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【My Value vol.4】 トラボックス株式会社 様

▼目次
第1 はじめに
第2 ご紹介
第3 インタビュー内容
21年のその先へー。トラボックスが目指す物流DX
独立性を持たせ、自主性を大切にする
物流業界の課題と変革の道のり
新しいチャレンジだからこそ、全員でR&Dを行う
お互いに「背中を預ける」
第4 お問い合わせ先

第1 はじめに

数あるnote記事の中から、本記事をご覧いただき誠にありがとうございます。株式会社WARCの加藤 健太と申します。

WARCは、人材紹介・財務・会計コンサルティング・M&Aアドバイザリー業務などを通じて、ベンチャー企業の経営管理部門の成長支援を全面的にサポートしているベンチャー企業です。

私は人材紹介部門である「WARC AGENT」を事業責任者として統括しており、事業が本格稼働した2年間でおよそ700社以上の企業様とお付き合いをさせていただきました。

私個人として、ベンチャー企業専門の転職エージェントとして毎日のように様々な経営者の皆様から「ベンチャー企業を経営すること、事業・組織を創ること」の尊さや難しさ、そして楽しさを日々学ばせていただきました。

本記事のテーマである「My Value」は、私自身が人材紹介業の仕事を通して出会い、心からファンになった「魅力的な組織カルチャー」の企業様にインタビューをすることで、その会社のカルチャーを骨の髄まで露わにしていくしていく連載企画です。

組織企業カルチャー・働く場としての魅力・経営者のリアルな価値観をご紹介することで、「会社選び・仕事選びとは何か?」を考えるキッカケとなるコンテンツをお届けしてまいります。

第2 ご紹介

第4回は、トラボックス株式会社の片岡様です。

トラボックス株式会社は、運送会社をはじめとする物流産業の生産性向上を支え、物流危機の解消を目指すべく、物流のDXを実現するプラットフォームを提供しています。

2000年設立と長きに亘ってサービスを提供してきましたが、2020年にはVisionalにグループジョインし、第二創業期として事業拡大中のスタートアップ企業です。

今回は、トラボックス株式会社の代表である片岡氏の価値観をお聞かせいただきました。

第3 インタビュー内容

以下、私の言葉と片岡氏の言葉をそれぞれ
加藤:
片岡:
で分けて表記いたします。

21年のその先へー。トラボックスが目指す物流DX

加藤:本日はよろしくお願いいたします!
代表に片岡さんが就任してから、採用のご支援をさせていただいておりますが、現在、トラボックスが行っている事業や、どういった経緯があって今に至ったか等をお聞かせください!

片岡:Visionalは採用プラットフォームから始まり、事業承継M&Aプラットフォーム、オープンソースの脆弱性管理ツールなど、産業のDXを推進する様々な事業を展開しています。そんなVisionalが次の挑戦として着目したのが、市場規模が大きく、国のインフラのような領域にも関わらず、DX化の遅れも起因し大きな危機に直面している物流産業でした。

そして、多くのお客様から支持されているトラボックスに出会い、ともに課題の解決を目指すことになったというのが現在に至るまでの流れです。Visionalの新規事業には、「社会構造の変革や技術の進化により日本市場の成長が期待されること」「海外ではトレンドや先行事例があること」などいくつかの軸があるのですが、この観点から考えると、まさに日本の物流は課題が大きく積み上がっており、我々がこれまで培ってきた強みを活かし、DX推進を通じた変革に本気で取り組むべき状態にあったのです。

加藤:21年という歴史の長いトラボックス社とVisionalが合うのかなどの心配や懸念点はありましたか?

片岡:Visionalの主要サービスであるビズリーチは、人材のマッチングを図るプラットフォームですが、BtoBの領域で色々な苦労をしながらも勝ち方、事業の立ち上げ方を学んできました。トラボックスが元々やっていた事業は、荷物と車のマッチングなので業界は違うものの、BtoBかつマッチングプラットフォームであるという観点では、活かせる部分も多いのではないかと思いました。

加藤:片岡さんは、どのような経緯でトラボックスの代表になられたのですか?

片岡:2、3年ぐらい前にビズリーチ経由でVisional代表の南さんからスカウトがきて、半年に1回ぐらいご飯を食べる間柄になりました。そしてある時、物流業界に参入する話を聞いて、私自身物流に関わっていた経験があったので、興味が湧きました。

その時は転職する気がなかったので、話が発展することはなかったのですが、帰ってから自分なりに物流業界が今どうなっているのかを調べました。すると、私が新卒の時と物流の課題は何も変わっておらず、むしろ高齢化が輪をかけて悪化している事実を目の当たりにしました。そこから、自分で競合を調べたり、トラボックスとのM&Aにより挑戦しようとしていることを南さんに聞くうちにだんだんと自分事になってきました。
直近は、GREEやメルカリなどBtoCの領域でキャリアを積んできましたが、以前から持っていた、産業を支えるインフラのような領域で社会課題の解決に携わりたいという気持ちが大きくなり、今に至ります。

独立性を持たせ、自主性を大切にする

加藤:実際に入社して、片岡さんがイメージしていた部分と違った点はありましたか?

片岡:良い意味で、思っていた以上に独立性が強いと感じました。今までは、南さんのサポートが多くあったようですが、私の入社後は、全てを私に一任してくれています。必要な時には、的確にアドバイスをしてくれるので、言葉を選ばずに言うと、やりやすいことこの上ないです!

加藤:トラボックスはグループではあるものの、”独立した領域として、事業の成長や世界観の実現を目指している”と言った感じでしょうか?

片岡:そうですね。取締役会の報告や1 on 1などの定期報告はしていますが、基本全てを任せてもらっています。南さんだけでなくトラボックスの取締役の方達は、温かくサポートしながら、独立性を持たせ信頼するという姿勢が強く感じられます。

加藤:独立性やオリジナルな色を作っていく上で、20年培ってきたカルチャーや風土もあると思います。元々いる方々の想いや、新しく入ってくる方々との間でどういった化学反応が起きていますか?

片岡:現在のトラボックスは、三層のメンバーが存在しています。①M&A以前からいるメンバー、②M&A後にVisionalから出向してきたメンバー、そして私のように③新しくトラボックスとして入社したメンバーです。
それぞれ10名弱ほどの規模なので特段強いカルチャーがあるわけではなく、お互いにお客様第一で仕事をするといった共通の思いでつながっています。
まさにここから一枚岩になって、新生トラボックスとしてのカルチャーを作っていくところです。そのために、人事規定、労務規定、報酬規定などそれぞれ異なっていた制度面も統合し、この8月から新しい期をスタートしています。

ただ、新しいカルチャーを作っていく段階だからこそ、どのような話し方をするか、メッセージングをどのタイミングで発信するかなどの伝え方はすごく意識しています。
毎週火曜日にオールハンズという名前の全体会を実施していて、私からの想いや考えを話す場があります。そこでは、話す内容や使う単語、双方向のコミュニケーションを大切にしながら、リーダー陣を含め、誰に対しても率直に意見を言うことができ、かつそれが非難されることはないといった雰囲気を作ることはすごく意識して行っています。

加藤:”Try and Learn”と心理的安全性を大事にしたいと仰っていましたが、心理的安全性はまさにそういったところに施策として取り入れているのですね。

片岡:そうですね。一人一人の自主性を大切にしていきたいと思っています。そのためには、怖がらずに行動やアクションを起こせるような雰囲気作りは、とても重要視しています。

物流業界の課題と変革の道のり

加藤:トラボックスは、顧客目線を大事にしているというメッセージが色々なところで感じられますが、少ない人数で長くお客様との信頼関係を築いていらっしゃいますよね。

片岡:元々、10数名程の規模にも関わらず、お客様からすごく愛されて大きくなったのだということを強く感じます。これまで良い経営をしてきたと感じる分、プレッシャーも大きいですが、この思いを無下にしてはいけないと思います。

加藤:今後、物流業界のテクノロジーを発展させることはもちろん、物流業界が復活していくための新しいチャレンジを考えていると思いますが、第二創業期を迎えたトラボックスで、注力していきたいことはありますか?

片岡:色々な業界を経験し、テクノロジーに強い私たちが物流事業を0から作るとしたら、どんなオペレーション、プロセス、ツールを使ってコミュニケーションを図るのか、全て設計し直し、再発明しようとしています。

加藤:それは今の既存の物流に良くない点が多々あるので、0から作っていく方がいいという考えでしょうか?

片岡:はい。いわゆる「物流危機」とは、輸送の需給バランス崩壊による、物が運べない・届かない将来を指していますが、これには大きく2つの業界課題が起因しています。

1つ目の課題は、多重請負構造です。メーカーなど大元の荷主から実際に運ぶ運送会社の間に何社も挟まる構造になっているため、最終運送会社に渡る運賃が下がってしまっています。2つ目の課題が、生産性の低さです。物流業界では主に電話やFAX、ホワイトボードを使って業務が行われており、アナログかつ属人的な状態にあります。結果として運送会社はスケールできず、儲かりません。

この2点により、運送会社の収益性は極端に低く、ドライバーは低賃金で働くことになります。職種不人気に高齢化も相まって人手不足は深刻化の一途、結果として「物流危機」がすぐ目の前に来ています。
物流危機の根っこである、多重請負構造と低生産性。トラボックスはこれを、21年間の信頼と実績、テクノロジーを活かしたプラットフォームの提供を通じ解決していくべく、「物流の仕組みを、未来へ加速させる」というミッションの下、取り組んでいます。

新しいチャレンジだからこそ、全員でR&Dを行う

加藤:プロダクトやサービスに関してお伺いしたいです。
アナログが主流だったところに、トラボックスがひと風吹かそうとすると様々な摩擦が生じる部分もあると思います。その部分は、どのように解決していますか?

業務を観察することで、実際のお客様の負やチャンス、事業機会を自分の肌で感じ、プロダクトの開発に活かすことができるのではないかと思っています。

というのも、必ずしも現場の方が今の業務に不満や課題を持っているわけではありません。何十年もこの業界で働いている方々に、非効率だからこうして欲しいと言って簡単に変えられるわけではないのです。働いているのは「人」、物を動かしているのも「人」なので、人との関わり合いや信頼関係を保ちながら、データとテクノロジーを使って、どう業務を効率化させていくのかが腕の見せ所ですし、一番力を入れていかなければいけないところだと思います。そのため、インターンはほぼ全員のメンバーに体験してもらうようにしています。

加藤:大変だけれども、面白い部分ですね!全員が現場視点を大切にしていることが伝わってきます。
組織としてもフラットな印象を受けるのですが、「最初から役職を付けない」という採用方針にも直結していますか?

片岡:数がまだ多くない組織の中で、役職を決めて物事を進めていくのは本質的ではないと考えています。本質的価値を追求するためには、役職に関わらず人がついていく状態が望ましいです。
今の規模だと、皆が推薦しマネージャーになるというような自然な流れが一番良いのではないかと思っています。それこそ自主性の話とつながりますが、会社は全員で一緒に作っていくものだと思って欲しいので、あえて上から誰かをアサインすることはあまりしないようにしています。

加藤:同感です。役職は役割なので、それが必要な状況で付ける理由があるか?といった話です。

片岡:そうですね。必要であれば、入社時から役職を付けることもあると思います。

お互いに「背中を預ける」


加藤:次は採用の観点でお話しをお伺いします。
採用のポリシーや採用で意識している点、こんな人と働きたいというポリシーはありますか?

片岡:抽象的ですが、大切にしているのが「背中を預ける」といった言葉です。一人一人がプロフェッショナルであることを前提に、お互いに信頼し背中を預け・預けられながら、ものごとを前に進めていくという仕組みを持った会社にしたいです。そのためには、一人一人がプロフェッショナルでないといけないですし、周りを信頼しなければいけません。

そう思える人かどうか、考え方の癖や嫌いなことなど、なるべく面談・面接の中で聞いて探ろうとしています。
また、D&Iをすごく重要視していて、”人は自分とは違う、自分と違う考えを持つ人がいるんだ”と心から理解して納得できる人でないと難しいですね。自分と色が違う、考え方が違う人が出てきても、自分が理解しようとさえすればその人と仲間になれます。そういった感受性や変化への適応力は、重要視しています。自分を変えられる人というのはとても大切ですね。

加藤:今回でシリーズ4回目となるマイバリュー(本インタビュー)ですが、D&Iは多くの企業様が前提として大切にしており、仲間として同じ方向を見て楽しみながらやっていくのが大事と皆さん口にしていますね。
最後に今のトラボックスに入る面白みやダイナリズム、セールスポイントを教えてください!

片岡:私たちは、多くのお客様から支持されているプラットフォームを最大の強みに、日本の物流業界の構造に変革を起こそうとしている会社です。それを実現するために、テクノロジーに強いメンバーが集まり、お客様からの信頼と私達が持っているデータやテクノロジーを掛け合わせ、物流業界全体を変えていくことを本気で目指しています。またそれは、日本の産業を支えていくことにつながると信じています。これは、これから5年、10年かけてやっていくスタート地点なので、この旅路の楽しさは保証できます!

加藤:そこでチャレンジできるのは、面白そうですね!
トラボックスにとって「事業づくり、組織づくり」とは何でしょうか。

片岡:Visionalのバリューの中に、”事業づくりは、仲間づくり”といった言葉があります。これは私のとても好きな言葉で、同じ志を持つ、もしくは同じミッションに向かって背中を預けられる仲間を採用し、組織を作っていくことを指しています。この言葉が、まさに今のトラボックスの事業づくり、組織づくりを表しています。

スタートアップだけでなく大企業でも、組織のリーダーとして、一人一人のメンバーが輝ける環境や機会を作っていくことが仕事であり、それが経営だと思っています。事業においても、それぞれのキャリアにおいても、消去法ではなく良いオポチュニティとして皆に提供できるように、自主性を持って自分でその道を選んでいくことのできる環境を作っていきたいです。

トラボックスさんに興味を持たれた方は、こちらから採用募集職種をご確認ください!

第4 お問い合わせ先

本記事に対するご意見・ご感想は、私加藤までお寄せください。

【インタビュアー情報】
加藤 健太
株式会社WARC執行役員
WARC AGENT事業部責任者

2011年よりJAC Recruitmentにてインターネット業界専任の組織立ち上げに参画し、ベンチャー・スタートアップ領域特化のチーム責任者として従事。HR系スタートアップの取締役COOを経て、2018年当社入社。WARC AGENT事業の立ち上げ後、プレイングマネジャーとしてハイクラス人材のキャリア支援に従事。

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