、普段の日常の生活自体が、営業活動そのものであるという事です。

ゴルフ・サーフィンなどのスポーツでも、料理教室でも音楽教室でも、なんでもOKです。

多くの趣味のコミュニティに積極的に参加し、誠実に精力的に活動することで、この活動自体が仕事に発展し、フリーランスとしてのリスクヘッジ、人間関係を分厚くすることに役立つのです。

自分が主体となってコミュニティを創るのでもOKです。

チームを組んで仕事をする

アプリにしてもWebサービスにしても、ひとり完結で制作しようと思ってもなかなかクォリティを担保できません。

分業化することで効率よく、高品質の成果物を作れることは疑いようがないでしょう。

それまでの組織やチーム内の人間関係に辟易して、フリーランスになった人も多いと思いますが、フリーランスになったとしても、人間関係と完全に無縁でい続ける事は難しいです。
やはり、案件ごとにチームを組み分業化するというのは、どうしても必要になってきます。

分業化することで、自分が長けているジャンルのみでスキルや知識を集積できますし、何より長期間ひとりでもくもくと作業するのみでは、健全・健康的でないでしょう。

そしてフリーランスがチームとして案件に携わるには、コンスタントにクライアントからの依頼を得られ、各フリーランスに仕事を割り振ることができる、フリーランスのハブ的な組織に属することが近道です。

この複業メディア「ウィズパラ」を運営する株式会社パラワークスさんは、まさにそのモデル企業の一例といえます。

最後に・・・コロナで人と合わなくなった分断の時代でいかに立ち回るか

これまで、ひとりを満喫できるフリーランスこそ、積極的に人や組織・コミュニティと関わるべきと話してきました。

そんな意識の自分でも、2020年コロナが流行してきた頃を機に、仕事的にもプライベートでも人と関わる機会がぐっと減ってしまいました。

コロナだから仕方がない・・・いまは人と関りを持つのは控えるべき・・・色々な意見があると思いますが、自分はこの状況下でも、いやこんな状況下だからこそ、人や組織、コミュニティに積極的に関わるべきだと考えています。

手段がリモートになったり、同じ考えを持つ人を探さなければいけなかったり、業種・職種によって経済的な損失や自由が制限されたり、不条理な状況に追い込まれている人も多いと思いますが、人生の転機となるきっかけはいつだって、強烈な逆境の時に起こるものだと、自分は確信しています。

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