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全国No.1シェアサービスのデータサイエンティストは、最も本質を見極める人だった⁉その秘訣を探ります!

こんにちは!

OpenStreetインターン生の河野です。今回は2021年度のOSアワード受賞者にお話を聞きました!

OSアワードとは、「OpenStreetらしさ」として定義している5項目それぞれについて、この人だ!と思う社員に投票し、最も得票数が多かった方を表彰し景品が贈られるという、大盛り上がり間違いなしの年末のイベントです!
その5つの項目のうち、昨年末に「最も本質を見極めて行動した人」第1位に選ばれたのが、マーケティング統括データサイエンティストの山田さん。受賞した秘訣や、現在の業務について聞いてみました!

山田さんの前職の経験やデータサイエンティストとしてのやりがいについては以前のインタビューでお話を伺っております!

こちらもぜひご覧ください!

データサイエンティストに聞く、OpenStreetの仕事の面白さやその可能性とは。 | OpenStreet株式会社
黒杉 データサイエンティストとしてOpenStreetを支えてくださっているおふたりですが、学生時代はどんな勉強をされてきましたか? 久冨 私の場合、大学では数学を専攻しており主に代数やグラフ理論をテーマにしていました。実社会には直接結びつかないテーマも多い学問ですが、掘り下げていくなかで、のめり込むような面白さがありましたね。 ...
https://www.wantedly.com/companies/company_4571394/post_articles/281641


ーー山田さん、OSアワード2021「もっとも本質を見極めて行動していた人」部門1位、おめでとうございます!

予期していなかったのでとても驚きましたが、社内の人からそのような評価を受けるのは大変光栄です。

ーーご自身では受賞された理由について、どのようにお考えになりましたか?

データサイエンス課をもっと強いデータ分析チームにしたいとの想いでやってきたので、その取組がこのような形で評価されたのかと思います。

「なぜ?」を普段から意識する

ーー普段から最新の情報を社内で共有されたり、面白いデータや鋭い仮説を立てたりと観察力が鋭いという話を社員さんから伺いました。そうした観察力はどこから生まれるのでしょうか?

新卒では、航空会社に勤務し整備の仕事をしていたのですが、そこで洞察力や観察力を鍛えられました。 「ただ修理するのではなく、なぜその箇所が壊れたのか、同じ箇所が壊れないためにどのような処置を行うべきなのか」という観点で対応しないと、整備士の先輩からツッコミがきます。 誰も文句言えないくらいの、不具合が再発しないようなしっかりした仕事をしようと意識して働いてました。 それでも全く手が届かないくらいレベルの高い整備の方はたくさんいました。 そういった現場で働けたことで、仕事でのあたりまえのレベルが引き上げられましたし、 この時期の経験が体に染み付いていて今でも私の糧になっています。

ーー入社前での経験が今のOpenStreetでの業務に繋がっているのでしょうか?

そうですね。前職では、企業のデータを扱う会社でデータサイエンティストとして働きました。 そこでは、ビックデータと呼ばれる大量のデータを扱うことを学びました。同僚は同世代が多く、博士号を持っているメンバーもおり、とても刺激的でした。 また、ネットワーク分析やデータの可視化など専門的な領域にも取り組めたことで、専門分野の知識や経験を積むことができました。

ーーデータサイエンスの業務だけでなく、イベントやデータサイエンスのリーダーとしてまとめる機会も多い山田さんですが、その際に心がけていることや苦労したエピソードがありましたら教えていただきたいです!

直近では2022年1月に開催されたMaaS EXPO という展示会を行いました。 会社の各部署と連携して、シェアサイクルだけでなく、シェアスクーターやシェア小型EVなどを展示しOpenStreetという会社を知ってもらえるようがんばりました。 展示会に来てくれた方の中には、全く知らない方もいれば、いつも利用していますと声をかけてくださる方もいました。 フロントに立ってお客様の声を聞けたことも貴重な経験でしたし、HELLO CYCLINGを運営したいとおっしゃってくださる企業様も多くいました。 そのような経験からもOpenStreetが社会から必要とされる会社なんだなということが実感できました。

ーーより本質を見極めたいと思っている方に何かアドバイスがありましたらお願いします!

「なぜ」というのを問いかけることが大事かと思います。 トヨタ元副社長の大野耐一氏の著書『トヨタ生産方式』では、『なぜ?」を5回繰り返せば、本質的な原因がわかる、と紹介されています。これは、もともとはトヨタの工場監査に用いられていた手法で、今では広く「なぜなぜ分析」と言われるものです。 実際にやってみると「なぜ」を繰り返し問いかけることは地味でつらい作業です。 最終的なデータがあっているからOKと済ませるのではなく、なぜこのデータを使ったのか?なぜこのモデルを使ったのか? 可視化してみて、違和感はないか?なぜこのような分布になっているのか? 他の自治体の利用実績で分析してもこのような結果なのか?他の自治体でも再現性はあるのか? など確認するポイントはたくさんあります。 そういった地味な作業を繰り返すことで、本質に近づいていけるのかと思います。

この1年でOpenStreetデータサイエンス課の「できること」が大きく広がった

ーー前回のインタビューでは、仕事のやりがいについて、「データが自治体や事業提携している企業などの意思決定に活用されたり、頑張って分析したことで良い結果が出た時」と答えていらっしゃいます。1年経った今、仕事のやりがいに変化はありますでしょうか?

社内メンバーや自治体の担当者には、モビリティのデータの価値が伝わってきているなと感じる場面が増えてきました。 今後は一般の人にもOpenStreetのもつデータの価値を知ってもらうよう発信したいと考えてます。 そのための一つのアウトプットが「HELLO CYCLING モビリティ×データ分析ノート」というブログ(note)です。 地震発生時のシェアサイクルの使われ方や、シェアサイクルを用いた交通負荷分散実証実験レポートなど、いろいろな切り口でnoteを書いていますので、ぜひフォローお願いします。


HELLO CYCLING モビリティ×データ分析ノート|note
シェアサイクリングサービス「HELLO CYCLING」や「HELLO SCOOTER」「BLUU」を運営するOpenStreet株式会社のデータサイエンスチームです。モビリティ×データの切口で様々な情報を発信します! https://www.openstreet.co.jp/
https://note.com/openstreet


ーーまた前回のインタビューより、ユーザーやOpenStreetの事業がさらに拡大していると思います。この1年で大変だったことや印象に残った業務はありましたでしょうか?

データチームにも新しいメンバーが入ってきて、できることが大きく広がったのが印象的でした。 またエンジニアチームのおかげで仕組み上取得できるデータも増えてきました。 できることが大きく広がった一年でした。

OpenStreetらしさは「自ら考え、提案し、実行までやりきる」

ーー山田さんにとってOpenStreetらしさとは何だと思いますか?どのような時に感じますか?

自ら考えて、自ら提案をして、自ら実行まで行う。(もちろん周りの人の協力は仰ぎますが。)やりたい思った人が、最後までやりきる。 というのがOpenStreetらしさだと思います。私はそういう環境が好きですし、誰かがやってくれるだろうと他人事とはせず、「最後までやりきるには何がネックになるか」と考えるくせがつくと思います。

ーーお話を聞いていると、前回のインタビューで掲げていた「データチームをもっと大きく強靭な組織に創り上げる」「自らのデータを発信していく」という2つの夢が達成されつつあるように感じますね!

データ分析に関しては、まだまだやりたいことがたくさんあります!ぜひ興味のある方の応募をお待ちしています。継続してnoteやイベントに登壇し情報発信をして、分析の面白さを伝えていきたいと考えています。

OpenStreetには自らの熱い想い次第でデータを分析できる環境がある

ーーこれからどんどん事業を拡大していくOpenStreetですが、山田さんとしてはどんな方に入ってきてほしいとお考えですか?

モビリティ(乗り物)が大好きな人に入ってほしいです。最近、「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」という番組をよく見るのですが、「好きこそ物の上手なれ」という言葉の意味がわかってきます。 出演している博士ちゃんは小中学生ですが、大人顔負けの専門知識を持ち合わせています。好奇心は大事なことだと感じますね。 データ分析についても同じで、モビリティ(乗り物)のデータ分析も、こういう利用をされているんじゃないかな?こういう用途で使っているんじゃないかな?と想像していろいろな仮説を立てながら、データを見ていきます。 この作業もモビリティが好きで、人間に興味があるから、なせる技だと感じます。

ーー最後にこの記事を読んでくださった方にメッセージをお願いいたします!

OpenStreet データサイエンス課では、あなたの熱い想い次第でデータ・ツールなど分析できる環境が用意されています。 データ分析において、まだまだやりたい分析がたくさんあるので、各方面からさまざまな専門領域のデータサイエンティスト・データエンジニアの方をお待ちしております。

【編集後記】
山田さん、ありがとうございました!
「本質を見極めて行動する」ための普段からの意識が大変勉強になりました。これからデータ分析の幅がさらに広がり、OpenStreetの事業にどう貢献されていくのか、私もワクワクしました!やりたい分析がある方、モビリティが好きな方はぜひ、「話を聞きに行きたい」をクリックしてみてください!


(プロフィール)
■インタビュイー
山田 慧史
2020年2月入社
マーケティング統括
カスタマーエクスペリエンス企画部
データサイエンス課

■インタビュアー
河野 葉月
2021年7月入社
インターン

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