こんにちは、株式会社RAYVEN採用担当です。
今回は少し毛色を変えて、RAYVENが大阪・関西万博の「OSAKA TECH DAY」に出展したときの話をお届けします。出展を担当したメンバーへの取材をもとに、その場の空気感や、当日までの慌ただしさを、できるだけそのままお伝えします。
目次
- きっかけは、スタートアップ支援イベントからの招待
- 3週間で、ゼロから作る
- 「営業禁止」が生んだ、リラックスした空気
- オフラインで動くAI。小春が見せた技術的な挑戦
- 来場者との出会い
- 「これはもう未来じゃない」という辛口コメント
- 大阪ガスの"まいどありーな"とのコラボ
- おわりに
きっかけは、スタートアップ支援イベントからの招待
今回の出展は、スタートアップ支援イベントを主催するTEQS様からの声かけがきっかけでした。過去にRAYVENが参加していたピッチイベントでの実績を評価してもらい、「OSAKA TECH DAY」への出展にご招待いただきました。
会場は、テントエリア内に割り当てられた1区画のテーブル。ここから慌ただしい準備期間が始まります。
大荷物を運ぶ(笑)
3週間で、ゼロから作る
「展示やります、から、展示する内容を考え始めるまで3週間だった」
出展を担当したCTO英寿は、当日までのスケジュールをそう振り返ります。Tumiki を万博における展示用のカスマイズバージョンにするために、ハードウェアの調達からソフトウェアの準備まで、すべてがこの短期間の中で進みました。展示で使う映像も、3週間前くらいから作り始めました。
「ハッカソンみたいな緊迫感でしたね」という言葉どおり、短期間で一気に作り上げる過程は、RAYVENらしい身軽さが試される場面でもありました。
「営業禁止」が生んだ、リラックスした空気
今回のイベントには、ひとつ大きな制約がありました。ブースでの営業・セールストークが禁止されていたことです。その代わりに求められていたのは、AI技術を使った未来体験の提供と、技術そのものの紹介でした。
サービスや未来について話すこと自体がこのイベントの"お祭り"であり、自分たち自身も楽しむことを求められている感覚がありました。
ブースでのお客様対応を担当した奥村も、無邪気にものを展示して、いろんな人が見に来てくれる。ビジネスライクなIVSと比べても、ずっとカジュアルさを感じたとのこと。
オフラインで動くAI。小春が見せた技術的な挑戦
展示の中心になったのは、個人向けAIアバター「小春(coharu)」でした。
店舗でAIアバターが会話しながら接客し、購入までサポートしてくれる。そんな未来の一場面を、動画とデモの両方で紹介しました。
来場者がcoharuに質問すると、必要な情報を調べて回答し、レポートまで生成してくれる。ここまでは動画で見せる部分ですが、実際の体験デモではもう一段階、技術的なハードルがありました。会場のネットワーク環境が不安定で、インターネット接続に依存したデモができなかったのです。
そこで、PC内でローカルLLMを稼働させ、オフラインの状態でもAIがデータにアクセスし、その場で質問に回答できる環境を作り込みました。ネットが遮断された状態でもTumikiのデモを成立させる必要があったためです。
このローカル環境の設計と実装を担当したのが奥村でした。「オンプレでいろいろやることに興味があった」という奥村にとって、実際にフィールドとして動かしてみる経験は、設計から実装、設営までを一貫して担当できた、面白い挑戦だったといいます。
来場者との出会い
ブースには、想像以上に幅広い層の来場者が訪れました。日本語がわからない海外からの来場者、パビリオンへ向かう通り道でふらっと立ち寄る人、名刺交換をしていく日本人まで。中には通訳を介して会話した来場者もいたそうです。
印象的だったのは、AIガバナンスに強い関心を持つアジア系のビジネス関係者との出会いでした。日本の技術に興味を持ってもらえたこと自体が、出展の手応えにつながったといいます。
「これはもう未来じゃない」という辛口コメント
すべてが好意的な反応だったわけではありません。ある日本人女性の来場者からは、こんな辛口のコメントをもらったそうです。
「せっかくの万博なら、もっと未来を見せてほしい」
ブースで紹介していたAIアバターについて、彼女はこう続けたといいます。「私でもこれが来るのはわかる」。つまり、想定の範囲内のものであり、驚きを与えるほどの"未来"にはなっていない、という指摘です。
このコメントから伝わってくるのは、大阪・関西万博という場に来場者が期待している基準の高さでした。技術としては最先端でも、万博という舞台に立ったときに、どれだけの驚きを提供できるか。出展メンバーにとって、率直で建設的な気づきを与えてくれる声だったといいます。
大阪ガスの"まいどありーな"とのコラボ
会場では、他社ブースとの思いがけない交流もありました。隣接していたのが、大阪ガスの企業VTuber「まいどありーな」のブースです。ARスタートアップの技術を使った記念撮影企画に、奥村と佳宏も実際に参加しました。
画面の中のキャラクターと自分たちが重なってしまう場面もあり、「ちょっと照れくさかった」というのが二人の共通した感想です。ブースを超えた、こうした偶発的な交流も、万博という場ならではの経験でした。
ブースでは、来場者参加型のアンケートも実施しました。「あなたにとってAIとは何か」を、パートナーか、仕事道具か、といった選択肢からシールを貼って答えてもらう形式です。結果として見えてきたのは、特に女性の来場者の中に、AIをすでに人生の相談相手として活用している人が多いという傾向でした。想定していなかった発見だったといいます。
大阪ガスの企業vtuber まいどありーな 大阪ガス
おわりに
設営を終え、ぶっつけ本番で動作確認をしたときの安堵感。開始前の、まだ誰もいない会場の静けさ。そんな時間を経て始まった数日間は、二人にとって「お祭り」であり、同時に「かなり本気で挑んだ技術的な挑戦の場」でもありました。
短期間で形にする瞬発力と、ネットワークが使えない環境でも技術を成立させる実装力。RAYVENが大切にしている「少人数で、顧客課題から本番運用まで担う」という姿勢は、こうした社外のイベントの場でも変わらず発揮されていたように思います。
株式会社RAYVENでは一緒に働く仲間を募集しています。
本記事は取材メモとミーティング要約をもとに構成した社内ドラフトです。写真は別途挿入してください。固有名詞(TEQS、OSAKA TECH DAY、小春/coharuの表記、まいどありーな等)は公開前に正式表記をご確認ください。