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海外発のD2Cブランドを、日本で牽引し続ける3人の特別対談【社員インタビューVol.3】


こんにちは!株式会社OliveUnionの高橋です。Olive Unionではたらくメンバーの、生の声をお届けするため、社内の様々な人にインタビューをしているこの企画。

今回は、海外発のプロダクトを日本で展開していくという、他の企業ではなかなか体験できないようなビジネスにおいて主軸を担う、御三方の対談をお届けします。


【モデレーター・撮影】走内 真奈

【記事執筆】高橋 将也


みなさんの、「Olive Unionとの出会い」に関するエピソードを教えて下さい。


田染 僕は、前職は音楽の投稿アプリを手がけるスタートアップで勤務してたんですが、キャリアを考える中で、「違う形のチャレンジ」をしたかったんですよね。


坪井 「違う形のチャレンジ」とは?


田染 自分自身、生活も仕事も海外のバックグラウンドを経験していることもあり、昔からもっとグローバル展開しているところで働いてみたい、そのうちの一つの選択肢として、海外発のものを日本で手がけたいという思いが心の中にありました。

当時は、Olive Unionと別の会社の事業も併行して働いていたのですが、Olive Unionという会社と出会った時に、日本の社会にないもの、日本ではなかなか手がけられないレアな事業で、且つグローバルで本気で勝とうとしている部分に対し魅力を感じ、ここで活躍したいという決意が芽生え、フルコミットすることに決めました。CEOのOwenからの猛プッシュもあったからという事実もあります。(笑)

【プロフィール①】

田染 康行 (たしぶ・やすゆき)

株式会社Olive Union マーケティングディレクター

国際基督教大学(ICU)卒業。新卒で、外資系広告代理店へ入社。プランニングマネージャーとして、メディアを中心としたプランニング、バイイングを担当。音楽投稿アプリを運営する会社を経て、2019年にOlive Unionに入社。日米韓、さらには世界へサービス展開するマーケティングを統括している。

お酒と食とスポーツを通じて人と通じ合えると信じて、お酒と食とスポーツを愛している。
将来の夢は料理人。


平井 この3人で一番最初Olive Unionにジョインしたのは田染さんでしたよね?移転したて(※弊社は2019年に本社を日本から韓国に移転)のOlive Unionってどんな雰囲気だったんですか?


田染 そもそも、CEOのOwenも韓国にいる時期だったので、CGO(※Chief Global Officerの略) のTeoとずっと2人きりでしたね(笑)

ただ、彼ら韓国の経営陣が若くして、本社を韓国から日本に移してチャレンジしようとする姿は、僕にとても刺激的でモチベーションになっていましたね。また、彼らも日本のマーケットでの経験がなかったので、自分が率先して力になりたい、と思っていました。


坪井 平井さんはLITALICO(※弊社が日本に移転するきっかけとなった、大型の投資を行った株主の1社)出身ですが、田染さんとはその時から付き合いがあったんですか?


平井 いや、最初は共通の知人を介して、中目黒の飲み屋でお会いしましたよね?


田染 そうだった、そうだった!平井さんはLITALICO出身だけど、Olive Unionに対しては、本当のところ、どんなイメージだったの?(笑)


平井 私はLITALICO側で、Olive Unionに対しての投資のプロジェクトに携わっていました。ただ、最初は、疑ってましたねこの会社。(笑)


一同大爆笑


坪井 それはどうしてですか?


平井 世の中で一般的に言われている、”スタートアップの勝ちパターン” からは外れていると感じていました。ハードウェアビジネスは時間がかかり、BtoCは不確実性が高く、いきなり海外展開を狙ってる。

昨今のトレンドとして、継続的に収益を積み重ねていくBtoB SaaSの存在感が増しているように思いますが、当時のOlive Unionは、そういったビジネスモデルとはまた違った立ち位置にあったので、その意味では一つもかすりませんからね。


田染  そこからの心変わりは何だったの?


平井  自分のキャリアを考えた時、先に言った、既に出来上がっている、”勝ちパターン”を辿っても、キャリアの差別化にはならないと感じたからですかね。Olive Unionに入ることで、自分の存在自体が、ユニークになる。そのような思いで、この会社でのチャレンジを決めました。

また、Olive Unionは、当時のトレンドにミートしているとは言えませんでしたが、調べれば調べるほど、市場規模が巨大なマーケットで勝負しており、一気に顧客基盤を広げられる可能性があり、ソフトウェアに技術的強みを持っているからビジネスの発展余地が大きいという意味では、逆にスタートアップの王道としての要素も兼ねそろえている会社でもありました。

そしてこのコロナ禍を経て、ヘルスケア×テクノロジー領域への注目度は一気に高まった。間違いなく次に来るヘルスケア/デジタル医療の波に乗っていく1社だと考えています。

【プロフィール②】

平井 一樹 (ひらい・かずき)

株式会社Olive Union 管理本部長・財務統括

一橋大学経済学部卒業。新卒で大手専門商社に入社し、総務・財務・新事業開発を歴任。新事業開発部門では、スタートアップとの協業及び投資プログラムをゼロから設計し、複数のスタートアップとの協業と投資を実現。株式会社LITALICO経営企画本部財務管理部を経て、2019年、株式会社Olive Unionに入社。

学生時代より、複数の非営利団体で新事業開発や、組織立上げに関与。 「社会課題はどこまでビジネスで解決可能か?」をライフテーマとして、日々奮闘中。 一児の父。地域の共働きパパママ交流会の代表も務める。


今までOlive Unionで働いてきて、どんな成功・失敗体験がありましたか?


田染 坪井さんは、オフラインセールス(実店舗での販売)に携わって、1年間どうでした?


坪井 昨年(2020年)は、コロナウイルスの影響もあって、なかなか思うようにいかない部分もありました。1つ1つ自分のタスクを丁寧にこなして行っただけですね。


平井 でも、0店舗だった取扱店舗が、一気に1000店舗まで増えたのはすごくないですか?


坪井 運が良かったのかな・・・(笑)


一同大爆笑


田染 坪井さんにとって、モチベーションは何ですか?「よっしゃ!」って瞬間はいつですか?


坪井 エディオンや、メガネスーパー、メガネの愛眼の3つの全店舗で、Olive Smart Ear (オリーブスマートイヤー)の導入が決まった時は、『よっしゃ!』って素直に思いましたね!(笑)

その時、初めて自分の努力の方向性は間違っていなかったことを、実感できました。

【プロフィール③】

坪井 伸太郎(つぼい・しんたろう)

株式会社Olive Union グローバルコミュニケーションディレクター

坪井さんのプロフィールや、Olive Unionに入るまでの経緯などは、

「どうみてもチャンスしかない」世間を騒がせた!某ブランドの立役者がスタートアップに入るまで【社員インタビューVol.1】

に記載がありますので、ぜひご覧ください!


平井 メガネスーパーさんの意思決定は早かったですよね?市場の中でも、我々が独特な位置にいたからこそだと思うのですが、そのあたりはどうですか?


坪井 メガネチェーンは、既存の補聴器を取り扱っており、我々の製品はそれらと比べると店舗側の実入りが劣るので、希望の薄い業界だと思っていました。ですが、取扱店舗が増えていくにつれて、Olive Unionが考える社会の課題感が伝わったのかなと思います。


平井 田染さんは去年1年間はどうでした?


田染 日本での販売を始めたばかりなのに2,3月くらいから、コロナの感染拡大が始まって、


「全然実店舗で売れないじゃん!」


って思った時に、オンラインで勝ち目を見つけないといけない、と感じました。でも我々がターゲットとするシニア層は、パソコンやスマホで商品を購入することすらもハードルと思う人も多い層だし、そのあたりの検証は慎重にやらないといけませんでしたね。


でも、D2Cブランドだからこその面白さもあって、お客様の声も直に聞くことができるし、自分が手がけた施策と、それが実を結ばないこともある難しさを、常に楽しんでいます。Olive Unionが大切にしている「Enjoy the challenge」というコアバリューを胸に、常に仲間たちとトライ&エラーを繰り返しています。


坪井 平井さんはどうですか?


平井 私は財務・管理側の責任者として、日本に登記が存在しない頃から携わっていますからね、ハンコとか銀行口座の作成をしていた頃から考えると、1年で日本メンバーが十数人になっているのは感慨深いですね(笑)


田染 「会社のクレジットカードが作れない!」なんて皆で大慌てしてた時期もあったよね、広告打てない、みたいな(笑)


一同大爆笑


平井 そういう意味では、こうして今、人の増えたオフィスを見ていると、充実した1年だったのかなって感じています。後は個人的な部分としては、去年私が手がけた施策が、今年花開くのかなという期待を持っています。

まだ公に言えないことが多いですが、投資家、銀行、耳鼻科医と関わる人たちの範囲は広がっており、皆さんOlive Unionのビジネスのポテンシャルに期待をしていただいているなと感じています。今年は、2020年に仕込んだものを形にしていきたいですね。


みなさんが仕事をする上で、大事な価値観を教えてください。


平井 皆さんが、日々どういう価値観で働いているのか、知りたいですね。カスタマーサポートも管掌されている坪井さんがどう考えているかまず聞きたいです。


田染 うちのユーザーさんはシニアの方が多いので、よくスマホの操作に関する問い合わせをいただきますが、皆さん熱心に知識を吸収しようとしていらっしゃいます。


坪井 付きっきりというよりは、手軽に、簡単に使える商品を目指したいですね。CSチームは、お客様に寄り添って、Olive Smart Earを使うことで、喜ぶところ、困るところを把握し、他の部署に血液のように共有できるようにしたいと考えています。


平井 それが、うちの強みでもあり弱みですよね。スマホを使っていると、定量的なデータは見える一方で、アプリだけで完結するプロダクトではないので、意外とフィジカルな部分というか、実際ユーザーさんがどのようなシーンでどのように活用しているのか、データだけでは見えてこない部分があって。

実際の生の声を、いかに的確に拾って反映していくか、それに加え、シニア層はデジタルコミュニケーションが難しいですから、顧客を知るより良い方法が見つかれば、それがさらなる競争力になるかなと感じています。


坪井 田染さんはどうですか?


田染 マーケティングの部分でいうと、既存のやり方やこれまでの事例に捉われず、全く新しいマーケットだからこその独自のマーケティング手法を考えていきたいですね。ただ広告打って、商品売ってじゃなくて、お客さんになり得る消費者の生活を可能な限り理解して、多くの手法を、皆で考えていきたいです。

ゆくゆくは、マーケティング起点で、売るお客さんによって手法を変えてみてもいいし、何もOlive Smart Earみたいなハードプロダクトにこだわる必要は無いですし、サービスで課題を解決できるなら、プロダクトにこだわる必要は無いですよね。顧客起点でもっといろんなことをやりたいですね。


平井 コーポレート部門でいうと、もっと”サイバー”なチームにしたいと思ってます。会社の成り立ちが特殊で、韓国で創業して、日本に本社があって、日米韓で法人があって、グローバルな貿易のやり取りがあって・・・というように、事業規模の割に、コーポレート部門の”難易度は高い”会社だと感じています。

ただ、Olive Unionのビジネスモデルとしては、事業規模の拡大と合わせて、単に人を増やしていく必要はなく、レバレッジの効くビジネスであることから、これからまさに会社の屋台骨を作っていく時に、筋肉質な新しい組織が作れるのではないかなとワクワクしています。

100億のビジネスを100人の管理チームで回すなら簡単だけど、Olive Unionなら、もしかしたら10人で出来るかもしれないし、5人でできるかもしれない。そういうチームを作れたら、と感じています。人工知能が隆盛になって、省人化・効率化のツールはこれからどんどんでてくるはず。なるべく最小限のサイズを保ちながら強度をあげていくことを目指し、"サイバーな" 新しいコーポレートのスタイルを作り上げたいですね。


この会社のユニークな部分って何ですか?

坪井 ひとりひとりがユニークじゃないですかね?


(一同大爆笑)


田染 韓国オフィスには、全体で7~8の国籍の人たちが働いていて、Olive Unionの公用語は英語だけど、でもうちの韓国人の経営陣たちは、毎朝日本語を勉強していますし。


平井 日本チームのこの3人ですら、プライベートだと絶対出会ってない人たちですよね(笑)


田染 役割は違えど、同じゴールを向いていて、方法も色々ある中で、正解は必ずしもあるわけではなくて。


平井 CEOのOwenは、”Who knows?”とよくいうけど、プロダクトもマーケットも新しい切り口で攻めているので、どこの専門家を持ってきても、Olive Unionの勝ちパターンを知っている人っていうのはいないんですよね。だからこそ多様な考えを持った人が、色々チャレンジしていく中で、勝ち筋を見つけていくしかない。


坪井 スペシャリストばかりでも、勝てるとは限らないですからね。


田染 勝ちが見えているのは、面白くないからね。


平井 でもアメリカ発のメガベンチャーや、日本での成功事例を含めても、うちみたいに、50代~70代をメインターゲットにしているプロダクト・サービスって、他にあまりないですよね。

今のうちに顧客理解をしておけば、後から競合が入ってきても、彼らがすぐに的を得たビジネスをするには時間がかかるのではないかという仮説はありますね。

Appleの印象的な部分は、「デザイナーなのにMacBookを使ってないなんてナンセンス」ってくらい特定ターゲットでブランドを構築できているところ。Oliveは、50代〜70代のAppleになりえる。彼らの第一想起ブランドにOlive Unionがなれれば、もしかすると、彼らにOliveブランドのスマホやパソコンが売れてしまうかもしれないですね。


最後に「Oliveらしい人」をまとめるとするなら?


田染 「大人のチャレンジャー集団」だよね


平井 「趣味として」チャレンジが出来る人じゃないですか?


坪井 「未知の土地を開墾している人」の集まりってことですかね。

そうなると、「屯田兵」がいいですかね(笑)


(一同大爆笑)


【Olive Unionについて】


私たちの想い - オリーブスマートイヤー 公式サイト
創業者の叔父は、難聴でした。彼は補聴器の聞こえづらさに悩み、すぐに使わなくなります。個人に合ったきこえを実現するには、補聴器と全く違うデバイスが必要なのではないか。 その仮説からOlive Smart Ear(オリーブスマートイヤー)の開発は始まります。 9,231のデザイン案と、822の試作品。 失敗と改良を重ね、開発に没頭する日々が続きました。 「決して、妥協しない」 ...
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