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CTOに今までで一番難易度が高かったプロダクト開発や楽しかったプロダクト開発を聞いてみました!

今回お話を伺ったのはアップストリームの創業者の1人であり、CTOの小西響児さん。アップストリームが今まで手掛けたプロダクト開発の中で一番難易度が高かったプロダクト開発や楽しかったプロダクト開発について、過去の出来事を振り返りながらお話していただきました。

‐アップストリームのプロダクト開発の中で一番難易度が高かった開発はなんですか?

難しかったなと思う開発はたくさんありますね…。どれが一番かって言われると難しいんですけど、一つを上げるとしたら「字幕システム」の開発は大変だったなぁって思います。

アップストリームの動画配信サービスにかかわる知識や技術の中でこれは他社には負けないなって感じる技術の一つが「字幕システム」なんですが、これの開発は手間がかかった記憶があります。

字幕システムを開発していた当時はまだTV放送の字幕データをWEBで字幕にするようなシステムは存在していなくて、まずはどのように変換していくのか?というところから調べていく必要がありました。TV放送の規格はARIBが決めた日本独自の規格である一方で、配信はWebVTTという規格でそもそものルールが全く違うんですよ。システムを作り上げる前段階として、それぞれの規格については仕様書を読み込んで理解していく必要があるんです。内容を理解してシステムに落とし込んでいく…という作業を繰り返していくんですが、それだけではうまくいかない時が結構あって。ブラウザが作ったコードを想定した位置に表示してくれない…みたいな問題が出てくるんですよね。そういうときはWebKitやBlinkのソースコードの中から必要な情報を読み込んできたりしていました。今思えば泥臭い仕事だったなって思いますね。

でも、その下積みがあったからこそ今アップストリームとしてこの知識は他には負けないぞって自信をもって言うことができると思っています。そして何より今までの0から作り上げた実績があるので放送業界でも字幕のことはアップストリームに聞こうって思っていただけているんだと思っています。

‐今までで一番楽しかったプロダクト開発はなんですか?

さっきの回答と似てると思うんですが、世の中にないものを試行錯誤してつくりあげる開発はやっていてすごく楽しいですね!今この世の中に存在しないものを0から作り上げるのってすごく泥臭いところも多いけど、「こんなこともできるんだね!」って感謝してもらえるところが大きいと思うんですよ。さっきの話に出ていた字幕システムも最初はやっぱり配信のデータには字幕ほしいよねってところから始まって、できるかな?っていうクライアントの悩みを解決してあげたいって気持ちから動いていったんです。それが見事に解決できた時はすごく感謝されるし、うれしいです。そうやって作り上げたものって他社がアップストリームの作ったものを参考にして開発してくれたりするんです。アップストリームよりはるかに世の中に名前のしられているような大きな会社が自分の作ったシステムを参考にしてシステムを作っていたりするのを見ると「どう?すごいでしょ?」って気持ちになります(笑)

‐これから入社する方が新規の0→1開発にかかわることはありますか?

もちろん!アップストリームはこれからどんどん大きくなっていく会社ですし、自社開発だけではなく受託開発も行っているので新規の案件にかかわる機会はすごく多いと思います。そして新規の案件はそのほとんどが既存のシステムの改修ではなく、新しいシステムの開発です。エンジニアがやっていて楽しいと思えることは多いんじゃないかと思います。

そして、その開発をしていく中でもっとアップストリームとして軸となる技術を生み出していきたい。クライアントの悩みを引き出していく中でこんなのどうかな?というような技術の提案が増えていけば、アップストリームの技術の軸も増えていくと思うんです。そしてそのエンジニアの努力が軸となって新規の案件獲得にもつながっていく…。これがエンジニアが行える真の営業活動なんじゃないかなって私は思っています。こういったことを一緒にやってくれるような人が入ってきてくれたらすごくうれしいですね。

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