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【CEOインタビュー】上場企業の役員を経てスタートアップを起業!どちらも経験したからこそ言える、「スタートアップで働く」とは?

こんにちは!株式会社LOOV の採用担当です。

本日はLOOVの代表を務め、前職は上場企業の役員でもあった内田さんに「スタートアップで働くとは?」「組織としてのLOOVのあり方とは?」といった質問を投げかけてみました。

スタートアップに興味がある方や、今営業職をされていて将来のキャリアに悩んでいる方にとって有益なお話となれば幸いです!

<内田 雅人>
新卒にて、B2Bマーケティング支援会社に入社。その後、同社の執行役員、及び子会社の取締役を歴任。2016年には、同社の上場も経験。その後は新規事業開発にも従事し、SaaSプロダクト事業やプラットフォームサービス事業の立上げを0から行う。その後、株式会社LOOVを創業。

LOOVの創業ストーリーはこちらからご覧いただけます。
https://www.wantedly.com/companies/company_4585614/post_articles/510472)


ーー上場企業とスタートアップのどちらも経験されている内田さんから見て、スタートアップで働く面白さはどんなところにありますか?

一番は「個々人」が持てる裁量の大きさだと思います。

組織が既に醸成されている場合は、決められたことを確実にやり切るスキルが重宝されます。一方でスタートアップの場合は、何も決まっていないケースも多いですし、変化のスピードも非常に早いです。優先すべき戦略に適切に着手し、スピーディに最適化を図るスキルが必要であり、個人で意思決定出来る幅がとても広いと思います。加えて経営メンバーとの距離も近いので「経営に近い意思決定」にも関われます。

例えば、あなたが、新規営業において「メインターゲット」や、「提案手法」を大きく変える必要があるのではないかと感じたとします。そんな場合に、上司に社内プレゼンの機会をもらって、社内プレゼン資料を作成して、社内調整を行い、、、と毎回行っていては絶対に事業は立ち上がりません。多くのスタートアップでは「まずは旗振ってやってみて」というシチュエーションが多いと思いますし、当社においてもそうです。

私は、個々人に裁量があるほど「人」は成長すると考えています。

なぜかと言うと、「裁量」には「責任」が伴います。故に、それなりの決意が必要ですし、尻拭いも自分でしなければなりません。自分自身で決められることが多い分楽しいですが、責任も大きい。その両側面があるからこそ個人として成長できるのではと思います。


ーー裁量が大きい分、責任も大きいため、スタートアップは成長できる環境だということですね。スタートアップで働く上で覚悟しておいたほうがよいことはありますか?

もちろん、ジョインする企業にもよりますが目の前の年収が下がり得ることだと思います。あとは自分の入社したスタートアップ自体が消滅する可能性もあること。

創業後5年間で生き残る会社が15%だと言われているように、中々シビアな世界です。
ですが、今の時代、その後の転職先が見つからないなんてことは基本的には無いので、あまり大きな問題ではないと思います。

私は新卒の時から、「目の前の年収を100万円上げる」ことよりも、「数年後の年収が数千万円以上の人材になる」ことに興味がありました。なので、(ちゃんと生活が出来る前提ですが)目の前の月給をあまり気にした事がなく、自分自身が確実に「市場価値の高い人材に昇華出来ているのか」という事を大切にしてきました。そういった側面で言えば、もともとスタートアップ向きの思考だったのかもしれません。当社を含めて、スタートアップで活躍している方々はそういったマインドセットが強い印象があります。

上述の通り、スタートアップでしか経験出来ない事や、スタートアップだからこそ役職者でなくても経営に近い意思決定に関われるという事は多くあります。つまり、お金を貰いながら自分の経験値を高め、レベルアップが出来る最高の環境がスタートアップだと考えています。しかもストック・オプションなどの、一般的なサラリーマンが手に出来ない額の金銭的メリットがある事も事実です。

ちなみに、スタートアップにも様々なステージがあります。これは個人的な意見ですが、ミドル後半以降の会社は上場の準備に入っていたりするので、非スタートアップとの境界線が極めて曖昧だと思います。「多少のリスクを許容して、チャレンジングな環境で自分を磨きたい!」と考えている方は、シード、もしくは、アーリーステージのスタートアップから探してみるのがお勧めだと思います。どんなことに魅力を感じ、ワクワクするのかを掘り下げていくと、自分に合ったステージの会社を見つけられるんじゃないでしょうか。



ーーよく聞く、大企業VSスタートアップのような構造に対してどう思いますか?

「どちらがすごい」という話ではなく、大企業とスタートアップでは格闘技の種類が違うみたいな感じだと考えています。

身に付くスキル、もしくは必要とされるスキルが異なるということです。

多くの場合、大企業の方が「入社する敷居が高い」のは事実だと思います。裏を返せば、高い敷居を超えた優秀な先人たちが、既にビジネススキームを構築してくれているという事になります。大企業では、そのビジネススキームをより効率的に、より生産的に進化させるという事が求められます。一方で、スタートアップの場合は、より限られたリソースの中で、役職に関係なく自らの手でビジネススキームを0から構築しなければならないのです。

前職でも、組織のステージによって、活躍できる人材が異なっていったように思います。例えば、大手企業においては、組織が横に広い分、社内の巻き込み力・事前コンセンサスの調整なども非常に重要なスキルになります。しかし、まだ組織が小規模であるスタートアップでは、そのほとんどが無意味です。どちらかというと、その人自身が、スピーディに的確なアウトプットが出来るか否かというのが大切なポイントになります。

どちらにも共通する点もあります。「チャンス」をどれだけものにできるかというスキルは、組織のステージに関係なく大切だと思います。チャンスを掴める人材には共通項があります。それは、「あいつに任せてみて良いんじゃない?」と多くの他者に思ってもらえているという事です。

僕は前職で、数十名のフェーズを経験した後、最終的には100名以上の組織で役員をやらせていただきましたが、それは結果論でしかなく、偶然の積み重ねだと思っています。しかし、目の前の目標を達成することへのこだわりは非常に強かったですし、個人目標・チーム目標ともにひたすらにコミットしていった結果、「あいつに任せてみて良いんじゃない?」と思って下さる方が多かったのではないでしょうか。

どんな企業でも、どんな職種でも、「目の前の仕事をとにかく一生懸命やること」が何よりも重要なんじゃないかと思っています。当たり前に聞こえますが、案外出来ている人は少ないように感じます。

ーーLOOVで働くメンバーとの関わり方に関するポリシーなどはありますか?

僕は、LOOVと関わりのある全てのメンバーに、「どんな会社で、どんな仕事に就いたとしても活躍できる人材」になってほしいと本気で思っています。なので、そのための支援は全力で行いたいと考えています。IT業界では特にですが、ジョインした会社で定年まで働くなんて、もはや少数派です。LOOVにジョインしてくれたメンバーも遅かれ早かれ、別の環境にチャレンジしていくと思います。その際に、どこでも活躍できる人材になってほしいのです。

もちろん、僕らはまだまだ若い会社なので、事業を伸ばすために必要な仕事は、こなしてもらう必要があります。その上で、「自分が将来どうなっていたいか?」は必ず聞くようにしていて、そこから逆算して今やるべき事に挑戦できる環境づくりのサポートはさせていただきます。

ストレッチ業務にもどんどん挑戦していってほしいですね。


ーー今後、LOOVをどんな組織にしていきたいですか?

最近よく感じることは、近い将来、国内のスタートアップにおける組織づくりの考え方が大きく変化していくと思います。

これまでは正社員メンバーをひたすら増やす事で組織を拡大していく企業がほとんどでしたが、今後は意図的にフリーランスや業務委託、副業の方を巻き込んだ組織づくりがスタンダードになっていくと考えています。

フルコミットのメンバーに関しては、幅広い業務をオペレーション化し、スピーディーな最適化を図れる人材を採用し、「コーディング業務」や「広告運用業務」、「ニッチポジションの採用業務」など専門性の高い分野は業務委託の方などに担って頂くことで組織をスケールさせていくイメージです。

事業フェーズによって必要なスキルは大きく移り変わっていくものなので、LOOVとして根幹を支えるメンバーはフルコミットの少数精鋭チームを組成し、あとはギルド的に、必要に合わせて今頼りたいスキルセットをお持ちの方に携わってもらうと健全な事業成長を実現出来るではないかと感じています。

ーーLOOVにマッチしそうな方はどんな方だと思いますか?

私は、スキルと言うより、マインド面のマッチングがとにかく重要なんじゃないかなと思います。スキルなんて、すぐに向上しますし(笑)

前段でも触れましたが、企業の成長と同時に、個人の成長も目指し、それを楽しめる方であれば、LOOVは居心地の良い会社だと思います。

人生の大部分を占めるのは「仕事をしている時間」です。どうせ、働くしかないのであれば、個人の成長もできて、それを実感できる、さらに、それを楽しめた方が得だと思うんですよね。

僕を含めて役員陣が皆そういう価値観をもったメンバーなので、その価値観に共感してくれる人と働きたいと心から思っていますし、うまくマッチすると思っています。


以上となります。

これからスタートアップに飛び込もうと思っている方、営業としてのキャリアに迷いを感じている方など、キャリアの相談でも構いませんのでカジュアルにお話ししましょう!


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