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【Interview#3『オープンな意思疎通』】外国特許事務から、異業界のスタートアップベンチャーへの転職

ハイ・シナジーコミュニティを形成することで、社会の負を解消する構造を作る

SEPTAは、上記のミッションをもとに、フリーコンサルタント向けの案件紹介サービス「CoProJect」を運営しています。そんなSEPTAで働くメンバーを知ってもらうために、インタビュー形式で社員紹介をいたします!

今回は、今年の一月からSEPTAに参画し、バックオフィスで法務を担当する【左藤千紘】さんをご紹介します。

バックオフィスチーム 左藤(さとう)

神奈川県出身。日本女子大学家政学部被服学科卒業。
新卒でバレエ・ダンス用品企業に入社し、その後カナダへ語学留学。
帰国後、特許事務所の外国事務に2年間従事したのちに、2022年にSEPTAへ参画。
現在は、バックオフィスチームに配属している。

■社会人になってから、カナダへ半年間の留学

---これまでの経歴・自己紹介をお願いします。

左藤:出身地は神奈川県です。結婚を機に引っ越すまでずっと住んでいました。学生時代は中高一貫の女子校に通っていて、大学も女子校だったので10年間女子校です!

3歳の時からクラシックバレエを習っていて、コンクールを目指すというよりは習い事兼趣味として近所のバレエ教室で大学を卒業するまで続けていました。

大学は、家政学部被服学科に入学しました。この学科を選んだ理由は、中高でダンス部に所属していて、その時に衣装を作ったり、ものづくりに興味があったからです。

---振付なら聞きますけど、衣装まで自分で作っちゃうってすごいですね。

左藤:基本的に興味があることを深めたいタイプなんです。

今思えばもっと一般的に何を学ぶかわかりやすい、経済学部とかに入っておけばよかったと思うこともありますけど。でも大学の被服学科って、専門学校みたいにデザインやパターンメーキングといった実技メインではなく、被服に関連する学問という感じでした。

---どんなことを勉強していたんですか?

左藤:やることは結構幅広くて、文系から理系までカバーしてました。例えば、西洋の被服についての歴史を学ぶ授業があったり、被服に使われる繊維や染色について実験する授業もあったり。あとはアパレル業界を軸とした経済体系や流通について学ぶ経済学的な授業や、ゼミでは被服構成学について学んで、バレエ衣装の動きやすいパターンについて卒論を書きました。

---左藤さんの就活はどんな感じでした?

左藤:大学時代は、興味のある授業を学びつつ、バレエの発表会や公演に出て踊ったり、とにかくやりたいことをあれこれやっていて。就活で何をしたいかと考えた時、被服学科で学んだこととバレエを続けてきた経験を生かしたいと思い、バレエ・ダンス用品などを扱っている企業に新卒で入りました。踊りや舞台に関わりのある人は知ってるけど、それ以外の人には知られていないニッチな市場ですよね。新人研修期間を経て、直営店の店舗に配属されました。

---店舗にいた時はどんなお仕事をされていたんですか?

左藤:店舗にいた時はキッズ向け商品をメインに担当していました。基本的に自分の担当の売り場は自分で管理するスタイルだったので、売り場替えや、売れ行きの集計・分析や定番商品の発注など、接客にプラスしてそのような業務をしていました。また、接客の中でこの会社ならではだったのがトゥシューズのフィッティングですね。配属後から社内検定に向けて勉強しました。フィッティングを通して、シューズの知識はもちろんですが、それぞれの目的や悩みなどに合わせてしっかりコミュニケーションを取ることが大事だなと実感しましたし、これは後々全く別の仕事をしていても様々な方と関わるにあたり大切だなと感じます。あとは、キッズ向け集客イベントの企画運営を1年目から担当させてもらっていました。ひとつの店舗という範囲ではあったものの、様々な業務を自分で考えてやらせてもらっていたし、とてもチームワークが良かったので活き活きと仕事をしていたと思います。

---カナダへの留学はどういった経緯で決まったんですか?

左藤:そもそもの目標が店舗でのスキルアップだったわけではなく、商品部でものづくりに関わりたいと思っていて、異動できないなら転職を考えていたんです。最終的には希望部署に異動できたんですけど、ただ、保守的な社風を異動先でも感じて、このままこの場所にいるより新たな環境で全く違うことをしてみたいと。

そんななか、カナダに行くという選択肢が出てきたんです。

大学時代に留学に行きたいと思いつつ、バレエの本番や就活のタイミングで機会を逃してしまっていたのをずっと心残りに感じていて。この先を考えたときに本当に行くなら今しかないなと思って、すぐに会社を辞めて、行ける最短でカナダに行きました。6月に会社を辞めて、8月にはもうカナダにいるみたいな。

---めちゃくちゃ早いですね。

左藤:半年は現地で生活したいと思っていたので、後々考えると、コロナのこともあってあの時即決して行ったことはよかったですね。躊躇していたら行けなくなっていたので、そこの判断は自分でもナイスだったと思います!

語学学校に6か月間通って英語を学びつつ、日本に戻ったら毎日英語を話す環境に身を置くことは難しいと感じていたので極力日本語は話さないようにいろんな国の人と友達になることを心がけました。多民族国家なだけあって、ダウンタウンには様々な国のレストランがあったので、友人たちと順番に自分の国のレストランに行って食文化やマナーを話したり、これは自国の味に近い!とか話したのがとても印象に残っています。英語を勉強しつつ、念願の海外で生活することを満喫していたそんな半年間でした。

---8月から半年間ということは、年明けの冬ぐらいに帰国されたと。

左藤:そうですね、2月終わりぐらいに。

さあ、いざ帰ってきたけどコロナウイルスが感染拡大する中で社会活動してないし、どうしようってなりました。転職やばくない?って(笑)。それでも、英語を使える仕事を探しました。コロナがなければインバウンド向けに直接海外の方と関わる仕事ができたかもしれないと思いつつ、まずは英語の実務経験を積もうと探した中で受かったのが特許事務所の外国事務担当でした。



■コロナ禍においても、自身の英語力を活かした仕事に

---特許事務所ってどんなことするんですか?

左藤:私が担当していた外国特許事務は、海外に特許出願をしたいクライアントと海外の特許事務所の仲介をしていました。都内でも大手に分類される特許事務所だったので、メインクライアントは大手企業で取り扱う案件数も多かったと思います。

直接、海外の特許庁と連携を取るのではなくて、クライアントにあたる日本の大手企業の知財部と各国の特許事務所の橋渡し的なものをしていました。現地にいる弁理士や弁護士資格を持っている人がその国の特許庁に申請を行う仕組みです。外国の特許事務所があって特許庁があるみたいな。

---クライアント→日本の特許事務所→海外の特許事務所→海外の特許庁っていうことですね。

左藤:そうそう、そういう感じのモデルです。私が働いていたのは、このモデルの中で日本の特許事務所にあたります。

---その中で左藤さんはどんなことをされていたんですか?

左藤:特許事務所内の、弁理士や技術担当など特許申請の内容を担当する人たちとの社内でのやりとりをしていました。

特許事務の重要な仕事のひとつが期限管理で、現地から受領する書類の応答期限や登録料の納付期限など決められた期限までに必ず対応しないと取り下げになってしまうんです。なので、社内システムに事務担当が全ての期限を入力し、リストを出力してそれを基に必要な対応や回答を貰えるようにクライアントや所内の技術担当にリマインドしていました。あとは、オフィスアクション応答完了後、現地代理人からの請求書と事務所の費用を加えた請求書を発行して完了報告を作成したり、クライアントからの質問の対応や見積書の作成などをしていました。海外とのやり取りの中で、請求書の内容に不備があったら問合せをしたり、必要な書類が揃っていなかったら送付してもらうよう依頼したりと、定型のメールだけでなく時には突発的なコミュニケーションが必要だったので、どのように連絡したら必要な対応をすぐにしてもらえるか日々試行錯誤していました。

とにかく内容をちゃんと確認すること、ミスをしないこと、期限管理といったことを鍛えられました。繁忙期とかそういった波がなく、いつも忙しいような状況でした。

かつ、入社した時点でコロナ禍だったので、基本リモートワークが採用されていたんですけど、入る直前までは全部紙媒体で動いていた会社だったんですよ。そのため電子化を急ピッチに進めている時に入社したって感じです。

---そこに一年半ほどいらしてたんですね。

左藤:そうですね。厳密な管理を求められるからこそ、所内に定められたフローに則った対応をしなくてはならなかったので、仕事の精度を高める力を鍛えつつも、一方では堅苦しさも感じていました。そんな時に、結婚して引っ越すことが決まって…



■フルリモート・バックオフィスであっても『SEPTAの一員』

---そして、いよいよSEPTAに入るわけですね。

左藤:そうですね。長くなりましたが(笑)。

---SEPTAはどうやって見つけたんですか?

左藤:前職に関しては、フルリモートで続けていくのは難しいかなと感じていたので、引っ越した先でゆっくり仕事を探せばいいかなと思いつつ、でも理想としては都内の会社でリモートで勤務できる会社があったら一番良いなとぼんやり思っていました。

そんな時に、私の中高時代の友人から「大学の先輩がバックオフィスをやってる人を探しているみたいなんだけど、興味ある?」という話が降ってきて、その方がSEPTA代表の山口さんでした。最初に友人から聞いていた話では、週の半分くらいは出社は必要だけど相談してみたら対応してもらえるかも、という感じだったので、実際フルリモートに近い形は難しいかなと思っていました。ですが、山口さんに事情を話したら「あ、全然リモートでもいいですよぉ、常に連絡が取れる状態だったら!」みたいな感じで採用が決まりました(笑)。

---全リモートというのも弊社のなかでは特殊ですが、働いてみていかがですか?

左藤:そうですね、90%以上リモート。2社経験している者から言うと、Slackで随時いつでも気楽に聞けるのは大きいです。

前の会社では急いで対応しなければならない仕事が多い上に個別で作業するスタイルだったので、なかなか質問をし辛い雰囲気がありました。聞きたいことをまとめておいてタイミングをみて聞くみたいな。リモートワークの際も別のチャット機能を使ってコミュニケーションをとってはいたんですけど、皆さんの仕事の忙しさを考えると気軽に質問を送りにくいなと感じていました。そういったことから、リモートで仕事することには少し懸念がありました。

でもSEPTAではそういうことがなくて、基本Slackの内容は全て見られるし、分からないこともその都度気軽に聞ける。なんなら私だけじゃなくて、オフィスにいてもSlack上で会話しているくらいなので、。それがあるおかげで孤独感を覚えないというか。離れていてもコミュニケーションが取りやすいっていうところがいいところだと思います。

---社内でのコミュニケーションが透明化されているということですね。

左藤:そうですね!私が担当していない業務でもなんとなく流れがわかるというか、今こんなことしているんだなって大体わかるというか。リモートで仕事をしていても、今オフィスでは何が行われているのかわかるっていうのはいいなって思います。あとはわけわからないくらい自由っていうところもいいなと思います(笑)。

---自由っていうのはどういった点でそう思いますか?

左藤:みんないろんなことを発言しているし、それぞれに裁量権がある気がします。くわえて、担当する業務が流動的だなって思います。「私はこれをやる」みたいにハメこまれる感じが無い。実際私が今やっている仕事も、結構日々変わる感じで、「今日これやってください!」って単発で業務がきたりすることも多いですね。

---仕事上で大切にしているスタンスってありますか?

左藤:バックオフィスかつリモートでやっているので、疑問に思ったことはすぐ聞くようにしています。「こうやってみたんですけど、あってますか」みたいに、ちょっとでも気になることがあったら聞くというのは心がけています。

---この間、山さん(弊社代表)も仰っていましたけど、左藤さんは本当にミスが少ないと。それは前社の影響もあると思いますか?

左藤:それはめちゃくちゃあると思います。前社では期限を落とさないように厳密に管理したり書類の書誌事項や細かい請求内容の金額をチェックをしたりと、細部まで間違いがないようにすることが必須だったので。SEPTAでの請求書発行や案件情報の管理などに生かせているかなと!

---今はバックオフィスをやられていますが、今後こんな業務をやってみたいとか、違う部署に所属してみたいとかってあったりしますか?

左藤:今は、基本的に一人で回していることもあってバックオフィス体制がそこまで整っていないと思っています。今後業務が拡大して、バックオフィスチームも拡大した時に、スムーズに業務が行えるように、前段階として業務を整理してオペレーションを確立できるようにしたいです。

---今後どんな人と一緒に働きたいですか?

左藤:コミュニケーション力が高い人がいいかなぁ。私はたまにしかオフィスにやってこないので、そんな状況でも「誰だあの人」とはならない人がいいです(笑)。

全社的に考えると、いろんなことやりたいですっていう人が合うと思います。あれこれと状況が変わる中でそれが面白いと感じるタイプの人が合うんじゃないかなと思います。

---今後の目標を教えてください。

左藤:バックオフィスって目標を持ちにくいところがあって。この業務をやったから直接こういう数字が出るみたいなのはないし、どちらかというとみんなが契約をとるという成果を上げた後に私が動き始めるみたいな感じなので。

ただ、誰かが契約回りをやらないと事業として成立しない訳だし、そういうところを円滑に進めることによって会社が拡大すると思っています。そこで拡大に関わっていると思ってもらえるように頑張りたいです。理想としては、SEPTAの一員として「左藤さん」と認識されたらいいかなって。それがまず第一歩だと思っています。今まで拡大期にある会社というか、事業を創って成長している途中の会社にいたことがなかったので、バックオフィス面で全社的に良い影響を与えるような成果を残していくことが私がSEPTAでやるべきことかなと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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