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CSR活動の紹介~「大地の家」(モンゴル)~

日創研では、教育を介した社会貢献の一つとして1993年に『国際平和基金財団』を設立。モンゴルで「大地の家」という学校兼寮を運営しています。
「大地の家」では、教師が常駐しているため学習環境が整っており、掃除や洗濯、料理などは生徒らが分担して取り組んでいます。毎年、25名前後の子ども達を受け入れ、現在では「大地の家」卒業生が後輩の面倒を見にきてくれるまでに発展しました。

どうしてモンゴルなのか
元々、モンゴルには遊牧生活を送る人が大勢います。しかし、生活環境は非常に過酷。比較的暖かい時期は1年のうち3ヶ月程度で、冬場にはマイナス40℃まで気温が低下します。大寒波に見舞われると、親が子供を育てられずに放り出してしまうこともあります。
また、遊牧生活を送っているために学校に通えない子ども達も大勢います。日創研では、このような子ども達でも安心して学べる環境を作りたいと考え、「大地の家」を立ち上げました。

訪問レポート
2019年8月23日~26日の4日間、当社スタッフ4名と2020年に入社予定の内定者で、モンゴルにある「大地の家」を訪問しました。 

モンゴルでは現在、インフレにより『現地通貨:トゥグルクの価値』が下がっています。4年前は1円=10トゥグルクが、今では1円=24トゥグルクと、わずか4年の間に2.4倍となっています。買い物の際、レジで大量の紙幣を出している姿が印象に残っています。

人口300万人程のモンゴルで、古い町並みのすき間を埋め尽くすように高層ビルが建ち並び、同行してくださった通訳の方も「バブル的」だとおっしゃっていました。

その一方、すぐ近くにはゲル地区が広がり、まだその豊かさに触れられない人も大勢いることを実感しました。

今回、ゲルに「大地の家」の子どもたちと一緒に18名で宿泊し、子どもたちの踊りや歌を披露していただきました。子どもたちの笑顔は何よりも印象深かったです。
自分の家で生活できない子どもたちは、以前に比べれば数は少なくなったようですが、それでもまだ支援を待つ子どもたちが大勢います。

「大地の家」の現地運営を委ねている『モンゴル子ども人権センター(MCRC)』にも多くの子ども達が支援を待っているようです。
ゲルでのキャンプの締めくくりに、私たちも他の旅行者と一緒にダンスに参加し、大変盛り上がりました。「大地の家」の子どもたちが、様々な問題を抱えていながらも明るく元気に過ごしている様子を見ると、支援活動は継続していくことが大切だと実感しました。

今回、内定者の方々に同行してもらったのは初の試みでしたが全員で共に盛り上がり、共に貴重な共通体験をすることができました。
内定者の方々には、日創研の考え方や事業内容について、より理解を深めていただける機会になったと思います。ご協力いただきました皆さまに、心より感謝申し上げます。

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