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松下の社会人人生を振り返る~後篇/株式会社Cloud Soft #20

Photo by Jeremy Bishop on Unsplash

どうもどうも。クラウドソフトの松下でございます。
前篇と中篇の内容を読み返して流石に不味いかなと感じてます。これはアウトかな?w

どん底状態から抜け出すべく、4社目に入社したところから後篇はスタートです!

4社目:カスタマーサクセス他 ※在籍期間4年3ヶ月

2社目・3社目と早期離職が続いた私は完全に自信を失いました。
「自分は本当は営業に向いていないのではないか」と。
そこで、あえて営業職以外を志望して転職活動を行い、とあるベンチャー企業に就職したのでした。

その企業は美容商材を自社ECサイトで販売するのがメイン事業でした。
私がこの企業で行った業務は下記のとおりです。
お客様窓口(コールセンターをイメージしてください)・在庫管理・発送管理・商品仕入れ・商品企画・マーケティング・カスタマーサクセス

こいつ本当になんでもやるな…。実は、なにもできないだけなのではと疑わしくなってくる。
自分のことだけど。

と、いろいろやってはいますが、3社目と比較したらはるかに楽でした。
業務難易度の話も多少ありますが、なによりも心が。毎日定時に帰ってましたからね^^

しかし、順風満帆にはいかないものです。仕事や会社とは別に私自身に問題が発生しました。
精神疾患の影響による内外とのズレです。(後遺症とまではいかないと思います)

精神的に余裕ができたこともあり、この頃から友人と会う機会も増えたのですが、そこで言われました。「やっぱり性格とか変わったな」と。(その後5時間くらい説教されました💦)

中篇にて、メンタルクリニックで「うつ状態」と診断されたわけですが、そもそも精神疾患に完治という概念は存在するのでしょうか。今となって私は思います。「元通り」にはならないと。
修復は出来ても、歪な形となっているのです。傷跡が残っているのです。

私の場合、以前と比較して、ストレッサーに対して過剰な攻撃性を示すようになりました。
お恥ずかしい話ですが、つまりは愚痴や不満の噴出などです。気を抜くと凄まじく口汚くなります。

今でこそ自覚できていますが、当時はあまり理解できておらず、その結果、無意識のうちに自身と周囲の間に壁を作ってしまったと思います。というか自己嫌悪がとにかく酷かった。

ちなみに、いまや私のアイデンティティともいえる自己肯定感の低さも、この頃から輪に掛けて強くなりました。現在は当時よりマシになったのですが、これは100%友人達のおかげです。
この話は人生の中で最も嬉しかったことでもあるのですが、今回は割愛します。
とりあえず、私の友人は世界一だと思う。ズッ友なんて生温い。いっそ結婚してくれよ!

さて、話を核心まで進めます。退職理由についてです。
ズバリ、コロナウィルスに伴う生活形態の変化により精神面に不調をきたしたことです

ハッキリ言ってしまうと、再度うつ状態になりかけました。結構ギリギリでした。
加えて今回は睡眠障害のおまけつき。1週間寝れないとかザラでした。自律神経がバグってました。

1点目で触れました通り、私はストレッサーに対して過剰な攻撃性を示していたわけですが、最大かつ唯一のストレッサーであるコロナに対して、私の怒りなどなんの意味もありません。まさに道化。
虚しさや不安・不満が澱になっていきました。

それに加えて、リモートワークによるコミュニケーションへのストレスの蓄積、祖母の急逝など色々なものが積み重なったことを受け、2021年4月に退職しました。

ここでは退職に至る経緯だけを書いていますが、実際4年以上在籍していたんです。
最初からずっとストレスを感じていたわけではありません。
むしろ、それまでの社会人経験では考えられないくらい、働きやすさや待遇は良かったです。
営業以外を経験することで見識も広がりましたし、ベンチャーのスピード感も知れました。

1社目での大いなる反省点の社内営業=社内での関係性についても、課題はあるにせよ改善されたとも感じています。私が退職すると伝えた時、部下の方が泣いてくれたのは不謹慎ですが嬉しかったな…

早期離職という失敗を繰り返していた私にとって、4社目での経験が大きな転機となったことは間違いないでしょう。

間章➁:Let’s NEET!

4社目を退職して2021年5月から2022年1月まではニートでした(完)。
「コロナもあるし、貯金もあるし、働かなくていっか」と、30超えた大人が言うことか?と思わず自分で自分を鉄拳制裁したくなるような愚かしい判断のもとにスタートしました。屑…

一応弁明させていただくと、精神安定のための療養期間でもあります。
4社目時代に発覚した自身の悪癖に対してどう向き合うか。恐らく変えることは難しいと思うからこそ、真面目に考えていました。
長野県は善光寺の宿坊にお世話になって禅をやったりね。祖父が残してくれた縁に感謝。

自分で言うのもなんですが、この「なにもしない」時間のお陰で、大分成長できたと思っています。
心身が健やかになったのは勿論ですが、改めて自分を知れたかなと。
そこから如何様に変わるかは私次第でしょう。

5社目:営業職・マーケティング ※在籍期間3ヶ月

などと、さもハッピーエンドみたいな感じで〆ておきながら3ヶ月で退職っていうねw

ニート生活に別れを告げ、改めて転職活動を始めた私ですが、4社目で営業から離れた結果、「改めて営業に挑戦したい」と考え、営業職を希望していました。

その結果、2022年2月からは主にLEDパネルなどを販売している会社の営業職として入社致しました。
ですが、入社して1ヶ月で前任者の方が退職されることを受け、マーケティングのリーダーをすることとなりました。4社目で多少はやっていたけどいきなりリーダーって…💦
※そこから約1ヶ月毎日勉強しました。マーケティングは難しいっす(小並感)

さて、早々に退職理由を挙げますが、ずばり会社の経営状況が著しく悪かったためです。

コロナの影響もあり、3年ほど前から業績は悪化の一途。この状態が続けばどうなるかは火を見るより明らかでした。
入社してすぐに賞与がないことと、売上を出すため残業の半強制があることには気付きました。

ニート期間を経て精神的に安定していたこともあり、ストレスでどうこうなることもなく、色々精力的に動いては見たのですが、具体的に何かが進むことはありませんでした。
入社間もない人間がしゃしゃり出すぎたのもあったのかもしれませんが、私の実力不足でしょう。
未だ至らぬことばかりです。

加えて、全7名社員のうち2名が同時に退職するという話を聞き、「流石に心中する趣味はないかな」と考え、3ヶ月での退職となりました。

3ヶ月という短い期間でしたが、この5社目では過去の社会人経験が非常に活きたと感じました。
ざっくり挙げると下記のような感じです。
◆新規営業・反響営業←1社目と3社目で経験済み
◆売上回復のための自発的な行動がとれてない←2社目での経験で、A4×7枚の企画提案書を作成
◆残業の半強制などの労働環境←3社目でのストレス耐性で割となんとかなった
◆在庫管理の効率化・外注倉庫との関係強化←1社目と4社目でやってた
◆簡単なHPの修正・SEO対策←4社目で多少やった

勿論、早期での離職となってしまったことは残念ではあります。
ただ、すでにボロボロの私の職務経歴書にもう一つ傷が増えたところでさしたる影響はないでしょうし、それ以上に過去の経験が自身の中で生きていると感じれたことこそが何よりの収穫でしたので、一度決断したらあとは早かったです。私の座右の銘ですからね、「迅速果断」。
会社へは非常に失礼な話ですが、これもまた巡り合わせだったと思います。

終章:そして現在へ…(クラウドソフトのなんでも屋) ※在籍中

本当は「そして伝説へ…」ってタイトルにしたかったんですけどね。
流石に世代なので、かのビッグタイトルに乗っかるのは烏滸がましいと言いますか…
「自惚れんな」とザキが飛んできそうなので💦
ちなみに、あの世界なら私は確実に遊び人ですね。賢者に転職?できるわけないでしょうが!

閑話休題。時系列が現在に戻ってきました。
約10年に渡る黒歴史ツアーお疲れ様でした。付き合わせてしまった申し訳なさしかない💦

さて、5社目を2022年5月に退職した私は、「次はどうすっかねー。流石に社会不適合者なんじゃないかと不安になるな…」と思いながら5度目となる転職活動を開始しました。もう手慣れたもんだね^^

その後、dodaでの掲載初日だったクラウドソフトの求人を見つけ、入社に至るわけです。
ちなみに、その時点で1社から内定をもらっていたのですが、クラウドソフトから内定が出る前に辞退してました。思い切りが良いというか、後先考えないというか…(呆れ)

お気付きの方もいるでしょうが、現職のクラウドソフトで私は初めてIT業界に参入しました。
と言うのも、私の新卒時代はIT=ブラックという風潮が特に強かったと思います。
その頃の刷り込みもあったのか、IT業界は無意識に転職の対象外にしていたのですが、「選り好みできる立場かお前?」と思い立ち、希望業種を広げた結果の出会いです。結果、英断でしたかね。

入社直後こそ営業のみに注力していましたが、前篇は序章で記述した通り、光栄なことに役職までいただいていることもあって、現在の担当業務は多岐にわたります。
営業、人事・採用、広報、事務などが代表的なものとなりますでしょうか。
細分化は非常に難しいのですが、ぶっちゃけ、私の関わってない業務はほぼないと思います。
※将来的にこのままではダメということはよく理解しています。

今後についてですが、後任の採用並びに教育が完了次第、営業のプレイヤーとしては身を引きます。
採用責任者としてエンジニアの採用活動に注力するほか、より魅力的な会社となるよう、組織作りに注力して参ります。
肩書に見合う成果を残すのが、自分の仕事であり役割と理解しております。
これまでに沢山の失敗を犯してきた分、その経験を今のフィールドで活かせればなと。

ご存じの通り、複数の会社をすぐ辞めてきた人間ですが、お陰様で現在は非常に日々が充実しております。6社経験して分かったのですが、私、仕事に夢中になれないと駄目なタイプのようです。
定時でスパッと上がれることよりも、多少残業してでも自らがやるべきことをやりたいという人間のようで。…あれ?お金にあまり関心もないし、こいつ本当に遊び人か??

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私は短期離職が多いという表立った部分だけでなく、自身の内側にも問題を抱えている人間です。
私は特別秀でた人間ではありません。むしろ失敗ばかりです。
たぶん、必要以上のまわり道もしたことでしょう。
それでも、いまは楽しく生きてます。ありがたいことに評価もしていただけています。

環境が変わったから、自身が多少は変わったから、友人や家族がいたから。
色々理由はあると思います。
ですが何よりも、「自分と向き合い、前に進むことだけは諦めなかった」のがよかったのかなと、今の私は思っています。今回のストーリーも「自分と向き合う」一環だったりします。

ちなみに、自己肯定感の低い私は自分と向き合うのが本当にストレスでした。
世界で一番自分が嫌いでしたよ。それを克服できたのは友人のお陰です。
感謝で涙止まんねぇよ…。本当に、本当にありがとうございます。

もちろん、これは私の今の考えです。
こんな偉そうに講釈垂れておきながら来月くらいには全然違うことになってるかもしれません。
それでも、現在を経ての自分であるなら、良し悪しに頓着せず受け入れられたらと思っています。

ここまで、お読みいただきありがとうございました!
私の長文かつ駄文にお付き合いくださり、心から感謝申し上げます。
ちなみに後編は約5,000字。前中後編すべて合計で【12,894字】です。書いたねーw
とはいえ、文庫本で言えば18~20ページくらいですし、そう考えたら大したことない気も…

書いている間、過去を思い出して様々な感情が浮かんできました。
流石に公開されている場所でここまでの自己開示をするのは初めてなので不安もありますが、
私自身としては(仮にこのストーリーがお蔵入りになっても)アウトプットして良かったと思います。

次回からはちゃんと会社紹介に戻りますので、今回は私へのボーナスステージだったということで^^

その他、クラウドソフトに関するご質問などあれば、 弊社公式HPの問い合わせフォームや、松下のtwitterまでDMをお送り頂ければと思います。

次回投稿をお楽しみに!
本当にありがとうございました!!

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