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大手ゲームメーカー→秋田でCG制作プロダクションを設立。CEO立花の起業までの約10年間<経営者インタビュー前編>

こんにちは。シーズクラフトの採用広報担当です。

私たちシーズクラフトは設立してちょうど10年のCGの制作プロダクションです。そしてこれからコーポレートビジョンの変更新規事業の立上げなど、創業以来最大の変革期を迎えます。その様子をできる限りリアルタイムに赤裸々に発信をして、その変革期を一緒に楽しんでいただける「仲間集め」をしていくことに決めました。
第一弾の今回は、まずはシーズクラフトを知っていただくためにシーズクラフト設立までの経緯を知っていただくstoryを作りました。

ぜひご覧ください!

なんでそもそもCGの世界に入りたいと思ったんですか?

一言で言えば、褒められるのが好きだからです。
子供のころは、いろんなものがダメでしたが、絵だけはずっと褒めてもらえていたので、絵で食べていけないかって思いました。でも、画家になれる気はしませんでした。
映画鑑賞が好きだったので何か映画や映像に関わる仕事、例えば撮影なんかはどうだろうって思ったこともありました。やってみたいなって。たくさんの人を集めること、脚本書くこと、実際に関わるであろう仕事を想像してみると、ちょっと面倒くさいかもなって思ってしまいまして…(笑)。
それでたどり着いたのがCGでした。兄がCGをやっていて。「あれ、CGだったら自分が思い描くものが好きなように作成でき、何でもできるかも」って。
私はもともと色使いが好きでしたし、得意でした。CGでの表現は普通に絵を描く以上に色彩がすごくキレイに見える部分もあって、みんなが褒めてくれるというか、すごく喜んでくれたのでCGの道を進もうと決めました。大学に入った頃の話ですね。

-褒められるのが好きというお話ですが、自分の承認欲求に目覚めた瞬間はありましたか?

承認欲求というか怒られるのが嫌なだけなんです。怒られるとダメージを受けすぎて長時間復活できないという…(笑)。何故か怒られることに耐性がないんです。なるべく怒られないようにしていました。褒められたほうが面白いですし。
小学校の頃、人にモノを教えるのが好きでした。誰かに求めてもらえて、それに応えられたらっていう感じです。承認欲求なのかは微妙ですけど。
人に教える面白さに気が付いた結果、教えることに一生懸命になりすぎて、自分の勉強をおざなりにしてしまい、猛烈にテストの点数を落としてしまったことがありました。親にもすごく怒られました。実はこの頃の原体験が今の自分の価値観に強く影響しています。
この出来事で、自分自身が必要十分な状態を維持できて初めて、人に与え続けることができるということを学びました。なので私は、考え方のベースとしてまず自分が来ます。ただ、自分だけが幸せになりたいわけではありません。
今、企業理念や事業戦略を再構築しています。本当に色々なことを考え、色々な人と話をします。こうしたプロセスの中で、誰かのために何かをしたい。誰かの幸せのために、まずは自分が幸せにならなければいけない。そんな思いを再確認することができました。まずは自分や自分達が実入りを確保して、その上でみんなに提供していくことが、ビジネスという視点でも大切だと感じます。

映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」※一部VFXを担当

-立花さんは新卒でセガ・エンタープライゼスに入社しています。もともと好きなゲームがあったからとかですか?

いや、それがないんですよね。
通っていた大学にセガの皆さんが説明会をしに来てくださって。その説明会は必要書類を提出すれば、そのまま面接をしてもらえる形式でした。私も書類を出したんですが、その日バイトだったので、説明会に参加せず帰ってしまったんです(笑)。そしたら後日、面接来てくださいってご連絡をいただくことができて。何回か面接に参加して、「合格しました。今すぐ決めてください。」って連絡が来て、「なら入ります。」っていう(笑)。
もともと映像をやりたかったので、映像プロダクションを受けていたりしたのですが。ただ、ゲームメーカーに入社して上から俯瞰して見ることができたらおもしろいかなとも思えたことも、セガへの入社を決意した決め手の一つですね。1999年でした。
入社してから、モーション、オーサリングデザイナーとして「シェンムー」 「シェンムー2」 の開発に携わりました。
セガから転職したDAGはいわゆるCG制作のプロダクションです。友達がDAGの創業者の友達で、「誰かいい人いないの?」「いい奴いるよ。」みたいな流れで僕を紹介してくれて。DAGではCGディレクターとしてゲーム、映画、TV、遊技機などに携わることができて。ACCを受賞することもできました。入社した時は、社長と2人だったのですが、今は200人くらいの会社に成長しています。

NHK『チコちゃんに叱られる!』※CG制作協力

-確かその後に独立されてますよね?

はい。DAGで一緒に仕事をしてきたプロデューサーとデジタルコンパスという会社を作りました。
理由は秋田で働きたかったからです。唐突なんですが、妻が秋田出身で結婚する時に、将来秋田に住むことを約束していました。
実はDAGでもひとり秋田支社を作らせてもらって。ひとりで開発をしていました(笑)。開発機材持ってきて、自分でテストして、東京に指示出してやっていましたね。3年くらい行かせていただいていたのですが、どうしても東京に戻らなければならくなってしまい。
さらに立ち上げたデジタルコンパスで秋田支社を作る話がなくなってしまったので、自分で会社を作って秋田で働こうと決めました。それで立ち上げたのがシーズクラフトです。

-ちなみ秋田で働く意思決定で、奥様以外の理由は全くなかったのですか?

秋田というか地方でやるべきだなとは思っていました。東京に人が集まりすぎていることってどうなんだろうと。別にデジタルで仕事をしている僕らが東京にいる必要はないのかなという考えです。その頃は東京から地方という流れがあまりありませんでした。今ではもう普通の話ですし、コロナ禍の影響でそのトレンドが加速していますよね。

-秋田で起業して、思ってたことと違ったなーって思うことはありましたか?

これは非常に感じました。
創業してすぐ大きな仕事をいただけて、立ち上がりは順調でした。順調に人員も拡大させることができました。東北6県に支社を作るつもりでしたし(笑)。
ただ、紆余曲折があって、今では東京オフィスが会社の中心になってます。東京の仕事が100%なのに、秋田だけでやることにすごく難しさを感じます。
あとは、起業直前に東日本大震災があったり、一度会社が潰れてしまいそうになったり、本当に10年間色色々なことがあって、現在に至っていますね。

ということで、一旦シーズクラフトが設立されるまでのストーリーをまとめさせていただきました。
設立から現在、そしてこれから何をしていくのかは後編で!
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