「学習する組織」を目指して #アドベントカレンダー24日目

はじめに

Merry Christmas!! みなさん、スパークしてますか?

テックタッチ Advent Calendar 2019 24日目の記事を担当する、ソフトウェアエンジニアの尾崎です。

カレンダー8日目には「プロダクションReadyなRedashを5分で立ち上げるためのCfn template」という記事を書いていますので、ご興味ある方はぜひ。

今回の記事では、「学習する組織」を目指して社内勉強会を定期的に開催してきた経緯や思いを書いていきます。

何をやっているのか

Spark lunchと銘打った社内勉強会を月に1,2回の頻度で開催しています。

その名の通り、社内のスペースに各自がランチを持ち寄って、2,3名の発表者が自身の経験や最近読んだ本などを題材にして、5-20分ほどの発表時間で学びを共有し議論する時間です。

タイムキーパーやスピーカーの調整を行う運営メンバーが私を含めて2名います。

10月からこれまでに5回開催して、以下のようなトピックがありました。

例:

  • Googleのソフトウェアテスト
  • 内発動機付け、コーチング
  • 日本にいながら英語を学び続けるには
  • ティール組織
  • マインドフルネス入門
  • 人を惹き付ける話し方
  • JavaScriptのイベントループ、非同期処理
  • 筋トレでパフォーマンスアップ
  • スタートアップの資金調達事情

「業務に関係なさすぎなければテーマは自由」「ランチを食べながら自由参加」なので、比較的ゆるくやっています。

ちなみにSpark lunchの由来は偉大なるロックバンドの曲名から拝借しています。

新しい何かが俺の中で目覚める © THE YELLOW MONKEY


なぜやっているのか

いろいろと大義名分はあるのですが、ここでは主に私自身の体験に紐づく個人的な想いを2つほど書かせてください。

企業文化の醸成に寄与したい

2018年3月に創業されたテックタッチは、2019年の1年間で従業員5名から約20名の規模にまで拡大しました。

一般的に、スタートアップ創業から約1-2年の期間は、熱量の高い人がどしどし集まってプロダクト開発やビジネスをガシガシ進展させていく、いわゆる「ゴールデンタイム」です。

私はこれまで、経営サイド含めていくつかのスタートアップを経験してきましたが、初期メンバーが社内文化の形成に与える影響は非常に大きいものがあります。もちろん「文化」というと自然発生的に形成されていくケースもありますが、意識的に働きかけることで自分たちの理想とする文化の醸成(ここでは、常に学び続ける姿勢を是とし、全員の成長に喜びを感じる文化)に寄与できるはずです。

優秀なメンバーとの一期一会を楽しみたい

テックタッチ従業員の平均年齢は34才、シード期のスタートアップにしては比較的シニアなメンバーが多く、各人が専門領域への深い知見を持っています。

また、昨今の界隈においては1つの企業に5年在籍していれば古参と呼ばれるように、人材が活発に入れ替わる状況です。

同じ時代、同じ業界、同じ会社にたまたま集まったメンバーが各人の持つ興味や能力を最大限発露させ、お互い切磋琢磨し、セレンディピティが発芽するエキサイティングな環境を作りたいと思っています。

社内の反応

自分自身、過去に同様の取り組みを主導した経験はなく、最初は手探りで始めた取り組みでした。

ランチの時間に自由参加とはいえメンバーの貴重な時間を使っています。Spark lunchを4回開催した後にアンケートを実施して、定性的かつ定量的にこれまでの振り返りを行いました。

結果:

自由参加としていたにも関わら各回とも全社員の8割前後が参加、アンケート結果も概ね好意的なものでした。

実際のアンケートから抜粋:

  • 最近新しく学んだことの共有は、聞く側も話す側も勉強になるため今後も継続して欲しい
  • 新しい知見が得られるので聞いていて楽しい
  • 業務に活かせそうと気づくこと、やりたいと思うことのヒントがあった


振り返り

前向きなメンバー、ちょうどいい規模感

全社員が集まっても20名の規模なので、新しいことを社内で始める障壁はほとんどありませんでした。また、テックタッチのメンバーは何事にも前向きで興味の幅が広い人が多いので、聞き手も活発に議論を交わすことが多く、運営メンバーとして非常にやりやすかったです。

共通言語ができる

部署を超えた会社の中で共通認識、共通の言葉ができるので意思疎通しやすく、ふとした何気ない会話から新しい取り組みが生まれそうな予感がびしびししています。

例:「この前xxxさんが話していた件を実践してみたい」という会話がランチで生まれる

「もしSpark lunchがなかったら」と考えてみると、概念を説明して理解してもらうところから始める必要があるのに対して、低いコストでスムーズなコミュニケーションにつながります。

形骸化せずに継続できるか

今のところスムーズに進んでいるとはいえ、社員が増え回数を重ねると、当初の想いが薄れてしまい、手段が目的化したり勉強会が形骸化したりすることもあるかもしれません。

持ち回り当番制や評価制度に反映する、というような外的な強制はなるべく避けつつ、自発的に興味のある人が自然な形で続けていけるような工夫をしたいと思います。

例えば、今後もアンケートを定期的に実施してよりよい会にしていくための振返りを行うこと、定期的に会の目的や効果について立ち返ること、などが工夫の例として挙げられるでしょう。

分科会や別の形も探っていく

これまでの3ヶ月間で「人と学びを共有する」文化の素地を作る当初の目的はある程度果たせたのではないかと感じています。もちろんSpark lunch自体は継続しつつも、この形が唯一の正解ではないはずです。

実際、この取組みを端緒とし、より深い話題について学ぶ分科会が生まれつつあります。

例:

また、自分自身Spark lunchの運営メンバーとして考えを巡らせている際、「学習プロセス(人が新しいことに興味を持ち身につけるまでの過程)」「議論を深めるためのファシリテーション」など、新たに学びたいテーマが浮かんできました。これらのテーマについて学び、還元し、Spark lunch自体をよりよいものにするGood Cycleを探求していきます。

クリスマスということで少しエモくなってしまいました。

明日はとうとうアドベントカレンダー最終日です!

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