【対談】採用総責任者 × 若手マネージャー対談(3) 最終回「創業から1年、組織の変化と未来の姿」

Dirbato創業から1年。組織の成長を牽引してきた採用総責任者(創業メンバー)と、プロジェクトの現場で活躍しながら初期から組織の変化を見てきた若手マネージャーによる対談記事をお送りします。シリーズ最終回となる第3弾は会社の未来について。(取材日: 2019年10月末日)

第一弾の記事:採用総責任者 × 若手マネージャー対談(1) 「創業から1年、組織の変化と未来の姿」
第二弾の記事:採用総責任者 × 若手マネージャー対談(2) 「創業から1年、組織の変化と未来の姿」
菅波さんから将来についての話が出ましたが、おふたりが考える「こんな会社にしたい」「こんなことをやりたい」という気持ちを聞かせてください。

紺野)抽象的な話からはじめると「ワクワクする仕事」ができる環境にしたいな、と思っています。それは自分だけが楽しんでる状態じゃなくて、チーム全体で楽しんでいる、そしてお客様も楽しんでいる、というのが理想。これは自分の核でもある価値観かな。ワクワクしていないと退屈で憂鬱でテンションがあがらない。

それと「フロー状態」を味わいたいんですよね。「フロー」って心理学の言葉なんだけど。これはプログラミングの経験者だと体験した人も多いと思います。一日中席に座って画面を見ながらコードを書いていても苦にならないし、どんどん書けていくのが楽しい。そういう仕事に夢中な状態。ワクワクできる仕事だとそういう状態に自分を持っていきやすい。

菅波)具体的にはどんなことにワクワクを感じますか?

紺野)やっぱり新しい技術やサービスを導入して、お客様のビジネスが劇的に変わる仕事はワクワクするよね。だから、知識レベルだけでもITの動向は追うようにしてますね。面白そうなものがあったら「このサービスを○○の領域で活用したらどう業務の世界が変わるかな?」という想像をする。そういうのが提案に繋がったり、テクノロジーに対する理解を深めるきっかけになったりするので。特に自分が得意としている生命保険 x IT領域は、まだまだテクノロジーによって変わっていく余地が残っているのでやりがいを感じる部分かな。

菅波さんはいかがですか?

菅波)僕も抽象的なレベルから話すと、会社をどうやったら面白くできるのか、どうやったら良い人材を集められるのかを日々模索している途中です。そのために今最も頭を使っているのは、Dirbatoの企業文化をどう作り上げていくか。

社員は120名を超えましたが(取材時)、Dirbatoらしいカルチャーはまだまだ希薄……というか、カルチャーが全然出来上がっていない。創業から1年経ってなんとか会社として歩ける状態になった。でも、これからの「第2創業期」にどれだけ魅力的な文化が作れるかが、強い組織・良い会社を作るための鍵なのかな、と。

現時点でも、全社員が「日本のITエンジニアやコンサルタントの地位をあげたい」、つまりは自分たちの価値をあげたい、という気持ちにはなっている。だからこそ、前職を辞めてこの会社に飛び込んできている訳です。みんな意識が高い(笑)。

その状態からもう一歩、二歩踏み込んで「どうやって地位をあげるんだっけ」、「どういう貢献をしていく必要があるんだっけ」という問いかけをして欲しいです。要するに、当社のミッション(「テクノロジーで世界に喜びを。」)と、ビジョン(「日本から世界中に幸せなディスラプショングルーヴを起こす」)を確認して欲しいのですが、HR側からも掲げたミッションとビジョンを腹落ちさせるための仕掛けを作っていく必要もあります。

紺野)企業カルチャーをイチから作っていくってなかなか経験できないよね。せっかくだから良いカルチャー、イケてるカルチャーを作りたい、と自分も思う。

菅波)そうですね。特に多様性を広げていくことはHRとしてもチャレンジしていきたい領域です。「コンサル」という業態は割と男性社会で、男性メンバーの比率が高くなりがちですが、その伝統的なものを壊しにいったところ新しい可能性が広がっているのでは、とは泰英さん(※当社代表)ともよく話しています。ただ、多様性があるから組織がバラバラで個人が好き勝手やっている会社ではなく、あくまでビジョンやミッションの下で繋がって仕事をしている状態を目指したいな、と。

紺野)均質性から多様性って、世の中的には自然の流れではあるよね。話が大きくなるようだけれど、これまでの日本の会社って、男性社会でみんな日本語で仕事をするのを自明視しすぎちゃってるし、女性活躍とかグローバル化とか言っても、意識の底ではその古い常識がどこかに残ってしまっている気がする。

菅波さんの話を聞いていて、最近聞いた「シンパシー(sympathy)」と「エンパシー(empathy)」の違いについて思い出したよ。どちらも日本語だと「共感」って訳されてて違いが分かりにくいんだけど、調べてみると「sympathy」の「sym-」は「同じこと」を表す接頭辞なんだよね。つまり、均質性のなかで生まれる共感なのかな、と。それは昔の日本の会社っぽい。頑張らなくても繋がってしまうし、仲良くなれる。

それに対して接頭辞の「em-」は「入っていく」みたいな意味を表していて、自分の心が動くことで他人に共感していく、という行為的な意味合いがあるのかな、と。そこには、自分と相手は違う存在だけど、その違いを乗り越えて共感していくイメージを持っている。多様性のあるメンバーが上手く組織として働くには、このエンパシーが必要なんじゃないか、って思う。

菅波)急に頭が良さそうなことを言い始めましたね……(笑)。その話をHRの仕事につなげるなら、なにかきっかけや理由がないとエンパシーも生まれにくいと思うんです。それぞれ違った色んな人材の間にエンパシーを生んでいくための媒介みたいなものを今後提供していければ良いのかな、と。ビジョンやミッションもそのひとつの材料というか。

話をもう少し具体的なところに戻させてください(笑)。Dirbatoは創業時より新規事業開発をやると宣言していますが、そちらについてはいかがですか?

紺野)今動いているプロジェクトにも関わっているところですが、将来的には自分で考えたことをやりたいな、と思っています。自分のように30代半ばになってくると「会社の中でなにをやらせてもらえるのか」よりも「会社という仕組み・システムを使って自分はなにをやるのか」という働き方に変わっていく時期なのかな、と。新規事業への取り組みは自分の中でその変化とも繋がっています。

今、高校の同級生が地元の福島県でWebマーケティングの会社を立ち上げているんですが、それに触発されて、地元に関わる仕事をやってみたい気持ちがあります。それも東京にいながら地方でビジネスするのではない形で。「東京にいながら地方の仕事をしていてもそれは、地方からお金を吸い上げるだけだ」と考えていて。地方で稼いだお金、あるいは大都市で稼いだお金を地元で消費するような地元が潤うビジネスに挑戦してみたいな……と。まだ思っているだけで、家族にも相談していない話を今してみましたが……。

年齢のせいかそういう風に自分のルーツを大事にしたいという気持ちが出てきましたね。自分がこれまでに在籍していた保険関係の会社には自分を育ててくれた人がいるので、彼らに恩返しするような仕事をやっていきたいとも思っています。これについては新規事業じゃなくても良いんですが。

菅波)僕は月でゴルフがしたいな、と。

紺野)……? それは菅波さんが月に行きたいってこと?

菅波)もちろん、それもあるんですが「月でゴルフ」ってすでにアポロ計画のなかで実績があるんですよ。だから僕がこれから月に行ってゴルフをしても歴史的にはなんの価値もない。僕が考えているのは「誰もが月でゴルフができる環境を作る事業」です。実現するためにはロケットも準備しなきゃいけないし、膨大なコネクションが必要になってくるはずです。Dirbatoの事業を拡大していく中で月に繋がるコネクションを作っていきたいな、と。

あとは5年以内にPGAツアーを開催できる会社にしたい。こないだ別な会社に「日本初」をやられてしまいすごく悔しいので、5年でそこまでいきたい、と。それでリッキー・ファウラーとプレイしたい(笑)。

また話が壮大になってきましたが……(笑)。では、最後に菅波さんからDirbatoのもう少し近い将来の動きについてお聞かせ願えれば。

菅波)11月からは2021年卒の新卒採用に向けてセミナーやイベントなどを開いていく予定です。そこでDirbatoについて外部に発信していくきっかけを作っていければと思っていますね。あとは来年(2020年)にはオフィス移転も計画しています。普段現場に出ているコンサルタントやエンジニアが戻ってきたくなるような居心地がいいオフィスを作りたいな、と思っています。

紺野さん、菅波さん、本日はありがとうございました!
第一弾の記事:採用総責任者 × 若手マネージャー対談(1) 「創業から1年、組織の変化と未来の姿」
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