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優秀なフリーランスはその仕事断ります!!フリーランスとしてながく稼ぐために断るべき仕事とは

100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスの山崎レモンサワーです。

複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。

今まで数々、フリーランス・複業ワーカーに向けた記事を書いてきましたが、今日の内容は今まででもっとも痛感している内容になります。

それは「断るべき仕事」についてです。

駆け出しのころは、仕事にありつくのが大変で、仕事を選んでいる余裕はありませんでした。
しかし、今思えば、駆け出しのころから請ける仕事は吟味すべきであり、直近のお金がなく首がまわらない状況下であれば、そもそもフリーランスとして仕事などすべきではなかったと確信しています。

経験があろうがなかろうが、駆け出しだろうがなかろうが、仕事は徹底的に選ぶべきだということです。

今日は大きく分けて

1.なぜ仕事は選んだ方がいいか?
2.断るべき仕事の特長・条件
3.断るべき仕事を避けるコツ

について深堀していきます。

1.なぜ仕事は選んだ方がいいか?

仕事によっては、心身にダメージを負うから

会社員も運悪くブラック企業に入社してしまうと、数年どころか数か月も経つと、心身が衰弱し、体調不良に見舞われ、最悪うつ病を発症し、一生後遺症を抱えたり、最悪いのちを断ってしまったりすることがあります。
フリーランスであっても、とうぜん仕事を出す側のクライアントが、この手のブラック企業、ブラック担当者でないかを見極める必要があります。

運悪く、これらブラック企業、ブラック担当者からの依頼をいったん請けてしまった場合、スムーズに切り抜けることは至難の業であり、相応のダメージを覚悟しなければなりません。

自分の心身の健康以上に大事なことなんてないんです。
お金が無かろうが絶対に、この手のクライアントからは仕事を請けないようにしましょう。

仕事によっては、いずれ稼げなくなるから

とくにスキルが必要ではなく誰にでもできる仕事というのがあります。

しかしそのような仕事は、あなた自身のスキルや人柄を頼って舞い込んだ仕事ではない為、別の誰かに簡単に移ろっていきます。

単純なルーチンワークなどスキル獲得に結び付かない仕事は、自らの時間を切り売りしているだけで、いずれ歳をとった時に、スキルがなく稼げなくなった自分が残るだけですので、要注意です。

キーワードは、「誰がやっても同じ仕事」、「スキルが身につかないルーチンワーク」。これらの仕事は避けた方がいいということです。

仕事によっては、交遊関係が悪くなり性格が変わっていくから

あまりに殺伐とした仕事内容を毎日こなしていると当然、性格もすさんでいきます。

仕事内容もそうですが、クライアント会社や担当者の人となりに問題があるような場合、自らの性格もひっぱられて荒んでいく傾向にあります。

最も周囲にいる5人の平均が自分だとよく言われますが、まさにその通りで、プライベートだけでなく仕事面においても、良好な人間関係を構築する努力をすべきなんです。

仕事によっては、金銭感覚が狂うから

フリーランスとして13年以上も仕事をしていると、じつに様々な世界を目にしてきました。

浮世離れした業界や案件に遭遇することがあります。

仕事内容はじつにアコギでありながら、単価はべらぼーに高い・・・みたいな。

このような分不相応な案件に飛びつくと、いずれ必ず落とし穴に落ちるものです。

自分のスキルや努力に応じた、いわゆる分相応の条件の仕事というものが一番なんです。

大金を稼ぐことが悪と言っている訳ではありません。大金を稼ぐに足るプロセスを経ているかどうかということです。

人生はあまりに短いから

お金を稼ぐことを社会や会社の不条理に耐えることの対価と間違って考えている人が実に多い印象を受けます。

社会人になったのなら多少の不条理など耐えろ・・・それはブラック企業経営者の洗脳殺し文句です。

仕事とは本来楽しいものです。

人生はあまりに短いのですから、不条理なブラック企業で働いている時間など一秒もないはずです。

楽しくてやりがいを感じ、思わず時間が経つのすら忘れ、社会的にも評価され、じゅうぶん自分の働きに見合う報酬も支払われる。
べつに夢の話ではなく、そのような仕事は存在しますし、努力と工夫で、そんな仕事にめぐり逢えるはずなんです。

新卒で入った会社がたまたま天職であるという可能性は、限りなく低いでしょう。

そういう意味でも終身雇用が崩壊したことは悪い事ばかりではありません。

じぶんの天職といえる職場を探し、必要に応じて複業ワーカーとして働けばいいと思います。

2.断るべき仕事の特長・条件

クライアント・担当者が横柄、制作者へのリスペクトが無い

クライアント・担当者が横柄で制作者へのリスペクトが無いというのは、致命的です。

じぶんが仕事を断る時にもっとも重視している条件です。

サラリーマンであれば、会社の指示、上司の指示で、この手のクライアントともうまく付き合っていかなければならない事もありますが、フリーランスは仕事を請ける請けないは自由です。

打ち合わせして、少しでも制作者へのリスペクトが無いと感じたら、こちらから仕事を断りましょう。

金額が安ければ安いほどいい(フェアトレードの概念が無い)

ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソースプラットフォームを眺めていると、びっくりするほど低い単価で仕事を発注している業者があります。

最低時給という概念が無いのか、モノを制作する事に対して理解が無さすぎるのか、サイコパスなのか・・・

ちなみにこの手のクライアントはべらぼうに安い料金で働かせる割に、成果物に要求するレベルは、相当高く、シビアです。

発注者側が圧倒的に有利なクラウドソースプラットフォームでは、金銭的に余裕が無かったり、仕事が取れなくて、手を出さざるをえない人が一定数いる事で、残念ながらマッチングが成立してしまうのです。

ちなみにこの手の仕事を請けるくらいであれば、無理に仕事を受けずに勉強したり、寝ていた方が100倍マシです。

意思決定者が複数・不明確で要件がコロコロ変わる

これも炎上案件の条件のひとつです。

実際に仕事を請けてから、発覚することもあるのですが、できる限り打ち合わせの時点で、最終意思決定者は誰なのかを念入りに確認するようにしましょう。

担当者のOKが出るまで頑張って成果物を納品したあとに、最終意思決定者の鶴の一声で、まるまる作り直しになったり、仕事自体が無くなったりなど・・・

とんでもないことが起こりえるんです。

正直、何も権限の無い、担当者と話をするだけ無駄です。

納品要件が先方の主観を満たすことのみ

納品条件が相手担当者がOKを出すまで、際限なく修正を依頼される・・・

要件があいまいなデザイン案件で特に多く見受けられます。

システム開発案件では、要件を満たしているかどうかは一目瞭然なためまだマシですが、人の主観によって評価が異なるデザイン案件はとくに注意が必要です。

自分がデザインのみの案件をひき受けなくなった理由でもあります。

打ち合わせの際に、念入りに説明し、修正回数の上限を設けたり、できれば契約書に一文含ませておくのが良いでしょう。

納品期日や技術要件など条件的に遂行が難しい

駆け出しのころは、せっかくの仕事の引き合いだからと、自分のキャパの限界まで仕事を入れてしまいがちです。

会社組織と違ってフリーランスは、基本、仕事を自分ひとりでさばく必要があるので、ある日、急に体調を崩したりすることがあるなどを考慮し、タイトな納期の案件などは最新の注意を払って、ひき請けるか判断すべきです。

そもそも断言できますが、お金など、心身の健康と自由な時間に比べれば、大して価値のあるものではなく、自分のキャパを超えてまで仕事を引き請けるのは控えるべきです。

案件遂行の過程でスキルアップが見込めない

Webの世界は日進月歩で、最新のスキルを追い求めていないと、すぐに浦島太郎状態になってしまいます。

今あるスキル・知識だけでさばける案件ばかりを受けていると、自分のスキルアップ・レベルアップに結び付かない為、いつしかついていけなくなる日がきます。

必要に応じてセミナーや勉強会に参加するのもいいのですが、一番いいのはスキルアップに結びつく案件を選んでひき請けるというものです。

制作過程で、最新のスキルや仕組みをリサーチして取りこんでいく事で、仕事をこなしつつ自分のスキルを高めることができます。
そのような姿勢を継続することで浦島太郎にはならず長く活躍できるわけです。

仕事内容、クライアントの人間性がおもしろくない

じぶんは「仕事はお金を稼ぐ為」という考えを、完全に改めています。

働くということと、楽しむという事は共存可能です。共存可能どころか本来は仕事・働く事は楽しいものであったはずです。

人生の貴重な時間を、苦痛をともなうつまらない仕事に費やすのはもったいなさすぎると考えています。

つまらない仕事は断る・・・シンプルにそれでいいと思います。

要は、稼げる仕事ではなく、楽しそうな内容の仕事、クライアントさんが楽しそうかどうかで仕事を選ぶべきなんです。

むしろそのスタンスでいた方が、逆に稼げるようになったりするものなんです。

3.断るべき仕事を避けるコツ

断るべき仕事があることを挙げてきましたが、実際にはこれらの仕事を完全に避けられるかというとそんなことはありません。

よほど注意していても、まきこまれることが多々あります。

どのようにして招かれざる案件を避けられるか、コツをあげていきます。

最初の打ち合わせで見極めるのは至難の業

コツをあげると言っておきながら、招かれざる案件かどうかを見極めるのは非常に難しいです。

最初の打ち合わせの段階では見極められないことがほとんどです。

友達付き合いでも、一緒に行動を何年もともにしてようやく、その人の核がわかってくるのと同様、はじめましてで打ち合わせしただけでは、なかなか案件の本質や、クライアントのひととなり、価値観などを見極めるのは難しいのです。

まずは難しいことを肝に銘じて営業活動にのぞむ必要があります。

新規クライアントからは大型案件は請けない

招かれざる案件というのは、基本的に新規のクライアントさんからもたらされます。(もちろん大半のクライアントさんは歓迎すべき案件をもたらしてくれますが)

まずはお互い気持ちよく仕事ができるか、見極めるまで念入りに打ち合わせしたり、仕事を請けるにしても最初は小さい規模の案件から徐々に追加でご依頼いただく関係を構築した方が無難です。

少しでも疑問を感じたら直感を信じて断る

招かれざる案件は見極めるのがむずかしいので、些細なことでも腑に落ちないことがあれば、直感を信じて断ってもいいと思います。

人間の直感は結構頼りになるものです。

そんな些細な違和感で仕事を断っていたら、食べていけないわッ、と思われる方もいるかもしれませんが、招かれざる案件をひき請ける事によって被る被害は甚大です。

むしろ前述した招かれざる案件を避ける事によって、その分、素晴らしい案件に巡る合う機会が増えるので、積極的に断るべきなんです。

固定費を圧縮し、資産を増やし金銭的余裕を持つ

少々疑問を感じるリスキーな仕事をひき請けざるを得ない時というのは、やはり金銭的に余裕が無い時です。

まったく仕事がなくても最低2年は、生活できるくらいの生活防衛資金を貯めれれば、焦ってリスキーな仕事に飛びつく必要は無くなりますので、まずは、金銭的余裕を持つところまで持っていくことです。

世の中は不思議なものです。金銭的余裕があるお金持ちのところに、さらにお金が舞い込むようにできています。

「貧すれば鈍する」ですし、その逆も然りという奴ですね。

自分なりの断る条件(マイルール)整備して遵守する

人によって断るべき案件の条件はマチマチだと思います。

じぶんのマイルールは前述に挙げた条件にマッチするかどうかです。

じぶんなりに断る仕事・案件の条件を明文化し、日ごろから再確認する習慣を持てば、招かれざる案件にまきこまれる機会をだいぶ減らせるでしょう。

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