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就活はガクチカより「◯◯◯」が必須

今回の記事は「言語化の重要性」について弊社代表の佐藤にインタビューしました!「学生と接するたびに自分のことすら言語化が出来ていないと感じる。」と話す佐藤。

  • 言語化をする重要性
  • 就活において言語化はどのように役に立つのか?

など赤裸々にインタビューしました!ぜひご覧ください!

言語化について詳しく教えてください。

言語化をしないということは、2歳児と変わらないと思っています。少し大袈裟かもしれませんが、そう思っています。お菓子を買ってもらえないと泣き喚いたり、ご飯が食べたくないと食器ごとひっくり返したり、あんなに可愛い生き物が悪魔と化すのは、言語化ができないからだと思うんですよね。


言葉という道具を使って自分の感情を正しく伝える技術が言語化。
大人として、社会人としてそれほどに大切なスキルを磨いていない人があまりに多いと感じます。

日本人は自分の意見を持っていない。と言われることが多いし、私もそう思っていたのですが、最近、学生たちを見ていると、意見を持っていないのではなく、意見としてアウトプットする技術=言語化ができていないのではないかと思うことが増えました。


なぜそのような学生が多くなったと思いますか?

普段から言語化する習慣がないからです。あまりに自分の内側を言語化として棚卸ししていないんです。

コミュニケーションツールの王様、LINEというものを当たり前に連絡手段として使うようになってから、言語化しない習慣はエスカレートしたような気がしています。

絵文字やスタンプ、省略言葉でコミュニケーションが成立してしまうことに慣れて、正しく自分の感情を伝える機会自体が減ってしまったんですよね。


例えば、採用面談で、喜怒哀楽のエピソードをお願いしても、全く出てこない学生がいたりします。
ないのではなく、言語化してないから話せないのだと判断しています。


就活対策で、ガクチカなどを含め経験値を上げることは意識しても、言語化を意識してる学生は少ない。
フォーマットのようなフレーズを暗記してアウトプットするのもナンセンスで、すぐにバレてしまいます。

「自分について、自分の言葉で話せるようにする」
これこそが最大の就活対策だと思います。いくらガクチカを増やしたとしても、その経験から得たもの、感じたことを、相手の心を動かすように言語化できなければ採用担当の心は動かせません。

人の心は言葉と行動で動く。行動を伝えられない局面では、言語化が全てだと思っています。


仕事というのは、マネジメントでも営業でもマーケでも人の心を動かすことです。
ということは、言葉を適切に扱える=言語化スキルが高い人は、仕事ができるということ、人とお金が集まるということでもあります。

「コミュ力コミュ力!」と誰もが口にしていますが、コミュ力に言語化はマストです。


そもそもうまくコミュニケーションが進まない時に「分かってもらえない!」という人がとても多いことも不思議に思っています。「分かってもらうための努力をしたのか?適切な言語化だったのか?」を自問自答してみて欲しいです。


言語化をする際に意識することを教えてください。


自分のことを話す時に、多くの人が「情報」だけを伝えていますが、理解をしてもらうためには「感情」を一緒に伝えることが必要です。

「情報×感情」かけ算によって、相手の理解は深まります。

例えば、仕事がハードで疲れている時、理解して欲しいとします。

①「仕事が忙しいんだよね、、」
②「仕事が忙しいから、少しそっとしておいてくれたら嬉しい。」

この2つの文章は伝わり方が全然違います。

①の文はただの情報です。感情をセットで伝えていないので、「え!忙しいの、大変!ご飯作りに行こうか!?」のような、自分の望みとは真逆の行動を相手に促してしまいます。

これは、「自分のことを分かって貰えていない」のではなく、「自分の感情を伝えていない」ただそれだけです。


日本の教育によって、感情を出すことを抑え、みんなと同じ行動をすることを義務教育の中で求められてきたわたし達は、感情というもののアウトプットが苦手なことが多いんですよね。
そもそもアウトプットどころか、自分でさえも自分の感情を理解できていないことが多い。


その理由はやはり、言語化をしていないからです。

言語化をしていないという状態は、体調が悪くて病院に行った時に、「どうしました?」と聞かれた際、何も答えられないことと同じことです。言語化が出来ていないと適切な治療も薬も出して貰えません。

「昨日から38度の熱があって、のども痛くて、倦怠感があります。」そう伝えて初めて、検査や治療や薬の処方をしてもらえます。


まず自分の感情を言語化しないことには、処理ができないし、その感情はたまっていきます。
特に負の感情というのは、生ゴミと同じで、然るべき捨て方をすれば腐りません。腐るどころか栄養になることもあります。いつまでもただためておくと腐っていきます。「腐る前に正しく捨てる」が大事です。

自分の感情を言語化する習慣をつけることで、タフに生きていけるようにもなります。人に自分のことを理解してもらえることが増え、人間関係が円滑に回るようになります。また、自己肯定感も上がります。

感情を言語化することは、いわゆるVUCA(先行きが不透明で、予測が困難)の時代を生き抜くために必要不可欠です。

ありがとうございました!!

今回は言語化の重要性について代表にインタビューをしました。今後はコミュニケーションの考え方などもインタビューをしていきたいと思います。次回もぜひよろしくお願いします!

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