こんにちは、サービス開発部の武田です。
入社3年目となり、現在はスクール写真販売システム「みんなの写真屋さん」の開発を担当しています。LaravelとVue.jsを使いながら、フロントエンド・バックエンドのどちらにも関わっていますが、特にフロントエンドをもっと伸ばしていきたいと考えています。
10月に開催された日本最大級のVue.jsカンファレンス「Vue Fes Japan 2025」に参加してきました!
きっかけは、9月に社内メンバーが「DroidKaigi 2025」に参加した報告会。外部イベントで得た情報を共有してくれたのですが、その内容がとても参考になりました。
そして、会社に参加費を補助する制度があり、実際にそれを使って学びに行っている人がいる。自分も外の知見を取りに行く機会をもっと作ってみたいと思い、開催の近かったVue Fesに申し込みました。
最新のVue.jsだけでなく、普段の開発にそのまま役立つテーマも多く、非常に刺激的でした。ここからは、印象に残ったセッションやそこから得た気づきを紹介します。
聴いたセッションについて
Vue.jsの生みの親Evan Youさんのキーノート
Vue 3.6の新機能「Vapor Mode」と、Vite を拡張した新しい開発ツール「Vite+」についての話を聞きました。
どちらも「開発をもっと軽く・速くする」という方向に進化していて、今後のフロントエンドがどう変わっていくのかを強く実感できる内容でした。
Vapor ModeはVDOMを介さず直接DOMを操作する仕組みによって軽量化を図るもの。Rust製ツールの採用など、開発体験の向上にもつながる要素が多く含まれていました。
導入にはまだ越えるべき課題もありますが、自分の担当プロジェクトにも取り入れられる部分を探していきたいと思っています。
「学んだことを仕事でどう使うか」を考えるきっかけになったセッションでした。
Vueのバリデーション、結局どれを選べばいい?
バリデーションのライブラリをどう選び、どう運用するか。一見地味ですが、実務で必ず向き合うテーマです。
このセッションでは、
- 独自実装が抱えていた問題
- ライブラリ導入で改善したポイント
- 選定基準の作り方
がとても具体的に紹介されていました。
特に参考になったのが「コミュニティの活発さ」を評価基準に入れていた点です。情報が多いことは、困ったときにすぐ調べられる=保守しやすいということ。
ルクレでも以前、独自フレームワークからLaravelへ移行した経験があり、情報量の多さがどれだけ支えになるかを実感しているので、とても共感しました。
また、導入後の運用ルールまで整理していたのが印象的でした。ライブラリは導入して終わりではなく、プロジェクトとしてどう扱うかを決める必要がある。
今後、自分がプロジェクトマネージャーを目指すうえで意識したい視点です。
スポンサーブース
スポンサーブースではスタンプラリー形式になっており、各ブースを回るとスタンプがもらえます。
スタンプを集めるとくじが引けて、運が良ければロボット掃除機や充電スタンドなどの景品が当たる仕組みでした。
各ブースでは、Vueに関するクイズやAIにプロンプトを伝えて問題を解決するゲームなどが用意されており、楽しみながら頭の体操ができました。
特にLINEヤフーのクイズは、実務でも遭遇しそうな問題が出題されていて勉強になりました。
中でも印象的だったのが、オブジェクトの分割代入によってリアクティビティが失われるケースを理解できる問題で、実践的な良問でした。
全てのブースを回ってスタンプを集め、くじを3回引くチャンスを得ました。
1回目と2回目は参加賞でしたが、なんと3回目で3等の充電スタンドが当たりました!
まとめ
初めての技術カンファレンスでしたが、参加して良かったと思っています。他社の開発者がどんな課題に向き合っているのかを知れるのは大きな刺激でした。
もちろん、すべてを理解できたわけではありません。知らない言葉や初めて見る技術も多かったです。ただ、それが「もっと勉強しよう」と自然に思えるきっかけになりました。
今回参加してみて感じたのは、
- 新しい技術はどんどん出てくる
- 自分はまだまだ知らないことだらけ
ということです。
だからこそ、外に出て学ぶ機会をこれからも大事にしたいと思います。次に参加するときは、もっと多くを吸収できるよう準備して挑みたいです。