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coconovaではじめる、新しい暮らしのデザイン。

Written by Bob
宮崎県出身。「現代版百姓」を名乗る。
高校卒業後、電力会社に勤務。その中で持続可能な暮らしについて意識するようになり、入社4年目で退職し、「パーマカルチャー」をテーマとして意識しつつ世界一周旅行に出る。1年2ヶ月世界を放浪した後「パーマカルチャーをもっと実践したい」との思いから帰国。千葉県いすみ市にあるパーマカルチャーと平和道場で7ヶ月間の実践型研修を経て、沖縄県名護市へ。

※パーマカルチャーとは
持続可能な農的暮らし・文化の創り方のデザインを体系化したもの

insta→@bob_otomori
twitter→@perma_bob

自分達で暮らしをデザインするということ。

現代社会の生活のなかで、僕たちはお金で色んなものを外注している。

たとえば、外食をすることは食事の外注だし、ホームセンターで棚を買うのは製作の外注だ。八百屋で野菜を買うことだって、野菜を育てることの外注と言えるかもしれない。

こんなふうに、僕たちはお金さえがあれば、色んなものにアクセスすることができる。でもそれは逆に、お金が無いと色んなものにアクセス出来ないということだ。

ふだんは当たり前のように考えているけれど、よく考えてみるとすごい世界だなと思う。

お金を払わなくても自分たちで出来る事って実はもっとあって、

それをひとつずつ、頭で理解して、手を動かして、作って楽しむことができることができるんじゃないか。

「暮らしをデザインする」というのはそういう事なんだと僕は思う。

消費者から創造者へ。

お金を稼いで色んなものを買う「消費者」から、自分でほしいものを創り出せるす事「創造者」になることが、事が僕らには出来るはずだ。

野菜の育て方を学び、それの調理法を学ぶ。

作りたい家具は自分の手で作る。

「Learning by doing」という言葉があるけれど、

やりながら学ぶことで、お金だけに頼らなくても、ほしい未来を自分達の手で創れるんじゃないだろうか。

千葉にいるとき、自然農家さんをお手伝いしていた。

そこで分かったのは、スーパーに陳列されている安く綺麗な野菜たちが並べれられるのには理由があるということ。

長くなってしまうので深くは触れないけれど、農薬や土壌破壊の問題がそこにはあった。

今まで見えなかったストーリを理解すると、自分自身の選択も少しずつ変わってきて、知り合いの自然農家さんから、できるだけその地元でできた旬のものを買うようになった。

さらに一歩進んで、自分たちの手で作り始めるようになった。

こうやって、切り離されていた問題を理解し行動した時、自分の生活が「消費」から「創造」に変わった感覚があった。

coconovaという場所。

coconovaは、沖縄県名護市にあるコミュニティスペースだ。

co(共に) +co(個人) +nova(新星・未知・場)という名前のとおり、「やりたいこと」を持ったさまざまな人たちが集まり、関わって、新しいことを共に生み出していく場所となっている。

僕はここで、過去に「百姓」として経験したことを活かし、苗の植え方、栽培方法、調理法、コンポスト(堆肥化)まで一貫して伝えていきたいと考えて、自家農園「coconova garden」を始めた。

いまは数種類のハーブから育て始めている。

堆肥は料理で出た生ゴミをコンポストに入れて作っている。coconovaで出た生ゴミが堆肥となり、そこからまた野菜を育てていく。

みんなで種を蒔き、育て、調理し、コンポストで堆肥を作り、また育てる。

その循環を実感できる場所を作れたら、と思っている。

みんなが暮らしのデザイナーになれる。

コロナ禍も相まって、世界は転換期にいると感じている。

今までの暮らしのありかたが、今後は通用しなくなるかも知れない。

働き方、住むところ、食べるもの、コミュニティの在り方。

少しずつだけれど、確実に変化していると思う。

coconovaはみんなと一緒に、これからの暮らしの在り方を考え、実験していく場所だ。

興味を持った人は、まずはcoconavaに足を運んでみてほしい。

いろんな人がやっていることを見て、体験して、自分の手を動かしながら、暮らしのデザインを一緒にしていけたら嬉しいなと思います。

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