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FDMagazine#08②【事例紹介】プロジェクトマネージメントのフレームワークを活用した働き方改革

「①理論を作るフェーズ」の取り組み

特にこのフェーズには時間をしっかりかけ、多くの関係者を巻き込み、じっくり取り組んだ。具体的な取り組み内容は「社内標準の教科書の作成」である。世界標準のフレームワークPMBOKを、クライアント社内向けにカスタマイズし、「PMフレームワーク概論」という名称の社内標準の教科書的資料として完成させた。

PMBOK自体はそのまま使うには複雑すぎて、クライアントのビジネス事情には即していない。

そのため教科書として作成するに当たっては、しっかり現場の声を吸い上げるプロセスを重要視した。プロジェクトマネージャー経験者に社内インタビュー調査をかけたり、最もプロジェクトマネジメントのスキルの高い方に監修に入ってもらったり、一度作ったパイロット版を現場マネージャーに見せてフィードバックをもらい調整をかけたり、といったプロセスが一例である。

また、現場業務をイメージしやすい資料にする為、資料内にクライアントの実際の事例やドキュメントを、できる限りたくさん載せる工夫も行った。

結果として、パイロット版の作成に約半年、最終版の完成には約1年半を要する長期の施策となった。

「②理論を実践させるフェーズ」の取り組み

このフェーズでは、「PMフレームワーク概論基礎研修」を企画し、展開した。

これは、将来のプロジェクトマネージャーを担う若手人材を対象とし、「PMフレームワーク概論」の基礎知識を学び、擬似体験できる研修として開発したプログラムである。フレームワークの概要を習得する為の座学だけでなく、それを疑似体験できるケーススタディのワークショップも組み込んだ研修プログラムとなっている。

初期の研修の講師は弊社コンサルタントが務めたが、将来的にクライアント社内で研修の展開を完結できるよう、研修マニュアルの作成・ブラッシュアップも研修の実施と並行して行った。

研修後に参加者に対して実施した事後アンケートで、「満足できた」・「業務に示唆があった」といった高評価の声が圧倒的多数を占めた事もあり、この「基礎研修プログラム」に対するクライアント評価は非常に高いものとなった。

「③理論を浸透させるフェーズ」の取り組み

このフェーズで行った主な取り組みとして、「プロジェクトマネジメント視点の評価制度改革」をご紹介する。

これは、単純に現評価制度にプロジェクトマネジメントのスキル評価項目に加えるだけでなく、社員がキャリアパスとして、プロジェクトマネージャーを目指したいと思えるような評価制度に変革する事をゴールに構築した施策である。

具体的には

  • 評価項目の追加
  • キャリアパスの価値化

を行っている。

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>>>このストーリーの続き・詳細は以下のURLからご覧いただけます!

【事例紹介】プロジェクトマネージメントのフレームワークを活用した働き方改革 | Magazine | FirstDigital


【事例紹介】プロジェクトマネージメントのフレームワークを活用した働き方改革 | Magazine | FirstDigital
インプットポイント 「プロジェクトマネジメント」の理論構築し、社内標準化や実践していく方法を知る。 一般標準のフレームワーク/理論を、クライアント事情に合わせてカスタマイズする方法を知る。 プロジェクト概要:社内標準のルール・教科書的資料の作成、研修プログラムの開発、評価制度の改革、期間約2年 ...
https://www.firstdigital.co.jp/magazine/226/
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