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国土交通省 インフラDX大賞「優秀賞」への新たなる挑戦

ー今回は、国土交通省のインフラDX大賞「優秀賞」を受賞したプロジェクトを、中心となって進めた小川さんにインタビューをさせていただきます。よろしくお願いします!

ーまず、プロジェクト内容について伺ってもよろしいでしょうか?

 JR東日本が持っている水力発電所(千手発電所in新潟)の建設工事の進捗管理で、従来は社員が現場の新潟まで、工事が進捗するたびに、確認・検査で出張する必要がありました。このプロジェクトでは、自動ドローンが建設工事現場を飛行し続け、撮影した映像を3次元データ化し、5Gを使って、現場に行かずにデータを確認するという実証を行いました。

ー今回のプロジェクトは、1年弱という短期間で進めたそうですね。これは、他のプロジェクトと比較するとどのような違いがあるのですか?

 GPSが届かない屋内環境での自動ドローンの実証であること、さらにそのデータを3次元化することが求められている点が、技術的に難易度が高い案件でした。この技術課題に加えて、実際に現場では工事が進捗しているため、その業務も考慮しながら実証を行う必要があったこと、またその現場ルールを身につけていたわけではなくて、一から理解しなければならないことが難しかったです。

 ただ、達成後は、JR東日本グループとの取り組みの強化(合弁会社設立、資本業務提携)、また合弁会社CalTaでのTRANCITYという3次元化クラウドサービスの立ち上げにつながるなど、ターニングポイントとなる案件でした!

ーそれでは、プロジェクト中、最も大変だったことは何ですか?

 山場は、一番最初です。開発、現場導入、運用などの工程がありましたが、導入の部分が一番大変でした。安全性を担保した作業の実施に対して、メンバーも私自身も、知見がない状態で、安全にやることを第一使命として考えていかなければならないことが大変でした。

 また、現場での細かい規定が多くあり、状況によって、その場で実施内容が変わることもありました。想定と違う内容になると、その調整もとても大変だった記憶があります。

ー大変なことも多いこのプロジェクトを、まとめあげた小川さんの苦労が垣間見えました。これ以前にも、チームをまとめるという経験をしたことはありますか?

 こんなに大きな規模感でまとめるのは、初めてでした。プロジェクト中に意識していたことは、まず自分のミッションを持って、それをこなすように努めることです。

 成長したのは、現場力ですね。このような特殊な案件に対しての初めての挑戦によって、対応力や全体を見て、先を見通す力がつきました。

ープロジェクト中のプライベートはどのように過ごしていましたか?

 プライベートは、ほとんどありませんでした。残業もありましたが、正確には、責任感という面で「病気等で休んではいけない」と思いながらやっていました。また、プライベートで健康を損なって、仕事に影響が出ることがないように、自己管理に努めた期間でした。

ープロジェクトが成功した秘訣は何だと思いますか?

 現場の方々やJR東日本のご担当者様など社内外含めてメンバー全員が同じ熱量を持って取り組んだからこそ、成し遂げられたことだと思っています。私は、このチームが、奇跡的なグループだったのではないかと思っています(笑)

 短期間で進められたことや、全ての工程が滞ることなく進められたのも、全体のまとまりがあったからだと思っています!

ー最後に、このようなプロジェクトを経験してみたい人に向けて、一言お願いします!

 まだ見ぬ未知の体験を、ワクワクしながら受け取ってみてください!この経験を、新鮮で楽しいと思える人には、ぜひ挑戦してほしいです!

― プロジェクト期間中、全てを仕事に費やして、受賞にまで導いた小川さん。とても貴重なお話をありがとうございました!

次回の記事もぜひ楽しみにお待ちください!

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