こんにちは!株式会社GenAi広報担当です。
GenAiで働く「人」を紹介していく連載、『GenAi People』をスタートすることになりました!
AIを扱っている会社ではありますが、中身を作っているのも、届けているのも、やっぱり「人」。この連載では、メンバーが日頃どんなことを考えて仕事に向き合っているのか、等身大の姿をお伝えしていきます。
今回は、COOを務める菅原拓也に、現役インターン生の二人がインタビュー。
「AIが効率化を進める時代だからこそ、人間にしか生み出すことのできない価値とは何か」。
最先端のAI実装を牽引する菅原が出した答えは「他者への想像力」や「血の通った配慮」でした。
大手コンサルを経て創業メンバーへと加わった彼が、なぜ今「人への想像力」を説くのか。その真意と、GenAiが描く未来についてじっくりと話を聴きました。
個の才能を「組織の力」へ。GenAiが乗り越えた最初の壁
—―まずは、GenAi創業までの歩みについて教えてください。
菅原: 僕は1994年生まれで、2017年に東京大学を卒業後、フューチャーアーキテクト株式会社に入社しました。そこでシステムコンサルを5年ほど経験し、その後PwCコンサルティングに1年ちょっと在籍しました。
GenAiの創業メンバーである現CEO三浦と現CTO平賀はフューチャーアーキテクト時代の同期なのですが、実は僕は3人の中で最後に合流した立場なんです。会社を立ち上げてからしばらくはそれぞれの仕事を抱えながら活動していた時期もあり、三浦、平賀に続いて最後に僕が加わったという経緯があります。
――創業当初は、今とは違う事業を模索していた時期もあったとか?
菅原: ええ。当時はまだ現在のような生成AIブームが来る前でしたが、AIの可能性を感じて起業しました。最初は有名人のサプライズ動画プラットフォームを企画するなど、さまざまな事業を調査しては断念するという試行錯誤の連続でした。
当時はメンバー全員がバラバラの案件を抱えて働く「フリーランスの集まり」のような状態に近かったと思います。同じオフィスにいても、仲間よりお客さんと喋っている時間の方が圧倒的に長い。コワーキングスペースの隣で別の仕事をしている人たちと何も変わらないような、組織としての意味が薄い時期があったんです。
――その状態から、どのようにして現在の組織へ変わったのでしょうか。
菅原: 組織が大きくなっても同じことをしていたら、ただ人が増えただけのコワーキングスペースと同じになってしまう。このままでは会社としての発展性がないことに全員が気づき、チームとしてノウハウを蓄積し、人を育て、組織として価値を出すビジネスへ転換しようと決めました。
自分一人で机に向かって結論を出そうとせず、早い段階からチームメンバーをプロセスに巻き込む。対話を重ねることで周囲の視点が取り入れられ、結果として一人で出す答えよりもずっと質の高いアウトプットになります。仲間と関わりながら仕事をする方が、結果的に会社としてのパフォーマンスも上がり、自分自身も充実するんですよね。
「個人で戦う組織にしない」。これは、今もGenAiが大切にしている組織の原点です。
AI時代にこそ問われる、血の通った「他者への想像力」
――菅原さんは、仕事においてどのようなスタンスを重視していますか?
菅原: 一言で言えば、「他者視点」に基づいた立ち回りです。実は若い頃の僕は効率ばかりを重視していました。たとえば長々とした稟議や根回しのための資料などを必要ないと考えてしまうような部分がありました。
――その考えが変わったきっかけは何だったのですか?
菅原: 自分が経営の立場になり、プロジェクト全体を動かすようになってから「仕事は、人が人と一緒にやっている」という当たり前な事実を痛感したんです。
一見非効率に思えるコミュニケーションの配慮ですが、どんなに優秀な人でもみんな忙しいし、それぞれの立場や組織の歴史、大切にしているメンツがあります。そうした背景を汲み取らずに正論だけをぶつけても、チームは動きません。かつて僕が無駄だと思っていた「細々とした配慮」は、実は同じチームで働くみんながストレスなく情報を理解し、気持ちよく動いてもらうための、必要なコミュニケーションだったんです。
――その「社内での配慮」が、プロフェッショナルとしての仕事にも繋がると?
菅原: その通りです。これはお客さんの意思決定を支援するコンサルの仕事でも、全く同じことが言えます。相手が何を不安に思い、どう伝えれば決断しやすいのかを想像し、丁寧にプロセスを整える。こうした配慮が、結果としてアウトプットの質を決め、仕事をスムーズに成功させる鍵になります。
今はAIすら配慮を見せてくれる時代。だからこそ、人間がこの「血の通った配慮」をないがしろにしてはいけない。それが、GenAiを始めてからより強く確信していることですね。
現場で「使い続けられる」AIを。大手メディアとの挑戦
――具体的に、その価値観が活かされたプロジェクトはありますか?
菅原: 現在、大手メディアさまと共に、AIエージェントを活用したプロジェクト(AIエージェントの開発・実装を進めるプロジェクト)を進めています。僕自身もプロトタイピングや設計の現場に入っていますが、AIエージェントの設計は非常に「ふわっと」しており、挙動も確率的なもので、思っていた挙動と違う事態になりやすいです。そこに人間が感じる使い勝手の良さをどう組み込むかが鍵になります。
――成功の秘訣はどこにあるのでしょうか。
菅原: 技術力はもちろんですが、何より「現場の声」を大切にしたところにあります。実際にツールを使う方々の声を直接聞き、テキストベースの情報以外の空気感まで理解した上で実装に落とし込みました。どれだけ高性能なAIでも、使う人の体験に寄り添っていなければ定着しません。現場で愛され、使い続けられるものを作るところに、GenAiの存在意義があると考えています。
「自ら声を上げる人」に、最高のステージを
――菅原さんは、GenAiをどのような組織にしていきたいですか?
菅原: AIが作業を代替する時代だからこそ、「何のためにこれをやるのか」を自律的に考えられる人が育つ会社にしたいです。AIを使いこなしつつ、その先にある「価値」を理解して実装できる人を、職種を問わず増やしていきたいですね。
――「自律的に考える」とは、具体的にどういうことでしょうか。
菅原: AIをただ盲目的に使うのではなく、AIと適切な距離を保ちながら、「何が価値なのか」を正しく理解して実装する癖をつけることです。人が作り出した制度やツール、ルールと、人間がどう向き合っていくべきか。テクノロジーと人間の役割分担のバランス設計に深く関わり、目的意識を持って動ける人を職種問わず増やしていきたいですね。
――GenAiの文化について教えてください。
菅原: 文化としては「個人の意思を尊重する」点ですね。誰かが「これをやりたい」と手を挙げたとき、それを止める人はいません。むしろ、その挑戦に対してアクセルを踏むのがGenAiのスタイルです。実際に、マーケティングのインターンとして入ったメンバーがエンジニアに挑戦したり、ビジネス設計から事業案の策定まで一気通貫で携わったりと、職種の壁を超えて活躍している例はたくさんあります。
――COOとして、具体的にどのような人物を求めていますか?
菅原: まず第一に、自ら声を上げられる人です。GenAiには、手を挙げれば驚くほど多様なチャンスが転がっています。そこで「これをやってみたい」と主体的に動ける人は、この環境を最大限に楽しめるはずです。
次に、作業をこなすだけでなく、「何のためにこれをやるのか」という目的意識を常に持ている人です。AIが作業を代替する時代だからこそ、この本質を考え抜く姿勢を求めています。
そして最後は、先ほどもお話しした他者への配慮ができる人です。周囲を巻き込み、相手の立場に立って円滑に仕事を進められる力は、これからの時代、最強のスキルになると信じています。
――最後に、この記事を読んでいる未来の仲間へメッセージをお願いします。
菅原: GenAiは、AIという強力なツールを使いこなしながら、自分自身をレベルアップさせていける場所です。新しいものをキャッチアップし、「面白いポイント」を見つける好奇心を絶やさず、技術の先にいる「人」を想像できる。そんな方にとって、ここは最高のステージになるはずです。
僕たちと一緒に、血の通ったAIの未来を創っていきませんか?
菅原さん、ありがとうございました!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
効率化の先にある「人間にしかできない価値」を模索する私たちの日常が、少しでも伝わっていれば幸いです。
GenAiには、菅原以外にも熱い想いを持ったメンバーがまだまだたくさんいます。
このインタビューシリーズを通して、私たちの「素顔」を丁寧にお伝えしていきますので、これからの更新もぜひチェックしてくださいね。