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外食産業、コロナ禍での影響や今後は?老舗が挑戦する社風改革‼

岸保産業は、調理器具のメーカーと販売店を繋ぐことで日本の外食産業を支える、歴史ある会社です。(岸保産業の歴史についてはこちらのストーリーもご参照ください!→ 業界を根本から変えたい:岸社長の考える会社と業界の未来とは? | 岸保産業株式会社 (wantedly.com) )


 そんな岸保産業(以下KYS)が現在、時代に合わせた社風改革に挑戦しています! また、その最中には、新型コロナウイルスの蔓延によって外食する人が激減した時期もありました。「外食自粛によって需要がなくなってしまったのでは?」「会社の今後、大丈夫!?」 そんな不安を寄せる就活生もいるのかもしれません。そこで今回は、KYSがコロナ禍で受けた影響とその対応、また、昔ながらの伝統の多い業界で時代に柔軟な社風改革に挑戦する姿について聞いていきます!

<目次>

1.コロナ禍での岸保産業

2.現在(2023年)の岸保産業

3.社風改革について

1.コロナ禍での岸保産業

1)2020年、コロナウイルスの感染拡大が深刻になった際、自粛で外食するお客さんが減って飲食店は大きな打撃を受けたと思うのですが、その影響は調理器具を販売する岸保産業にもありましたか?

はい。飲食店が営業活動を自粛してしまったので、新メニューや新店オープンに伴う調理器具の売上が減りました。

一方で、学校給食、病院、老健施設等はコロナ禍においても動いていて、そちらの売上がありましたので、売上がゼロということはなかったです。

2)飲食店に来るお客さんが減ったこと以外の面からのダメージはあましたか?

KYSのお客様(調理器具を飲食店に売る販売店の方)が対面での接触を避けるようになったので、対面で商談したり提案したりすることや関係値を深めることが難しかったですね。直接、商品を見ながら商談する文化が強い業界でしたので、オンラインMTGで対応していただけるお客様も少なかったです。

また、仕入先メーカーについては、物流や生産への影響で供給が不十分となり、急遽仕入先を変更しなければならなかったり、仕入れることができない商品も発生したりしました。

3)社員の方は当時どのように働いていたのですか?リモートワークはありましたか?

会社に直接問合せをしていただくお客様が多かったり、倉庫で商品を出荷をしたり、会社にいないとできない仕事が多かったので、リモートワークに切り替えることはありませんでした。

また、感染拡大防止のために、交代勤務で出社していました。

4)岸保産業が学生インターンを受け入れるようになったのがコロナ禍以降だと思うのですが、学生インターン導入の理由にコロナ禍は関係していますか?

直接は関係していません!

ですが、インスタグラムのインターンシップは、コロナ禍によって海外の展示会が開催されなくなって、新しい海外のお客様との接点が持ちづらくなったため、海外の新しいお客様を発掘するという目的もあり始めました。

5)現在オフィスの配置変更などの社風改革を行っていると聞いたのですが、そういった改革のきっかけはコロナ禍での社会や働き方の変化ですか?それとも別のきっかけがありましたか?

コロナ禍がきっかけというわけではないです。

もともとコロナ禍前から社風改革に取り組んではいたのですが、コロナ禍によって世の中の変化が加速したのもあって、社風改革の方もペースが早まりました


2.現在(2023年)の岸保産業

1)2023年時点では外食する人もある程度増え、ダメージも減ったのではないかと思うのですが、実際どうですか?

コロナ前の状態には回復しました。

コロナ禍で廃業した飲食店に新たな店舗ができたりして、新規オープンの案件も増えてきます

2)現在は社員の方はどのように働いていますか? リモートワークがない理由や良さは何ですか?

社員は、全員出社して働いています。実際の商品を見ながら商談したり、商品説明をしたりする機会が多いのでリモートワークには移行しませんでした。

社員がコミュニケーションをとりながら仕事ができるので、対面での仕事も悪くないのかなと思います。

リモートワークを活用した働きやすさが社会で注目されるようになっていますが、KYSではお子さん持ちの社員のための時短勤務や、リフレッシュ休暇制度(好きなタイミングで6連休がとれる制度)などを設けているため、どんな方でも仕事とプライベートにメリハリを付けて働ける会社です。

3)コロナ禍にたくさんの飲食店が閉店してしまったことなどを考えると、そこに繋がる業界である業務用厨房用品業界は少し不安定な業界なのかなとも思えるのですが、実際どうなのでしょうか?会社の安定のために行っている対策はありますか?

どうしても不安定なイメージを持たれてしまいがちですが、当社の商品のエンドユーザーは飲食店だけでなく、病院、学校、老健施設等景気に左右されない業種は多いです。変わったところですと、警察、海上保安庁や自衛隊の食堂の案件もあります。

また、コロナ禍の対策ではありませんが、ひとつの市場に偏らないためにも海外進出やカタログギフト業界にも力をいれています

3.社風改革について

1)現在社風改革を行っていると聞いたのですが、具体的にどのような面を改革しているのですか?

今、当社はビジネススタイル、社風、働き方等あらゆる面を変えようとしています。

業界3番手の状況を変え、一番手になるためには今のままでは難しいと考えたためです。今伸びている企業は、社員一人ひとりが考え、社員を巻き込んで議論し、ボトムアップで会社の利益になることをする会社です。ですが、社員のマインドを変えないとなかなかそのような会社には変われません。そのため、今取り組んでいるのは、自発的に考え、会社のためになることを提案できる社員のマインドが持てる環境・社風にすることです。

そのため、役職呼びを辞めて「さん」づけ呼びにし社内の風通しを良くしたり、福利厚生や女性活躍を推進する施策を考える若手女性社員だけのチームを作成したり、毎月上長と社員の1on1を行い社員間のコミュニケーションを活発し、個人の課題を明確にして、成長を促すようしています。

インターンシップも社風改革の一環で、社員とインターン生を交流させることで、社員が学生に感化されるのを期待して始めたものです。

2)社風改革に対して社員の方はどのような反応・感想を持っていますか?

もちろん会社が変わることを前向きに捉えて積極的な人もいますが、全員が一斉に変わるとは思っていないので、一人でも多くポジティブに捉えてくれる人が増えたらと思っています。

3)実際に改革した部分でその後効果を感じたポイントはありましたか?

積極的に意見を上げたり、プロジェクトチームで会社を変えようとする動きは少し出始めたと思います。また、フリースペースをオフィスの真ん中に設けたのですが、積極的に社員同士でコミュニケーションをとるために使用したりすることが増えました。

ただ、まだまだ役職呼びから「さん」付けに変わっただけで、積極的に経営陣に話しかけたり、提案する人は少なく、もっとコミュニケーションを活発にする必要があると思います。

4)今後はどのような改革が行われる予定ですか?

オフィスの1階、2階と海外のオフィスをオンラインでつなげ、モニターでお互いのオフィスが見えるようにし、会社としての一体感を醸成しようとしています。一階と二階のコミュニケーションがなかなかとれず、お互いどんな仕事をしているのかわからない状態でした。連絡をとる時も社内電話で連絡するだけでした。それをモニターを通して社員同士で様子を確認し合いながらコミュニケーションを活発にしようとしています。

コロナ禍前から提案されていた社風改革が、コロナ禍で人との距離を取らなければならない、コミュニケーションが難しい時代になったことで重要性が高まってより速いスピードで進められるようになったんですね! 老舗としての伝統や長年続けられてきたお客様とのやりとりを守りつつ、時代や社会に合わせた変化も惜しまない岸保産業に、より期待が高まるのではないでしょうか。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


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