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2度の産休育休を経ても管理職のキャリアを維持!女性だから。子どもがいるから。「そんなことは関係なく、平等というか配慮がないというか(笑)」

【社員インタビューNo.12】
株式会社オーサムエージェント
クリエイティブグループ グループトレーナー 松井 涼

オーサムエージェントの2期目となる2018年6月に入社。前職での制作職としての経験を活かしながら大活躍し、クリエイティブグループのグループトレーナーに就任。その後2度の産休育休を取得しながらも、キャリアダウンすることなく現在も管理職を任されています。そんな松井さんがどのようにキャリアを築いてきたのか、良かったことも大変だったことも含め教えてもらいました。

そもそもグループトレーナー(以降:GT)ってどんな役職なのでしょうか?

クリエイティブグループの責任者がグループマネージャー(以降:GM)となり、一般的には部長職に当たります。私が任されているGTはその次の役職になるので「部長代理」というところでしょうか。

具体的にはどんなことをするのでしょうか?

クリエイティブグループ内には制作チームとWEB・DTPチームがあります。私自身は制作チーム出身なのですが、今は原稿制作などの現場作業はあまりやっていなくて、主に両チームの管理業務をしています。あとはメディアの改修や企画運営などにも携わっています。

海外を飛び回った学生時代



まずはオーサムエージェントに入る前のことからお聞きします。学生時代から何かを作ることが好きだったのでしょうか?

いえ、特にそういうわけではありません。元々はカウンセラーなりたくて、大学は心理学を専攻していました。いろいろあって中退してしまうのですが・・・。

差し支えなければ詳しく聞かせてもらってもいいでしょうか?

大丈夫ですよ(笑)。大学2年の秋ごろに、当時流行っていた“2ちゃんねる”で東南アジアについて書かれているのを見て、「行ってみたい!」って思ったんです。その数日後には休学届を出していましたね。その後はひたすらバイトして30万円貯めて、東南アジアに旅立ちました。

すごい行動力ですね!現地ではどう過ごしていたんですか?

2か月くらいですが安いゲストハウスに泊まりながら、時には野宿をしたりして(笑)タイ・ラオス・カンボジア・インドネシア・シンガポールなどに行きました。食べたり飲んだり、現地の史跡を見に行ってみたり、ただただ楽しく過ごしていましたね。現地には同じようにバックパッカーとして日本から来ている人がたくさんいて、交流することもありました。

それから帰国して大学を辞めたんですか?

また海外に行きました(笑)。「これからの時代、英語くらい話せないと恥ずかしい」と思い、バイトで今度は60万円くらい貯めてフィリピンへ英語留学に向かったんです。

やっぱり行動力が普通じゃないですね(笑)。松井さんは私の直属の上司ですが、英語を話せるイメージがありませんでした(笑)。

実は英語は身に付いていません(笑)!せっかくフィリピンに行ったのに日本人としかつるんでいなくて、英語を聞いたり話したりあまりしていないんです。そのまま4か月の留学期間が終了して帰国したので対して英語は身に付かず、という感じです。でも楽しかったですよ!

「楽しければOK」って感じですかね(笑)。ここまで結構長いこと休学していますね?

そうなんです。気が付けば大学の同級生はもうすぐ卒業、というタイミングでした。「友達もいなくなるし、今さら復学しても」と思って中退したんです。

“制作職”としてのキャリアをスタート



前職の会社に入った経緯を教えてください。

最初は派遣で携帯電話の販売をしていました。そこそこ時給はよかったんですが、同じ仕事を繰り返していくのに飽きてしまったのと、正社員として働きたいと思って転職を決めました。「デスクワークをしたい」「でも稼ぐには事務職では難しいかも」と考えているときに出会ったのが前職の会社です。ナイトレジャーの情報サイトや紙媒体を扱う会社で「ちょっと変わった業界で面白そう!」と興味が湧いたのと、“編集部”という響きに惹かれて入社を決めました。

具体的にはどんな仕事をしていたんですか?

雑誌の企画を考えたり、ライティングをしたり。撮影があるときはディレクションもしましたし、Webデザインやサイトの運営もしました。制作職の業務は一通り前職の時に経験させてもらいましたね。

やることが多くて大変そうですね

実際、大変でしたよ。日中はお客様の対応をして、夕方から原稿のライティングやデザインなどの作業をしていました。なので終わるのが夜中になることも珍しくありませんでした。周りの仲間も遅くまで残っていることが多くて、夜中まで仕事をしていたのに飲みに行って、少しだけ寝てまた仕事に行く、みたいなこともしていました(笑)仕事自体は楽しかったし、周りの仲間たちも好きだったので充実していましたね。

前職での印象に残っていることはありますか?

入社3年目の時に、求人媒体の東海責任者に抜擢されたんです。その時もハードに仕事をしていたんですが、“コンテンツ更新率全国No1”という結果を出すことができました。それが評価されて社内表彰を受けたんですが、努力が報われた感じで今でも印象に残っています。

制作職としての実績も経験も積んで、順調にキャリアを歩んでいるように思えます。なぜまた転職を考えたのでしょうか?

「いろんな業界の人と関わってみたい」と思うようになったんです。前職ではナイト系のお客様としか仕事をすることがなかったので、もっと視野を広げていろんな経験ができる環境を求めて転職活動を始めました。この時は制作職に絞って転職活動を進め、大手求人媒体を運営する会社を含め8社くらい内定をいただきました。

大手の内定を断ってまでオーサムエージェントに入社



8社はすごいですね!大手の内定を辞退してまでオーサムエージェントを選んだ理由はなぜでしょうか?

まだ設立して間もない会社で、これから会社を大きくしていくことに関われると思ったからです。前職は会社基盤がしっかりしていて、福利厚生などの制度もしっかりしていましたし、扱う媒体も私が入社するずっと前から認知度No.1。誰もが知っているメディアでした。だからこそ楽しかったのですが、オーサムエージェントはまさに逆で。これから会社を作っていく一員になれることにワクワクしたのは今でも鮮明に覚えています。

他にもオーサムエージェントを選んだ決め手はありますか?

あとはとにかく「松井に入って欲しい」と感じたのも大きかったですね。普通は内定を受諾してから内定通知書が送られてくると思いますが、オーサムエージェントは私が内定を受諾する前に内定通知書を送ってきたんです。自分を必要としてくれていると感じましたし、この会社で頑張ろうと思えました。

オーサムエージェントで一番苦労したことはなんですか?

意外と人見知りで、思ったよりもコミュニケーション能力が皆無だったことを思い知らされたことです。今までの人生、なんだかんだうまくいっていて。思い返せば幼少期から「すごい」と言われてきた人生だったんです。受験、学生時代、就職、転職全てに対して挫折したことが無くて。でもいざ自身満々でオーサムエージェントに入社して実務をしようとすると取材はボロボロ、社内会議では発言できない。自分のコミュニケーション能力のなさに愕然としました。取材もそうですし、社内でも、取引先との会合でもとにかく喋れなくて・・・。今思えば、傾聴力や下調べなどの事前準備の大切さが分かってなかったんですよね。自分の中で出来ないことがあり、また周りに迷惑をかけている状況がすごく悔しいし、恥ずかしくて、当時は必死でした。

どのように克服したんでしょうか?

まずは目上の人と話す習慣をつけようと思って、飲み屋や飲食店に1人で行ってカウンターで近くにいる人に積極的に話しかけに言ったり、社内でも協力してもらって色んなメンバーに様々な会に呼んでもらったりして特訓しました。出来ない自分が嫌なだけで、プライドや羞恥心などはあまりないので「松井、コミュ障なので特訓してください」と社内外で公表していました。(笑)また、社内の制度で外部研修の受講ができるので自分の足りないスキルを補うために月2回程度は受講しています。

今でこそ、管理職という立場を与えていただき、社内会議やメンバーへの面談を行っていますが、事前準備はしっかりするようにしていますし、とにかく話を聞くことを大切にしています。

オーサムエージェントでうれしかったこと、やりがいなどはありますか?

やはり褒められて認められること、頼られることが一番嬉しいですし、やりがいに感じます。プレイヤーとして現場で求人制作をバリバリやっていたときは、求めるターゲット通りの採用に繋がりお客様や営業担当に喜ばれるのが一番嬉しかったです。そのためには自信をもって仕事をしないといけないと思っていたので、毎日様々な媒体を研究していたし、その時々のトレンドをインプットしアウトプットしてを繰り返して、自分の知識やスキルにつなげていました。

一番のやりがいは頼られることですね。上司から「松井にしか頼めなくて。」って都合良く頼まれてるときもあったかもしれませんが(笑)。でも期待されていると思って喜びに変えていました。今はチームメンバーの成長が一番嬉しいです。出来なかったことが出来るようになるとか。他チームの管理者から自分のチームメンバーが褒められたりすると震えますね。

オーサムエージェントの良いところを教えてください。

とにかく評価を平等にしてくれるところです。オーサムエージェントに入ってから2回産休育休を取ったんですが、復帰してからも管理職のキャリアをそのまま任せてもらえています。“女性だから”とか“子どもがいるから”とか関係なく、成果やスキルで評価してくれるのでモチベーションを保って働けますね。ただ産休育休に入る前と比べても振られる仕事量は変わらないので、良く言えば“平等”ですが悪く言えば“配慮がない”のかもしれません(笑)。子育てとの両立が大変だと感じる時もありますが、結局は立場に見合った働きができるかどうかなので何とか頑張っています。

こんな人がオーサムエージェント向き!

最後になりますが、今後どんな人にオーサムエージェントに入って欲しいと思いますか?

何でも「とりあえずやってみよう」と思える人がいいですし、想像力・創造力がある人がオーサムエージェントも向いていると思います。失敗しても必ず誰かが助けてくれますし、一生懸命取り組んだ結果の失敗であればそれを責めることはありません。どうしようもなかったとしても、私たち上司が責任を取るので過度な心配しなくてもいいです。失敗ありきは困りますが(笑)。

逆に「やったことないからムリです」と言ってしまう人はオーサムエージェントでは大きく成長できないかもしれません。また、制作チームはクリエイティブグループに属すため考えて生み出すことが求められます。何事にも「わかりません」とすぐに回答を求めるのではなく一度自分なりの考えを出せる人がいいですね。任されたことは「まず考えながらやってみる」。これができる人なら学歴とか経験とか関係なくオーサムエージェントで活躍できるはずです。


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