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なぜ私が文科省を辞めて英会話教室を経営しているか。

結論的に言うと、

「官と民とを繋ぐ架け橋が必要」と考えたこと、

「自分らしく行動」したいと強く思ったこと、

そして、強く背中を押してもらう巡り合わせがあったこと、です。


まず、前職について、、、、

「文科省職員は職責を果たすため奮闘している」と、総じて、私は言い切れます。

尊敬すべき上司・先輩、優秀な同期・同僚、熱い後輩・部下がたくさんいました。もちろん、文科省だけでなく、官僚組織について、皆さんよくやられていると思っています。

まあ確かに、「お役所仕事」って揶揄されるような対応をする人などもいますけど、それってどこの会社にも、どこのコミュニティーにもいますよね?

私、先日、某携帯電話会社の方の対応に、「(お役所仕事か!)」と心の中で突っ込みましたもん。

官僚組織は、「まったく、公務員は!」って言われて批判されるようなステレオタイプの人が集まる集団ではないのは確かです。むしろ、複雑な課題や社会の矛盾に満ちた?問題について、ハンドリングしてくれている優秀な集団だと思います。あまりに複雑な課題を扱っているからこそ、そして賛否もある問題ですから、批判を受けることもあるでしょう。。。。

全員ではないかもしれませんが、もっともっと給料をもらってもいいような人材もたくさんいるのに、現実は、、、、一国民として、官僚の方には、せめて「名誉と誇り」を持ってもらえるように、リスペクトしたいです。

さて、前置きが長くなりました。

文科省を辞めた理由は、いろいろあり、総合的な判断です。やりがいもあったし、17年間、それなりの経験を積み、相応のポストにつかせていただけるところにいたと思います。辞める必要はなかった。。。とも言えなくはないです。

もちろん、誰しも、どこの会社でもあるような不満もありましたよ。

国会対応など、もうちょっと改善できないのかと、官僚あるある。誰しも思っているはずです。あと、私、お昼ご飯の後は、少しお昼寝する環境が欲しい(笑)

そんな中で、今の仕事に繋がっている理由は、先に書いたとおり、「官と民とを繋ぐ架け橋が必要」と考えたことと、「自分らしく行動」したいと思ったこと、これらのことが、頭の中で、繋がったり、離れたり、しているうちに辞めていました。まったく違うフィールドに、ほぼ丸腰で飛び込む無謀さを、東京ではバカと言われ、大阪ではアホと言われ。。。。

まあ、それはさておき、、、、

「お上が、現場を知らずに、無茶なことを言ってくる」みたいな。ドラマなどでよく聞きそうなセリフありますよね? 実際に言われたこともあります。

「上か下か」という話は別として、現場は、「お上」の議論の結果に込められた理念やら、目的やらをもう少し読み解いた方がいいなと思ったりします。もちろん、現場を知れっていうのもそのとおりです。

マレーシアに在る日本国大使館に、教育アタッシェとして勤務させていただいていた頃、国立大学も私立大学も、県立高校も中学も、ご相談に来られる方々には、だいぶ踏み込んで応援し、一緒にお仕事させていただきました。

異国の地であるから、みんな日本代表です。もちろんルールの範囲内で、肩入れして応援できました。自分の頭で考え、自由に動くことができました。とても、居心地のよい、私らしい心持ちで、仕事をさせていただいていました。

もしこれが、日本国内にいたらどうでしょう?

いち学校法人(私立)のために、こんなことしていいのか?と常に、私自身萎縮しながら、公平性の担保に思考の大きな部分をとられたと思います。

「お上」が言っていることを読み解き、現場で必要なものを創る。隙間があれば、適切に穴を埋める。。。。そんなことを私は妄想するようになっていました。

マラッカ海峡を眺めながら、語らった仲間、マレーシア人の友人、神様の思し召し?だったかわかりませんが、まずは、「英語教育」をフィールドとするスタートラインに立つことになりました。

現在、「教育改革」が進められていますが、巷では、「大学入試改革」「小学校での英語必修化」がクローズアップされています。ある種、塾産業、英会話産業の喧伝と言えるかも知れません。

実際には、将来の日本の姿を想像し、10年先に育つべき人材像を考えた上で、方向が示された「大学改革・高校改革・接続(入試)改革」の三位一体の改革のはずです。「小学校英語」が必修化されたことは、これからは誰もが英語を備えておく必要があるとのメッセージだと受け止める必要があるのだと思います。

決して、「入試対策」「小学校英語対策」といった、従来の偏差値教育的「対策」で消化してはいけないはずです。

また、国、地方公共団体、企業など、が本気で日本の将来を考え、人材育成に取り組んでいます。官民共同プロジェクトの「トビタテ留学JAPAN」はその一つの具現化でしょうし、SGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)、SGU(スーパー・グローバル・ユニバーシティ)などといった国の施策で、多くの大学生、高校生が、国内外の場で、留学やプロジェクトに参加しています。

ただ、SGHの先生から、プロジェクトを本当の意味で満喫できているのは、いわゆるハーフや帰国子女の生徒さんだとよくお伺いします。

SGUの留学体験報告のシンポジウムを見学させていただいた際には、「異文化の同世代と語らう」というより、「語学の勉強、モチベーションアップ」が目的になっているように感じました。

国などは、高校生・大学生に沢山の機会を作り、大きなムーブメントになっていますが、そのチャンスを真に活かすための道具を与える施策は?「小学校の英語必修化」は、決定打ではないように思います。

「多感な時期に、貴重な経験を!」是非、子供達にして欲しい。

そのためには、早くに道具として英語を備える必要があると思います。

また、そのようなチャンスを掴むためには、モチベーションを高めたり、背中をそっと後押ししたり、保護者に適切な情報を伝えたりしなければなりません。

そして、「普通の」日本人であるこの子たちが、高校生・大学生になって、さらにチャンスを掴み、日本代表として、多様な背景を持つ若者たちと、「中身」を語らってくる留学やプロジェクトであって欲しいと思います。

   Eatbeeはそんなことを実現するためのプラットフォームになりたい!

      English as a Tool, Beyond English Education

スティーブ・ジョブズが言ったように、点と点を結んで今がある、のかどうかわかりませんが、私自身決して得意分野ではない英語の世界で、今、仲間たちと頑張っていることは、「あの時」考えていたことの延長線上にあると信じています。

出会いを大切に、全ては必然!

これから先、どんな必然が待っているのか、その時まで努力を重ねます。

是非、子供達の未来、日本の未来を妄想し、私たち大人が自分の頭で考えて、次世代にしっかりとバトンを渡しましょう!

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