regeで働いていると、
たまにあります。
スタッフ:
「あれ、これ変わりました?」
山下:
「変えました。」
スタッフ:
「いつから?」
山下:
「今日から(笑)。」
大きな制度変更ではありません。
患者さんへの案内。
予約の取り方。
院内の掲示。
マニュアル。
物の置き場所。
院内チャットの使い方。
検査の流れ。
小さなところが、
気付いたらちょっと変わっています。
今回は、そんなregeの「小さな改善」の裏側です。
「これ、ちょっと分かりにくくない?」
改善のきっかけは、
会議で決まるとは限りません。
むしろ、
診療中に突然出てくることも多いです。
「患者さん、ここで毎回迷ってない?」
「この説明、結構聞き返されるね。」
「これ、スタッフによって案内が違うかも。」
「ここに置いた方が取りやすくない?」
そんな一言から始まります。
誰かが、
「ちょっとやりにくい。」
と思った。
そこを、そのままにしない。
例えば、患者さんが同じところで迷っていたら。
一人の患者さんが迷った。
それだけなら、
スタッフが案内すれば解決します。
でも、
二人、三人と同じところで迷っていたら、
「患者さんが分かっていない。」
ではなく、
「私たちの案内が分かりにくいのかも。」
と考えます。
掲示を変える。
言葉を変える。
置く場所を変える。
案内するタイミングを変える。
一度やってみます。
そして、
また患者さんの反応を見る。
「変えたけど、前の方が良かったね。」
もちろん、
改善したつもりが、
改善になっていないこともあります。
山下:
「これ、こっちの方が分かりやすくない?」
スタッフ:
「いや、前の方が良かったです(笑)。」
山下:
「じゃあ戻そう(笑)。」
普通にあります。
一回決めたから、
ずっと続けなければいけない。
とは考えていません。
やってみる。
違ったら戻す。
もう一回考える。
それでいいと思っています。
マニュアルも、完成しません。
新人スタッフに仕事を教えている時。
「これ、マニュアルに書いてないですね。」
となることがあります。
山下:
「じゃあ追加しよう。」
逆に、
「これ、書いてあるけど分かりにくいです。」
と言われることもあります。
山下:
「じゃあ変えよう。」
以前の記事でも書きましたが、
regeのマニュアルは、
動画+文章
を組み合わせています。
それでも、
実際にやってみると分かりにくいところは出てきます。
だから、
マニュアルも完成品ではありません。
新人スタッフから、
「ここ分からなかったです。」
と言われたら、
それも改善材料です。
分からなかった人が悪い、ではなく、次の人が分かるように変える。
そうやって少しずつ更新しています。
物の場所も、結構変わります。
これは小さいクリニックあるあるかもしれません。
「これ、ここにあると取りにくくない?」
「診療中こっちまで取りに来るの面倒だよね。」
「じゃあ、ここに置こう。」
移動。
数日後。
「やっぱり邪魔ですね。」
移動(笑)。
物の配置一つでも、
診療の動きは変わります。
一回数秒の違いでも、
一日に何度も繰り返せば結構大きい。
だから、
現場で使う人が使いやすい場所
を探します。
そして、たまに迷子になります(笑)。
「それ、もっと早く言ってよ(笑)」
スタッフが、
ずっとやりにくいと思いながら使っていた。
ということもあります。
山下:
「これ、使いにくくない?」
スタッフ:
「実は前からちょっと思ってました。」
山下:
「もっと早く言ってよ(笑)。」
こういうこともあります。
私たちが大事にしたいのは、
気付いた人が言えること。
役職は関係ありません。
看護師でも。
理学療法士でも。
医師でも。
新しく入ったスタッフでも。
「これ、変じゃないですか?」
と言っていい。
むしろ、
入ったばかりの人だから気付けることもあります。
他のクリニックで良かったものは、普通に参考にします。
スタッフが別の病院やクリニックを利用した時。
ホテル。
美容院。
飲食店。
Webサービス。
何でも構いません。
「この案内、分かりやすかった。」
「この予約方法いいですね。」
「この説明の仕方、うちでも使えそう。」
そんな話が出ることがあります。
そして、
山下:
「それ、うちでもできないかな?」
となる。
医療だから、
医療業界だけを参考にしなければいけないわけではありません。
患者さんにとって分かりやすいなら、
他の業界から学べることもあります。
自分たちのやり方だけが正解だと思わない。
良いものは、素直に参考にします。
DXも、最初から完成していたわけではありません。
regeには専任の受付スタッフがいません。
受付。
予約。
患者さんへの案内。
院内チャット。
さまざまなところでシステムを使っています。
でも、
最初から全部きれいに動いていたわけではありません。
「ここで患者さんが止まる。」
「このボタン分かりにくい。」
「スタッフ側の確認が増えてる。」
便利にするために導入したものが、
逆に仕事を増やしてしまうこともあります。
そうしたら、
運用を変える。
案内を変える。
必要ならシステム側にも相談する。
DXすることが目的ではなく、患者さんとスタッフが使いやすくなることが目的。
ここも何度も調整しています。
改善は、山下だけの仕事ではありません。
こういう記事を書くと、
山下が全部見つけて、
全部変えているように見えるかもしれません。
全然そんなことはありません(笑)。
スタッフ:
「ここ、こうした方がよくないですか?」
佐藤:
「この検査、ここ変えたいです。」
戸原:
「これ患者さん分かるかな?」
山下:
「じゃあやってみよう。」
逆に、
山下:
「これ変えたい。」
スタッフ:
「それはやりにくいです。」
ということもあります(笑)。
大事なのは、
誰が考えたかではなく、今より良くなるか。
ただし、「何でも勝手に変えていい」ではありません。
ここは大切です。
自分で考える。
気付く。
提案する。
これは大歓迎です。
でも、
独断で変えることとは違います。
特に、
患者さんへの説明。
医療に関わること。
料金。
予約。
他のスタッフにも影響する運用。
こうしたものは共有が必要です。
「こうした方がいいと思います。」
「こういう理由です。」
「一回やってみませんか?」
そこまで言って、
チームで確認する。
以前の記事でも書きましたが、
regeが求めているのは、
自分で考えて動ける。でも、独断では動かない人。
改善も同じです。
変わることが多いので、正直ちょっと大変です。
ここまで読むと、
「改善する文化って素敵ですね。」
と思うかもしれません。
でも、
働く側からすると、
普通に大変な時もあります(笑)。
「昨日までこれだったのに。」
「また変わったの?」
「覚えたばっかりなんですけど。」
あります。
だから、
変更したら共有する。
マニュアルを直す。
院内チャットに残す。
みんなが分かるようにする。
変えることより、変えた後にみんなが同じ状態になることの方が大事。
ここは、私たちもまだ改善中です。
今日より、明日ちょっと良ければいい。
大きな改革を、
毎週やっているわけではありません。
掲示を一枚変えた。
物の場所を変えた。
マニュアルに動画を一つ追加した。
患者さんへの一言を変えた。
予約の確認方法を変えた。
そんな小さなことです。
でも、
その積み重ねで、
患者さんが少し迷わなくなる。
スタッフが少し動きやすくなる。
診療が少しスムーズになる。
それでいいと思っています。
完成するのを待ってから始めるのではなく、やりながら良くしていく。
それが、今のregeです。
だから、新しく入る人にも気付いてほしい。
入職したばかりだから、
何も言わない方がいい。
そんなことはありません。
むしろ、
ずっといるスタッフには当たり前になってしまって、
気付けないことがあります。
「なんでこれ、こうなんですか?」
その一言から、
「……確かに。」
となることもあります。
もちろん、
全部の意見が採用されるわけではありません。
でも、
「こうした方が良いと思います。」
と言える人が増えた方が、
クリニックは良くなると思っています。
明日来たら、何か変わっているかもしれません。
昨日と今日で、
クリニックがまったく違う。
さすがにそこまではありません(笑)。
でも、
掲示。
物の場所。
マニュアル。
患者さんへの案内。
診療の流れ。
どこか一つくらい、
「あれ?」
となることはあります。
そして、その横で誰かが、
「それ、今日から変わりました。」
と言っているかもしれません。
そんな、
まだ完成していないregeの日常も含めて、ぜひ一度覗きに来てください。
もしかすると見学中にも、
誰かが、
「これ、変えた方がよくない?」
と言い始めるかもしれません(笑)。