すべては一冊の本から始まった。中古家具一筋23年、RESTYLEの創業ストーリー。
特別な才能も、立派な経営理念もなかった。それでも始めた中古家具屋が、23年続く会社になった。
こんにちは。株式会社Loop、RESTYLE(リスタイル)代表の四方幸作です。
今回は、私たちRESTYLEがどのように生まれ、今に至るのか。その創業ストーリーをお話ししたいと思います。
今でこそ中古・ヴィンテージ家具の専門店として愛知や大阪に店舗を展開していますが、最初から家具の専門家だったわけではありません。
むしろ、家具業界とはまったく関係のないところからのスタートでした。
■ 始まりは、長野オリンピック。
大学卒業後に就職したのは、建築関連の会社でした。
配属されたのは長野営業所。ちょうど1998年の長野冬季オリンピックを翌年に控えた時期です。
入社して間もない私は、その会社が受注していたオリンピックのアルペンスキー競技会場の現場に派遣され、約8ヶ月間、営業職にも関わらず、スキー場の旅館に住み込みで常駐し働くことになりました。
知識も経験もない中で、オリンピック組織委員会や名だたる大企業などの、さまざまな人たちと関わり、次々と起こる問題に対応する毎日。
大変なこともたくさんありましたが、今思えば、この経験が後の自分に大きな影響を与えたと思います。
そして数年後。
27歳の時に、特に次の仕事が決まっていたわけでもないのに会社を辞めてしまいます。
理由は単純で、自分で何か商売をやってみたかったから。
今考えると、かなり無謀ですよね(笑)。
■ 人生を変えた、一冊の本。
退職後、転職活動を経て名古屋の設計事務所で営業の仕事に就きました。
しかし、どうもしっくりこない。
そんな時、図書館で偶然出会ったのが、魚柄仁之助さんの『儲かる古道具屋裏話』という本でした。
古いものを仕入れ、きれいにして、価値を見つけて販売する。
そんな商売があることを知り、純粋に面白そうだと思いました。
しかも、使われなくなったものを次の人につなぐことができる。
「これなら自分もやってみたい!」
そんな気持ちが湧いてきたのを覚えています。
これが、私と中古家具の世界との出会いでした。
■ 28歳。リサイクルショップで修業開始。
2003年、名古屋のリサイクルショップに転職しました。
面接では、将来独立したいので勉強させてほしいと正直に伝えました。
配属されたのは、当時まだ珍しかったインターネット販売の部署。
仕入れた家具をクリーニングし、撮影し、商品説明を書き、ヤフオクに出品する。
売れたら梱包して発送する。
今のRESTYLEにつながる仕事を、ここで一通り経験することになりました。
さらに、古物市場での仕入れも任されるようになります。
早朝からトラックで関西や関東の市場へ向かい、家具を仕入れて帰ってくる。
家具のブランドも、相場も、構造も、すべてが勉強でした。
この頃に覚えたこと、経験したことが、今のRESTYLEの土台になっています。
■ 2004年6月1日、RESTYLE誕生。
修業を始めてまだ1年も経っていない頃、妻のゆかりが妊娠しました。
普通なら、これから子どもが生まれるんだから安定した生活を考えるところですよね。
でも、当時の私は逆でした。
「子どもが生まれたら、なかなか独立できなくなるかもしれない」
そんなことを考え、独立を決意しました。
今思えば、かなり勢い任せです(笑)。
小さな倉庫を借り、トラックを用意し、古物商の許可を取得。
そして2004年6月1日、RESTYLEを創業しました。
当時は、今のような立派なミッションもビジョンもありません。
ただ、この商売が面白いと思ったこと。
自分たちの力で何かをつくってみたかったこと。
本当に、そこからのスタートでした。
■ 中古家具一筋23年。
創業から23年。
もちろん、順調なことばかりではありませんでした。
うまくいったこともあれば、失敗したこともたくさんあります。
それでも中古家具という仕事を続けてこられたのは、やっぱりこの仕事が面白いからだと思います。
昨日まで誰かが使っていた家具が、私たちの手を通じて、また新しい誰かの暮らしの中に入っていく。
古い家具の価値を見つけ、きれいにして、次の使い手につなぐ。
そして、お客様に喜んでいただける。
23年やっていても、まだまだ知らない家具に出会いますし、新しい発見があります。
本当に奥が深い仕事です。
■ そして今、第二創業期へ。
創業当時は、ただ面白そうだと思って始めた中古家具屋。
でも、23年続けてきた今は、もっと大きな目標があります。
「中古家具を日常に、そして文化に。」
家具を買う時、新品だけでなく中古家具も当たり前に選ばれる社会をつくりたい。
洋服には古着という文化があります。
家具も、もっと自由に中古やヴィンテージを楽しんでもいいと思うのです。
そのために、私たちは今、新たな店舗や買取拠点の展開、ECの強化、メンテナンス技術の向上、組織づくりなどに取り組んでいます。
そして、これまで創業者を中心に動かしてきた会社を、仲間一人ひとりが自分の役割を担い、成長させていく会社へ変えていきたい。
これが、私たちの考える第二創業期です。
■ これからRESTYLEに入ってくる人たちへ。
23年前、私も中古家具についてはほとんど何も知らない未経験者でした。
でも、面白そうだと思って飛び込んだ世界が、今では自分の人生の仕事になっています。
だから、入社する時から家具の知識が豊富である必要はないと思っています。
もちろん、家具が好きという気持ちは大切です。
でも、それ以上に、知らないことを学ぶこと、新しいことに挑戦すること、失敗しても改善して次につなげること。
そんな姿勢を持った人と一緒に働きたいと思っています。
RESTYLEはまだまだ成長途中の会社です。
これから全国に店舗や買取拠点を増やし、日本を代表する中古家具の会社を目指していきます。
その未来を、これから入ってくる仲間と一緒につくっていきたい。
家具が好き。中古が好き。自分も何かに挑戦してみたい。
そんな方は、ぜひ一度RESTYLEに遊びに来てください。
まずは気軽にお話ししましょう。
株式会社Loop / RESTYLE
代表取締役 四方幸作