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FDMagazine#07①7割が失敗するDX推進プロジェクト成功の秘訣

一般的に、7割のDX推進プロジェクトが失敗すると言われています。メンバーの全員が失敗したくないと考えているはずなのに、なぜ失敗は繰り返されるのでしょうか?横断的な組織構成で、データ連携を多く必要とするようなDX推進のようなプロジェクトでは、本当の課題・目的が見えず失敗するケースも散見されます。リカバリーをスムーズに行い、プロジェクトの失敗を回避できる体制づくりについてご紹介します。

隠された課題を抽出し、真の目的を定義してプロジェクトを計画・実行することが、プロジェクトを成功に導くカギとなる。

一般的なシステム開発を含むプロジェクトでは、SIerなどによってアサインされたプロジェクトマネージャーが、クライアントから提示されたRFPに基づきプロジェクト計画書を作成します。このような流れでは、クライアント側の課題やプロジェクトの真の目的が明文化されず、開発フェーズを経てから、露見することも少なくありません。

その結果、プロジェクトの再計画が必要になり、リカバリーに失敗すれば納期遅延や品質低下に直結してしまうでしょう。クライアント自身が気付かない課題を抽出し、真の目的やゴールを定義してプロジェクトを計画・実行することがプロジェクトを成功に導くカギとなります。

それでは、失敗しないプロジェクト体制は、どのように築くことができるのでしょうか?

中立的な立場のコンサルタントであれば、プロジェクトマネージャーとしても公平に優先順位を決めることができる。

客観的な視点で課題を抽出し、解決策を考えるコンサルタントが上流工程に関わることで、プロジェクトの背景や特徴、体制などについて深く理解することができます。特にデータ連携を伴うシステム開発プロジェクトでは、実際に各部門の担当者から直接話を聞くまでは、クライアント側の実態が見えないことが多いです。それは、課題抽出のプロではないクライアント側の担当者では、多面的な視点が欠けており、問題の本質に迫ることが難しいからです。

また、各部門の担当者から作業フローや既存システムについて、具体的な話を聞くことで、隠れていた課題が見え、ユーザーを意識して優先順位を決めながら整理することで、真の目的を導きだし最適な改善策を考えることができます。ここで想定されるユーザーは、プロジェクト完了後に完成したシステムを操作するクライアント側の担当者も含まれます。そして、この過程で生まれるコミュニケーションや理解が助けになり、クライアントからの信頼を得ることもできるのです。

クライアント側・受注側のどちらでもない中立的な立場であるコンサルタントであれば、プロジェクトの目的と照らし合わせ、公平に物事の優先順位を決められます。不測の事態が発生しても、そのコンサルタントがプロジェクトマネージャーとして判断・提案したリカバリー策は説得力の高いものとなり、承認されやすくなります。リカバリー策が定まらないまま納期が遅延することや品質の低下を回避して、プロジェクトを成功に導くことが可能になるのです。

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7割が失敗するDX推進プロジェクト成功の秘訣 | Magazine | FirstDigital


7割が失敗するDX推進プロジェクト成功の秘訣 | Magazine | FirstDigital
インプットポイント プロジェクトマネージャーの中立的な立場づくりが成功要因となることを理解する。 プロジェクト進捗の発注側、受注側のギャップを埋める手法を学ぶ。 RFPを作る前にコンサルタントを体制に入れるメリット。 ...
https://www.firstdigital.co.jp/magazine/128/
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