理学療法士の仕事と聞くと、
患者さんと1対1でリハビリをする。
身体を評価する。
運動を指導する。
歩行を見る。
そんな姿を想像する方が多いと思います。
もちろん、それも大切な仕事です。
でも、regeで佐藤さんを見ていると、
リハビリをしていない時間も、意外と忙しい(笑)。
患者さんとの日程調整。
検査結果のレポート作成。
検査を受けた患者さんが、その後ちゃんと結果を聞きに来ているかの確認。
医師への相談。
スタッフへの共有。
リハビリプログラムの検討。
今回は、
理学療法士・佐藤さんのリアルな1日
を追いかけてみます。
ちなみに佐藤さんは、regeのスタッフではなく、パートナーとして連携しているreWalkの理学療法士です。
会社は違います。
でも患者さんから見れば、一つのチーム。
実際の仕事も、かなりつながっています。
9:50|朝礼。今日の患者さんを確認します。
診療開始前。
その日の患者さんについて、スタッフ全員で情報を共有します。
「この方、今日リハあります。」
「前回ここが痛かったです。」
「今日はこの検査があります。」
「先生にもここ確認してほしいです。」
佐藤さんも、自分が担当するリハビリ患者さんだけを見ているわけではありません。
診察。
検査。
歩行評価。
装具。
リハビリ。
患者さんによって必要なものは違います。
そして、それぞれがつながっています。
だからまず、
今日、クリニック全体がどう動くのか。
そこを確認するところから始まります。
10:00|リハビリ開始。
患者さんが来院。
でも、いきなり運動を始めるわけではありません。
「前回からどうでした?」
「家でやってみました?」
「痛みはどうですか?」
「仕事の時は?」
「歩いている時は?」
まず、話を聞きます。
身体を評価する。
動きを見る。
歩行を見る。
必要な運動を考える。
そして、実際に動いてもらう。
佐藤:
「同じ診断名でも、身体の使い方は全然違います。」
だから、
全員に同じメニューをやるわけではありません。
その人の身体と生活を見ながら、その日の内容を考えます。
「家で、できました?」
リハビリ中、結構大事なのがこの質問です。
どんなに良い運動でも、
クリニックに来た時だけやっていたら、なかなか身体は変わりません。
でも、
「毎日これをやってください。」
と伝えるだけでも続きません。
仕事が忙しい。
子育てがある。
時間がない。
忘れる。
普通にあります。
だから、
「これならいつできそうですか?」
「朝と夜なら、どっちがやりやすいですか?」
「これは一旦減らしましょうか。」
と、その人の生活に合わせて調整します。
正しい運動を教えるだけではなく、続けられる形にする。
ここも理学療法士の仕事です。
11:00|「先生、この患者さんなんですけど。」
リハビリをしていて、
「ちょっと気になるな。」
と思うことがあります。
そんな時は、
佐藤:
「先生、この患者さんなんですけど。」
戸原:
「はい。」
診療の合間に相談します。
「歩いた時にここが気になります。」
「前回よりここが変わっています。」
「この動き、一回見てもらえますか?」
必要なら、戸原先生にも実際の歩行を見てもらいます。
逆に先生から、
「佐藤さん、これリハで見てもらえる?」
と相談が来ることもあります。
前回の記事では、
戸原先生が結構呼ばれている
と書きましたが、
そのうち何回かは佐藤さんです(笑)。
医師と理学療法士では、見ているものが少し違う。
これは、どちらが正しいという話ではありません。
医師は、
診断。
画像。
病態。
治療方針。
医療的なリスク。
そういったところを見ています。
一方、理学療法士は、
動き。
身体の使い方。
筋力。
可動域。
歩行。
日常生活。
実際に運動した時の反応。
そういったところを長い時間見ています。
だから、
同じ患者さんを見ても、持っている情報が違います。
「診察ではこうだった。」
「リハではこうだった。」
それぞれが持っている情報を共有して、次を考える。
会社も職種も違いますが、
患者さんの身体は一つです。
リハビリが入っていない時間、何してる?
ここからが今回の「裏側」です。
リハビリの予約が入っていない時間。
佐藤さんがのんびりしているかというと、
そうでもありません(笑)。
ふと見ると、
だいたいパソコンに向かっています。
患者さんと日程を調整する。
リハビリは、一回で終わるとは限りません。
次はいつにするのか。
患者さんの予定。
リハビリの空き。
診察との兼ね合い。
必要に応じて調整します。
患者さんとの日程のやり取りも、佐藤さん自身が行います。
単純に空いているところへ予約を入れるだけではなく、
「次はこのくらいのタイミングで見たい。」
「この前に一度診察を入れたい。」
など、患者さんの状態も考えながら調整します。
患者さんと向き合う仕事は、リハビリ室の中だけではありません。
検査結果のレポートもつくります。
regeでは、歩行や身体機能などをさまざまな形で評価しています。
検査をしたら、
それで終了ではありません。
結果を見る。
データを整理する。
必要な情報をまとめる。
患者さんに説明できる形にする。
そのための検査結果レポートの作成も、佐藤さんたちの仕事です。
身体を実際に見ること。
数字やデータを見ること。
その両方から、
「この人の身体では何が起きているんだろう?」
を考えます。
「この人、結果聞きに来てる?」
これも地味ですが、大切な仕事です。
検査を受けた。
レポートも完成した。
そこで、
「はい、終了。」
ではありません。
その患者さんが、ちゃんと結果を聞きに来ているか。
そこまで確認します。
佐藤:
「この方、結果説明終わってましたっけ?」
スタッフ:
「まだですね。」
佐藤:
「じゃあ確認します。」
検査は、
受けることがゴールではありません。
自分の身体がどういう状態なのかを知る。
必要なら医師から説明を受ける。
その結果から、
治療。
リハビリ。
装具。
運動。
次に必要なことへつなげる。
そこまでいって初めて、検査をした意味があります。
だから、
「検査を受けた患者さんが、その後どうなっているのか」
まで追いかけます。
そして、パソコンの前にいる佐藤さんを見ると……
ここで、少し話が変わります。
佐藤さんは、
結構マッチョです。
筋トレが趣味。
ほぼ毎日トレーニング。
しっかりした体格。
患者さんとリハビリをしている時は、
いかにも、
「身体の専門家」
という感じがあります。
ところが。
リハビリの予約がない時間にバックヤードを覗くと、
その大きな背中が、
パソコンの前で丸まっています(笑)。
日程調整。
レポート作成。
記録。
結果説明の確認。
黙々とパソコン作業。
山下:
「佐藤さん、さっきまであんなに大きかったのに、パソコンの前だとめちゃくちゃ小さくなってますね(笑)。」
佐藤:
「レポート書いてるんで(笑)。」
患者さんに身体の使い方を伝えている理学療法士の背中が、
パソコンの前では丸い。
ちょっと言いたくなります(笑)。
13:30|午前終了。
午前の患者さんが終わります。
記録。
必要な情報共有。
日程調整。
レポート。
午前中に終わらなかった仕事を整理します。
そして休憩。
もちろん午前診療が押せば、休憩開始も少し押します。
ここは他のスタッフと同じです。
一旦、マッチョな背中も休憩です(笑)。
15:30|午後スタート。
午後もリハビリが続きます。
患者さんと1対1で向き合う。
身体を見る。
歩行を見る。
運動する。
その合間には、
記録。
日程調整。
検査レポート。
結果説明が終わっているかの確認。
医師への共有。
次回の内容の検討。
やることがあります。
つまり、
「予約が空いている=暇」ではありません(笑)。
意外とパソコンに向かっています。
そして、また背中が丸くなります。
「このプログラム、本当にこれでいい?」
患者さんへの対応だけではありません。
regeでは、
決められたリハビリメニューを、そのままずっと提供する。
という考え方ではありません。
「これ、効果出てる?」
「この評価方法でいい?」
「負荷、強すぎない?」
「もう少し上げてもいい?」
そんなことも考えます。
佐藤さんたちreWalkの理学療法士と、regeでは毎週定例を行っています。
そこで、
症例。
評価。
リハビリプログラム。
検査。
患者さんからの反応。
現場で困っていること。
などを共有します。
リハビリをするだけではなく、リハビリそのものをつくっていく。
これも仕事の一つです。
「もう、続けなくても大丈夫だと思います。」
自費のリハビリと聞くと、
「なるべく継続してもらうのでは?」
と思われるかもしれません。
でも、必要がなくなれば続ける必要はありません。
状態が良くなった。
自分で運動できる。
自宅で管理できる。
定期的に来なくても大丈夫。
そう判断できれば、
「一旦ここで大丈夫だと思います。」
と伝えることもあります。
自費だから売る。
回数を増やす。
ではありません。
必要な時に、必要なものを提供する。
そこは医療として大切にしています。
予定通りにいかないのも、医療です。
「今日はこれをやろう。」
と思っていたのに、
患者さんから、
「実は昨日から、ここが痛くて。」
と言われることもあります。
そうしたら予定変更。
身体をもう一度見る。
必要なら先生へ相談。
その日の状態に合わせて内容を変えます。
予定していたメニューを全部やることより、
今、その患者さんに何が必要なのか。
そちらを優先します。
19:00|佐藤さんも、そわそわする?
以前の記事で、
19時くらいになるとスタッフが帰りを意識してそわそわし始める、
と書きました。
では、佐藤さんは?
山下:
「佐藤さんも19時くらいから帰ること考えてます?」
佐藤:
「考えてますよ(笑)。」
やっぱり考えていました。
記録。
レポート。
日程調整。
共有。
今日中に終わらせられることは、できるだけ終わらせる。
会社が違っても、
帰りたい気持ちは同じです(笑)。
20:00|患者さんが帰った後にも、情報を残す。
最後の患者さんが終了。
記録。
片付け。
必要な情報を共有します。
「今日ここが変わっていました。」
「次回ここを確認したいです。」
「先生にも共有しておきます。」
患者さんが帰ったら、
その日の情報まで消えてしまう。
では困ります。
次に診察する医師。
看護師。
次回担当する理学療法士。
必要な人が情報を見られるようにする。
患者さんを、一人の担当者だけで抱えない。
ここも大切にしています。
リハビリしていない時間も、患者さんのことを考えています。
佐藤さんの1日を追いかけてみると、
リハビリ。
身体評価。
歩行。
医師への相談。
記録。
日程調整。
検査レポート。
結果説明の確認。
プログラムの検討。
情報共有。
意外といろいろやっています。
患者さんと向き合っている60分、90分だけが仕事ではありません。
その前も。
その後も。
患者さんが今どこまで進んでいるのかを確認する。
必要なら、次につなげる。
会社は違っても、
患者さんの流れは一つです。
最後に。
理学療法士というと、
患者さんの身体を評価して、
運動をして、
歩行を見る。
そんな仕事を想像するかもしれません。
でも実際には、
日程を調整したり。
検査結果のレポートをつくったり。
結果をちゃんと聞きに来ているか確認したり。
医師に相談したり。
次のリハビリを考えたり。
患者さんが目の前にいない時間にも、結構いろいろやっています。
そして、その仕事をしている時に見えるのが、
パソコンの前で丸まっている、佐藤さんのマッチョな背中(笑)。
普段は患者さんに身体の使い方を伝えている理学療法士ですが、
レポート作成中は、
本人の背中について少し言いたくなる時もあります(笑)。
そんなところも含めて、
求人票だけでは分からないregeの日常です。
もし、
「実際どんな感じで働いているんだろう?」
「医師や看護師とはどのくらい一緒に仕事をするんだろう?」
「本当にそんなにマッチョなの?」
と少しでも気になったら、
ぜひ一度、regeの裏側を覗きに来てください。
運が良ければ、
患者さんとリハビリをしている佐藤さんと、
パソコンの前で小さくなっている佐藤さん。
両方見られるかもしれません(笑)。