私たち G-gen は、Google Cloud 専業インテグレーターであり、Google Cloud プレミアパートナーです。「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」をビジョンに、Google Cloud のプロフェッショナルとしてお客様に伴走し、お客様のビジネスの成功に寄与することを目指しています。
一つの技術を深く追究し続けるか。それとも新しい領域に挑戦するか。多くのエンジニアが一度は向き合う選択ではないでしょうか。AWS エンジニアとしてキャリアを積んできた大津さんは、2022 年、従業員 10 名未満の創業間もない G-gen へ転職し、Google Cloud という新たなフィールドに踏み出しました。
今回は、大津さんがキャリアチェンジした理由や、Google Cloud を学ぶ面白さについてお話を伺いました。
【プロフィール】
大津 和幸:クラウドソリューション部 ソリューションアーキテクト課所属。オンプレミスのサーバーエンジニア、ネットワークエンジニアとしてキャリアをスタート。その後、3 社にわたり AWS エンジニアとして約 7 年間従事。2022 年に G-gen へ入社後、インフラを起点に、データ分析や生成 AI 領域へと活動の幅を広げている。
AWS から Google Cloud へ、キャリアの転換点
―これまでのエンジニアとしてのキャリアについて教えていただけますか?
キャリアの初期は、オンプレミス環境のサーバーエンジニアやネットワークエンジニアとして経験を積みました。その後は 3 社で AWS エンジニアとして従事し、いずれの会社でも EC2 や RDS を用いた Web システムのクラウドマイグレーションを中心に担当してきました。プリセールス段階からお客様と向き合い、受注後の要件定義、設計・構築、運用設計まで一貫して関わってきました。
― AWS の豊富な経験を持ちながら、あえて Google Cloud へキャリアを移された理由を教えてください。
私が AWS に触れ始めた 2015 年頃は、AWS を扱えるエンジニアの希少性が高く「これを武器にしたい」と考えて2度の転職を経験しました。
ただ、 G-gen に入社した 2022 年頃には市場が大きく変わり、 AWS を導入する企業やパートナーは増え、エンジニアの数も多くなっていました。お客様側も AWS のサービスや機能を理解しているのが当たり前の時代になっていたんです。いわば「 AWS ができる」だけでは差別化しづらいフェーズに入っていた感覚がありました。
その中で、自分の市場価値をどう高めていくかを考えたとき、今の経験やスキルをさらに突き詰めるか、あるいはそれを軸に別のクラウドにも取り組むか、という選択に向き合うことになりました。
そこで注目したのが、今後確実に需要が高まると感じていたマルチクラウドです。
特に当時の Google Cloud は情報も少なく、取り組んでいる企業も限られていました。だからこそ、まだ挑戦する人が少ない分野に踏み込むことでエンジニアとしての価値を高められるのではないかと考え、キャリアの軸を移すことを決めました。
― Google Cloud 未経験での転職には、不安もあったのではないでしょうか。
前職は従業員 2 万人規模の大手 SIer で、そこから創業半年の社員数 10 名未満の会社への転職だったので、正直不安しかなかったです(笑)。
ただ、技術面に関してはそこまで心配していませんでした。AWS か Google Cloud かの違いはあっても、クラウドを用いてシステムを構築するという本質は変わりません。基礎が身についていれば、新しい環境でも十分キャッチアップできるだろうと思っていました。
― 最終的に G-gen を選んだ理由は何でしたか?
他にも内定をいただいた会社はありましたが、話を聞く中で、働き方やキャリアの延長線がある程度想像できてしまい「今までと大きくは変わらないかもしれない」と思ったんです。それなら、最初から Google Cloud に振り切り、立ち上げ期にある会社のほうが面白いと考えました。
また、選考を通じて、とにかくフランクで距離感が近い雰囲気に惹かれたことも入社を決めた理由の一つです。その印象は人数が増えた今でも変わらず、転職から 4 年経った今も「この選択は間違っていなかった」と感じています。特に、分からないことを相談しやすく学びながら成長できるカルチャーがあるのは、未経験での挑戦において非常に大きかったです。
インフラ構築から「価値設計」へと広がる役割
―入社後、Google Cloud の技術はどのようにキャッチアップされましたか?
入社後すぐに、一人ひとりに検証用の環境が用意されていました。そこで、これまで AWS で構築してきた Web システムを、Google Cloud ではどう実装するのか自分の手を動かしながら試していきました。あわせて、公式の学習コンテンツ「 Skills Boost 」も活用しました。動画でインプットし、ラボで実際に手を動かすという流れで学べるため、効率よく理解を深められたと思います。
現在も、新しく入社するメンバーの多くは Google Cloud 未経験です。そのため、自然と教え合う文化が根付いています。未経験だからこそつまずきやすいポイントを共有できますし、主体的に勉強会を企画するメンバーもいますね。
―これまでの経験が活きていると感じる場面はありますか?
日本では AWS を利用している企業が多いため、お客様との会話でも「 AWS で言うとこの部分です」と置き換えて説明すると、スムーズに理解していただけることが多いですね。
また近年は「 AWS と Google Cloud を連携させて使いたい」という相談も増えています。その際に「 AWS 側ではここまで対応してください」と具体的な話ができるのは、両方を経験しているからこその強みだと思います。
― Google Cloud ならではの面白さや魅力を教えてください。
AWS に携わっていた頃は、どちらかというとインフラエンジニアとしての役割が中心でした。一方、 G-gen で Google Cloud を扱うようになってからは、その枠を超えた関わり方ができるようになりました。
Google Cloud を中心に、Google Workspace や Google アナリティクス、Google マップなど異なる Google サービスを複数組み合わせて価値を設計できる点が大きな特徴です。
例えば、Webシステムに Google アナリティクスを組み込み、そのデータを BigQuery に集約・分析し、結果をスプレッドシートや Looker Studio で可視化するといった一気通貫の提案が可能です。
単に Google Cloud でインフラを構築するのではなく「お客様の体験をどう変えるか」「サービス全体としてどんな価値を提供できるか」を考える。そうした視点が求められる点に面白さがあると感じています。提案の起点が「どの技術を使うか」ではなく、「どうすればビジネスの価値を最大化できるか」にシフトした感覚があります。
スピード感のある開発と、インフラにとどまらない提案
―今後の目標を教えてください。
お客様が Google Cloud や BigQuery を導入しデータが蓄積されてくると、次のステップとして機械学習の活用が視野に入ってきます。売上予測や訪問者数予測といった分野は、Google Cloud に強みがあり、個人的にもキャッチアップしていきたいですね。また生成 AI はここ数年で急速に進化しており、継続的に学び続ける必要性を感じています。
もう一つの目標は、Google Cloud 自体の認知をさらに広げていくことです。ユーザーコミュニティでの登壇など情報発信にも取り組んでいますが、より多くのエンジニアや企業に Google Cloud の価値や魅力を届けられるよう今後も挑戦を続けていきたいと考えています。
―どのような人と一緒に働きたいですか?
当社は個人の裁量が大きい環境なので、受け身ではなく自ら考えて行動できる方が向いていると思います。「こんなことに挑戦したい」「こういう勉強会をやってみたい」といったアイデアを主体的に発信できる人と一緒に働きたいですね。
―最後に、キャリアチェンジを迷っている AWS エンジニアの方へメッセージをお願いします。
これまで積み重ねてきた経験が無駄になることは一切ありません。クラウドの軸足が Google Cloud に変わったとしても、それまでに培った知識や技術、考え方が活きる場面は多くあります。
もし、AWS で EC2 や RDS など限られたサービスしか触れていないという方がいるなら、ぜひ Google Cloud の世界にも挑戦してほしいですね。エンジニアとしての幅が広がり、これまで手を伸ばせなかった領域にも取り組めるようになるはずです。
AWS もスピード感のある技術ですが、Google Cloud はさらに速いと感じています。例えば BigQuery であれば、事前の複雑な構築をほとんど行わず、お客様とのミーティング中に CSV をアップロードし、そのまま分析を始めることもできます。お客様が「やりたいこと」に到達するまでの速さは、Google Cloud の大きな魅力ですね。
こうしたスピード感とインフラの枠にとらわれない幅広い提案ができる環境で、一緒に働ける方をお待ちしています。