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面接では想いを伝えよう/Naoshi Nomura

いつも読んでいただき、ありがとうございます!
グッド・クルーの採用担当 小島と申します。

本日も野村のnoteを紹介します☺



最近、とあるゼネコンの最終選考に臨む学生の面接対策をしました。
うちの小島さんが支援していた学生で、僕が建設業界出身ということで繋いでもらいました。建設業界繋がりどころか、大学と大学院が一緒、研究科も専攻も一緒(研究室は違うけど)!さらには、僕が住んでいる場所から1kmくらいのところに住んでいるという、共通点が多すぎる学生でした。「なんなんだこの縁は?」と思ってしまいましたねww。

面接対策って、とても奥深いです。
業界による、企業規模による、職種による、会社による、面接官による、その瞬間の面接官の気分による(ホントは良くないけど、人間だからそういう時もある)、同じ会社でも年による、、、あげればキリがないですが、一つとして同じ面接なんてないからです。「これをやれば大丈夫」なんていう飛び道具もなければ、「それはね、こう答えた方が良いよ」みたいな模範回答もない(一般論では語れるけど)。

だから、僕が面接対策をする時は、いろいろなケースを予測すると共に、まずは「事実集め」をします。オンライン?オフライン?オンラインなら向こうはどんな環境?オフラインならどこでやる?面接官は何人?どんな役職でどんな部署の人?面接の時間は?求められていることは?これまでの参考でもらったフィードバックは?どんな対策をしてきた?その対策ではどんなフィードバックを受けた?、、、一旦こんな感じで聞きまくります。⇦尋問みたいですねww。
でも、こういった事実がないと、対策なんてできません。一気に聞くというよりは、対策や模擬面接をしながら聞いていく感じです。

特に今回の対策は、僕が大好きな建設業界であり、これから還元していきたいと思っている建設業界。特に力が入りました(いつも通り緩かったかもw)。あっ、建設業界以外の面接対策に力を入れないわけではありませんので・・・。

「こんな部分に関してフィードバックがほしい」ということを事前にもらっていたので(とても丁寧にくれたのでありがたかった)、その内容を一つずつ埋めていきました。
その中でも、「これは、これを読んでくれている学生にも伝えたい(そんないないけどねww)」と思った内容を2つ書いていきます。


1つ目・・・

「対策の中で、伝えているリーダーシップが表面的に聞こえて、形だけのリーダーだと思ってしまうというフィードバックを頂いたので、そこを意識してみたのですがどうでしたか?」ということを話してくれたんですね。

「うーん、表面的とかは思わなかったよ!ただね、その前に聞きたいんだけど、今受けている会社は、リーダーシップとかをそこまで求めていると思う??確かにリーダーシップとかは〇〇さんの強みかもしれないよね。それをキーワードとしても散らしてるし、とても良いと思うんだけど、相手の期待値を理解しないままに伝えたいことだけを伝えようとするのは、少し危険かも・・・。」と、僕は伝えました。

続けて、「ちなみにさ、その会社はどんなことを求めていると思う?主観でいいよ!」と言うと、「〜のようなリーダーシップは求めていると思います。なので、伝えたいことと相違はないかと!」と来たので、「そのリーダーシップという言葉を、少し具体的に説明してみてくれる?」と。

すると出てきたのは、「リーダーシップ」というよりは「マネジメント」の要素だったんですよね。なので、リーダーシップとマネジメントの違いを説明しながら、「それだったらさ、リーダーとかリーダーシップという言葉と、マネジメントという言葉を使ってみると良いかもね!」と伝えました。

ここだ何が言いたいかと言うと、「対策でのフィードバックを鵜呑みにせずに、その言葉をあらゆる側面から捉えることの大切さ」です。そのフィードバックが、受けている会社の社員からなら話は別ですが、その会社の社員じゃないのであれば、どんな要素を求めているかなんて具体的に把握していないですから。「社会人の方が言ってるんだからきっとそうなんだ」と思うことも大切ですが、少し冷静になりましょう。

2つ目・・・

全てのフィードバックが終わって、逆質問の対策まで思ったタイミングで、「他に何かあるかな?聞きたいこととかなんでも良いよ」と聞きました。すると、「自分と他の候補者を差別化する時に、どんなことを伝えれば良いのでしょうか?」と聞いてくれました。僕はその質問に対して、こんな話をしました。

「これは、僕が今の会社に入る時に、グループの代表から聞かれた質問なんだけどね、〇〇さんならなんて答える?・・・『最後の質問です。今、僕の目の前には100名の候補者がいます。その候補者の中から1人だけに合格を与えるから、一人ずつ一言を伝えてもらいます。あなたなら、何と答えますか?』という質問。答えてみて!」と。

その学生は、とても簡潔に自身の強みや個性を伝えてくれて、まさに模範回答のような話をしてくれました。「うん、今の答えはとても素晴らしかった!かなり印象が良いね!ただ、ちょっと考えてみようか。今の話で、面接官である僕が、他の候補者との違いを感じられるかな?」と聞きました。「伝わったと思います!」と答えてくれました。続けて僕は、「じゃあさ、今の話に出てきた◇◇という能力って、他の候補者と比較した時に、優劣を付けられると思う??」と。すると、「あー、わからないと思います・・・。」という答えが。僕は「そうだよね。だってさ、他の候補者のことを〇〇さん自身が知らないのに、他の候補者と比較して自分が優れているなんてことは伝えられるはずがないんだよね。」と伝えました。

ここまで伝えて、「僕が何で答えたか、参考程度にはなると思うから、教えるね。僕はね、『そうですね・・・まずは僕を採用して、僕と働いてみてください。そうしたら、僕を採用して良かったと、必ず思わせてみせます。』と答えたんだよね。だってそうじゃん?働いてみないとわからないよww。だから、『あなたと一緒に働きたい』『ここで働くことで必ず貢献する』という想いを伝えることしかできないって!」という話をしました。

特に今回は、最終面接の場だったので、「想いを伝えることの大切さ」を特に強調しました。そして何より、「面接という場・時間をまずは自分が楽しもう!」ということを伝えました。想いを伝えて内定を取れることほど嬉しいことはないですし、想いを伝えた上で内定をくれる会社にこそ、あなたは入社すべきなんです。たまにいるんですよね、内定をもらうことだけを考えて、想いを伝えることを忘れる子が。想いを伝えずに内定が出て、その会社で働くことになると、「こんなはずじゃなかった」「もっとこうしたい」などの気持ちに陥る可能性もありますからね。仮に、想いを伝えて不合格になったら、その会社には入るべきじゃなかったということです。それだけなんです。むしろそっちの方が、長期的に見て、あなたにとっては幸せかもしれません。

今回書いてきたことは、「今回の子の場合」なので、全ての方に該当はしないかもしれません。そして、ここに書いたのは、あくまでも僕の主観です。万能薬でも飛び道具でもありませんし、全く違う考えを持つ人事・採用担当者もいるはずです。それで良いんです。だからこそ、これも学生を中心に伝えていることですが、面接の対策をする場合はより多くの人事・採用担当者にフィードバックをもらい、いろんな意見を取り込んでみたら良いんです。ただし、最後に信じるのは「自分」です。自分の言葉で、自分の心からの想いを伝える。綺麗事でも何でもなくて、やっぱこれですよ、大切なのは。⇦ただし、「周到な準備」をして面接に臨んでいることは大前提です!

今回対策をした学生は、対策をした翌日に最終面接に臨み、見事内々定を獲得したようです!本当におめでとう!


また明日!

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