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メールの打てない農家出身25歳、留学をやめて就職した先に実現したいものとは

「実はホントに社会人経験がゼロなので、敬語も全然できなかったんですよ…!メールも初めて使ってるので、毎回先輩の齋藤くんに添削されてます(笑)。」

そう語るのは、2020年10月に入社したばかりの藤田さん。現在25歳で、実家が農家だったため、大学卒業後に実家を手伝っていたこともあり、社会人経験はありません。

「法人営業で企業の人と話す、っていう経験が全くなかったのでやばいです!でも地域のクライアントと話す段階になれば、農家の時と雰囲気が似てるので逆にしっくりくるんですよ。」

そんな藤田さんがトレジャーフットで働く理由を詳しくお聞きしていきましょう。


海外の農業を学ぶために留学するも、コロナで帰国

実家の農業を継ぐため、大学でも農業について学んでいた藤田さん。実家が生産しているのが花ということもあり、ドイツ・オランダに行ったり、海外の農業にも興味を持っていたそうです。

その後、関西の実家に戻り、実際に農業に携わってみて、課題に気付きました。

自分にとっては身近だった農業が、就職先としてはハードルが高く魅力を知られていないこと。

リクルート主催の就職フェアに出展した際、農業フェアとしてブースが設けられていたにもかかわらず、全体で2万人ほどいるうちの1000人以下しか農業ブースには足を運んでいなかったといいます。

大胆に変えていかないと、特に若者から興味をもたれないなと感じ、よりビジネスとしての農業を学ぼうと、今までの価値観を一掃するため、アメリカへの留学を決めました。

しかし、アメリカで学んでいた最中、新型コロナウィルスの影響があり、日本への帰国を余儀なくされ、2020年89月に帰国することになりました。

やりたいことのトライアルができる環境を見つけた

留学は難しくなってしまったけれど、アメリカに帰る前提で、日本でしばらく働くことを決めた藤田さん。

アメリカで学ぶ中で「場作り」が農業の課題を解決する糸口になると感じていたそうで、オンラインで繋がった海外の人が田舎に来る、その時に農業が身近にある、という状態を当たり前にしていけたらいいなと考えたそうです。

「そう思ったら、トレジャーフットが行なっているコワーキングスペースの事業も、地域活性の事業も、場作りやオンラインからリアルを活性化するところが近いのかなと思ったんです。ありがたいことに、代表の田中さんも『将来のビジョンのためにトレジャーフットがプラスになるなら一緒にやろう』と言ってくれて、自分のやりたいことのトライアルをさせてもらえる環境だなと思って決めました。」

会社としても、基盤をこれから作っていく段階なので、やりたいことに手をあげればどんどんチャレンジができているようです。個人それぞれにやりたいことやビジョンがあって、それを実現していくのに必要な場所になっているとのこと。これからの時代はそういったスタイルが主流になっていくかもしれませんね。

この状況をチャンスにして学びたい


そんな藤田さんは、今の状況をある意味チャンスだと思っているそうです。コロナの影響で思っていた留学は一時ストップになってしまっているけれど、その分、想定していなかった経験ができて、より学べることが多くなったとのこと。

「やりたいことはたくさんあるので、その時に生かせる開拓力もつけたいです。あと、農業がもっと身近になって、キャリアのひとつとして若い人が就職先に選ぶような、魅力がちゃんと伝わる状態にしていきたいです!」

そう言いながら、たくさん農業の魅力を語ってくれた藤田さん。トレジャーフットに在籍する期間はもちろん、その先でも彼はたくさん活躍していくはず。これからが楽しみですね。

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