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管理部長としてIPOを経験した情シスの専門家が語るDXERでの仕事のリアル

東 光一(あずま こういち)


国際基督教大学卒業後、新卒で東日本電信電話株式会社を経て株式会社シンメトリックに入社しプログラマ・PMとしてモバイル向けの開発に従事。その後水原会計事務所に入所し、税理士補助として主に中小企業の決算業務などを担当。

2016年にクックビズ株式会社に参画し、管理部長、開発部長を歴任し、2020年より同社執行役員として開発部門・マーケティング部門を管掌。2022年8月より業務委託としてDXERに参画し、バックオフィス業務からクライアントワークまで幅広く担当。

Web2.0の時代をエンジニアとして過ごす

東さんのキャリアの前半はエンジニアだったのですね

新卒ではNTT東日本に入社したのですが、当時はWeb2.0と言われていた時期で自分もベンチャーでチャレンジしたいと思い、声をかけていただいたシンメトリックに転職してエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。

当時は今と違ってガラケーがメインでしたが、JavaやPHPなどを使ってモバイル向けのSI案件や、自社製品開発をしていましたね。

ガラケーはPCやスマホと違って画面が狭いため、実現できるUIやUXが限られていたのですが、シンメトリックはその制限の中で、使いやすいものを作るということに強みを持っていて、面白さを感じていましたし、自社の強みを活かして勝負するという経営には感銘を受けて、今でも自分の仕事観に影響を与えていると思います。

会計事務所で身につけた「財務」の知見はその後の管理系キャリアで大いに役立つ

エンジニアでありながら、会計事務所にご転職されたのはなぜでしょう?

大前研一さんもビジネスマンの必須スキルとして「英語」「IT」「財務」を提唱されていますよね。

これには非常に共感していて、シンメトリックでエンジニアとしてITのスキルは身につけましたし、英語は大学がICU(国際基督教大学)ということもあって元々ある程度使えていました。

そこで財務のスキルを身につけようと考え、会計事務所に入所して会計の実務経験を積みました。振り返るとこの時身につけた会計の知識とスキルは後のコーポレートのキャリアで非常に役立っています。

管理部門でIPOを経験し、執行役員としてコーポレートを管掌

34歳でクックビズに転職をしてIPOも経験しましたが、例えば監査をするにしても、会計上でどんな処理になっているのか理解している必要があったりします。

特にベンチャー企業だとコーポレートは一人で幅広い範囲を担当しないといけないことも多いので、経理・財務〜コーポレートITまで幅広く専門的な知識を持っている方がいると心強いですね。

そうですね、実際にクックビズでは100人を超えるにもかかわらず、情シスというポジション自体もなかったので、最初の頃は、情シスは一人で担当していました。後に、増員で一人増えたときに、教育もしてました

情シス領域の専門家として顧客企業に伴走

DXERではどんなことをやっているのですか?

DXERは企業に伴走型の情シス支援サービスを提供しているのですが、現在は入社時のキッティングであったり、入社時の各種アカウント発行や、退社時の初期化のような一連の提携業務を請け負う「サービスデスク」や、お客さんからのITに関する問い合わせに回答してトラブルシューティングする「ヘルプデスク」という業務に携わっています。

サービスデスクとヘルプデスクには何名体制で取り組まれているのですか?

現在は正社員2名、アルバイト1名、自分を含む業務委託が3名の6名体制で取り組んでいます。ヘルプデスクの業務は非定型で情シスの勘所がないとなかなか難しいものも多く、現在は私がメインで担当しています。

リモート環境でPCの問題を特定するのは難しい

ヘルプデスク業務の難しさはどんなところでしょう?

一つはリモート環境でお客さんの問題を解決しないといけないことですね。物理的にトラブルが起きているパソコンの画面を見ることができればすぐに何が問題になっているか分かることでも、質問を通じて問題の切り分けをしながら原因を特定していかなくてはいけません。

例えば「PCのカメラが映りません」という問い合わせがあったとして、殆どの場合はOSやブラウザの設定が原因のことが多いのですが、先日はカメラにシャッターがあるタイプのWindows機を使っているお客さんで、シャッターが物理的に閉じていたことが原因でした。

一つ一つの問題は簡単なものですが、私たちは情シスのプロとして契約していただいていますので、多様な問題に対しても迅速に解決することが求められると思っており、問題の解決ができる引き出しが必要ですよね。

テクノロジーの活用が成長のカギを握る

それではDXERで働くには情シスの経験が必須なのでしょうか?

情シスの経験があることが望ましいですが、キャッチアップできる部分でもあると思います。実際代表の向井は情シス未経験ですしね。

最近はChat GPTが登場したことで、多くの情シスに関する問題はChat GPTで解決できるようにもなってきたと思います。

PCに関する知見は情報として蓄積されていますし、Chat GPTは情報を網羅的に列挙したりまとめることが得意なので、情シスとの相性はとても良いです。

小さな組織なので、自然と助け合える組織を目指したい

東さんとしてはどんな方と一緒に働きたいですか?

ヘルプデスクは相手のお客さんの性格であったり置かれている状況が全くわからない状態で質問に答えてトラブルシューティングをしなくてはいけませんので、協調性があって対人関係が苦にならない方ですかね。

まだ小さな会社ですし、「ここから先は◯◯さんの仕事なので」といように業務の線引をせず、自然と助け合えるようにしたいです。

また、たとえ役職者であってもこのフェイズでは自分自身も手を動かす必要があると思いますので、柔軟性があって実行力がある方と一緒に働きたいです。

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