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実際どうなの?活躍エンジニアに聞く、話題のOutSystemsを使用した開発について

近年すさまじいスピードで進化し続けているローコード開発プラットフォーム。さまざまな製品がある中、ローコード市場を牽引していると言われているのがOutSystemsです。トライアローでは、OutSystemsの開発エンジニアの育成と採用強化をいち早く推進。OutSystemsの認定資格取得や育成支援のサポートにも積極的に取り組んでいます。

そこで今回は、現在OutSystemsを使用してバリバリ働くエンジニアにインタビュー!実際に使っているからこそ感じるメリットデメリットを始め、あると捗る知識まで、リアルで役立つお話を伺いました。

目次
  • 効率的&感覚的に使える!OutSystemsの特長
  • スピーディな環境構築は顧客側にもメリット大!
  • 先輩エンジニアがすすめる、資格取得&実践のための準備
インタビュイープロフィール
  • 横田 博史さん

トライアローエンジニア。入職11年目。OutSystemsPJのチームリーダー的存在で、経験知識ともに豊富。趣味は漫画やゲームで、週刊漫画は欠かさずチェック。なかでも、ほのぼのした癒し系ストーリーが好きで最近のお気に入りは「ハクメイとミコチ」。

  • 中島 望さん

トライアローエンジニア。入職5年目。元はインフラエンジニアで、ほぼ未経験から開発に携わり、今では周囲から頼られるほどに活躍。趣味はアウトドア全般。キャンプや釣りに出掛けるのが最高のリフレッシュに。最近はオンライン飲み会にもハマっており、日本全国に飲み友がいる。

効率的&感覚的に使える!OutSystemsの特長

まずは、現在のお仕事内容について教えてください。

横田:OutSystemsを使用して画面を作って検索したり、登録画面で登録や入力をしたりといった開発全般を行っています。今はかなり大きなチームに携わっていて、私の開発チームだけで7名、さらに他開発チームが5~6つあるので全部で40人くらいいます。

中島:僕もOutSystemsを使用して画面を作っています。ロジックを作ったり、他のシステムからデータを取得してそれをまた他のシステムに書き出したり……といった仕事をしています。横田さんとは個のチームは違いますが、大枠では同じチームで40人の中の1人です。


お2人ともOutSystemsを使用して仕事をしていらっしゃいますが、 OutSystemsが従来の開発手法と異なるのはどんな部分なのでしょうか?

横田:従来の開発手法では「開発言語」を用いてプログラミングをします。要するに、キーボードでひとつずつ文字を打つのですが、キーボードを使うので当然1個1個手作業でコードを打つんですね。コピーもできますが、基本的には自分で全部打ち込むというイメージです。

一方で、OutSystemsはキーボードを打つ作業はほとんどなくて、どちらかというとペイントツールのような操作性と言いますか。感覚的に使えるという特長があります。

中島:「WordPress」などをご存知でしたらイメージしやすいかもしれません。今までキーボードで打っていたところをドラッグ&ドロップひとつで作れるような、とにかく操作が簡単で便利です。


とはいえ、OutSystemsを使うからと言っても感覚だけで開発するのは難しいですよね……?プログラミングの知識はやはり必要なのでしょうか?

横田:OutSystemsの使用には資格が必要なのですが、正直その資格に受かるだけだったらプログラムの知識は必要ないです。試験に受かるために必要なことはOutSystemsの基礎的な部分で、使い方や考え方などの簡単なレベルなので。実際にプログラミング未経験者で受かった人も知っています。

ただ、実際に業務を行うとなると、プログラミング知識が全く無いというのは厳しいと思います。経験上、実際の業務は基礎だけでなく応用も必要だと感じているので、最低限プログラミングの基礎的なことはわかっておいたほうが業務がスムーズに運ぶはずです。

中島:僕は逆に、ほぼ経験がない状態で入ったので「絶対にプログラミング知識が必要!」とは言い切れません。でもそれは横田さんのようにサポートしてくださる方がいたり、チームで働いているので質問できたりしたから言えることで、自分一人だけで「さあ、これからOutSystemsで開発してね!」という状況だったら無理だったと思います。

スピーディな環境構築は顧客側にもメリット大!

OutSystemsのメリット、魅力はどんなところだと思いますか?

横田:環境構築が楽になったことは大きなメリットだと思います。今までだと手打ちでコードを組んで実際に動かせる環境を構築することが多かったのですが、OutSystemsはそれを自動で用意してくれるので感覚で組んだものをすぐに実践レベルで使えます。

中島:画面を速く簡単に作れるということは、お客様にも早くモノを見せられるというメリットに繋がります。今まではExcelで「こんな感じの画面になります」というイメージ図を先に作っていたのですが、Excelだとイメージがよく掴めないという場合も多かったのでOutSystemsで実際の画面を見てもらえることで、やり取りもスムーズになりました。

横田:お客様に完成イメージをすぐに見せられるし、実際に動く画面を触ってもらって使い勝手も見てもらえる。OutSystemsは「高速開発ツール」という別名があるくらい、開発スピードとしては従来よりも2倍くらい速くなったイメージですね。


反対にデメリットや、ここは使いにくいという点はありますか?

横田:細かい調整がしにくいのは少し不便です。今までの開発だと自分のPC内でちょっとソースを直してちょっと確認、ということができたのですがOutSystemsではそれができません。

全員が同じサーバーを使っているので、自分が試しに修正したせいで他の方が「自分の環境が動かなくなっちゃったんだけど」みたいなことが起きるんです。だから「ちょっと試す」みたいなことができない。そのためにはひと手間掛かっちゃうんですよね。


OutSystemsは効率的に感覚的に開発できることが大きな魅力ですが、最初の時は現場に入ってすぐに使いこなせましたか?

横田:やっぱり最初は少し難しかったですかね。3か月くらいは人に聞いたり見たりして「こんなふうにやるんだ」と勉強しながら慣れていった感じです。

中島:僕も横田さんのサポートを3ヶ月くらい受けていました。とくに僕は未経験でプログラムのセオリーが全くわかっていなかったので、かなり手厚くサポートしていただきました。

例えば、「組んで周りへの影響はどうか」とか「周りに迷惑が掛からないような組み方ができているか」とか、アウトの深い部分も聞いていました。

先輩エンジニアがすすめる、資格取得&実践のための準備

OutSystems使用には資格が必要とのことですが、これから始める方はどんな勉強をしたら良いでしょうか?

横田:私たちはOutSystems側が提供している「セルフトレーニング」という動画を見て学んで、演習問題を解いて……という方法で使い方や基礎知識を学びました。

中島:今は「BlueMeme」という会社の方でブートキャンプを行っているようです。こちらは動画ではなく、講師がついて講習形式で演習を行う形です。

横田:やる気があれば、トライアローが費用面などで資格取得のサポートをしてくれるので利用できる方はしたほうが良いと思います。トライアローに入社して正社員になっていただいて「今後OutSystemsを学んで開発をしていきたいです」という意欲があれば受けられると思います!


OutSystemsを実践で使用するにはプログラムの基礎知識があったほうが良いというお話がありました。具体的にはどんな知識を習得しておくと良いですか?

横田:SQL(構造化照会言語)の知識は絶対必要ですね。

中島:僕はやりながら覚えていきましたが、実践にあたってはSQLの知識が最低限必要だと思います。

横田:基本的に、データベースにインプットされている情報を引っ張ったり登録したりするのはSQLというコードでやっているんです。

そこは最初にお話したように感覚で使えるようになっている部分もあるのですが、基本的な構造の知識がないと感覚ではできません。OutSystems側からもドラッグ&ドロップで感覚で使えるようサポートしてはいますが、最終的には何かしらのコードを書くのでSQLの知識が必要になってきます。


最後に、これからOutSystemsを使用して働きたい、OutSystemsに興味を持っているという方に向けて先輩としてメッセージをお願いします!

横田:資格は正直そんなに難しくないので受かると思います。だからそのへんはあまり気負わずにやってほしいです。ブートキャンプもありますし、トライアローではサポート体制も整っているので恐れずに飛び込んでほしいです!

中島:何事もハングリー精神が大事です。ハングリー精神をもって学んで、それをアウトプットする人が続けられると思います。僕も未経験から現在まで続けてこられているので、OutSystemsに少しでも興味を持っている方は是非トライしてみてください!

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