こんにちは!
F&Vの人事の千村です!
今回は、大好評だった「新メンバー・沖野さん」のインタビュー後編です!
▶インタビュー前編
▶プロフィール
なでしこリーガーの夢を叶える
千村)
高校卒業後、ニッパツ横浜FCシーガルズに入団にしました。念願だったなでしこリーガーに決まった時、どんな気持ちでしたか?
沖野)
ものすごく嬉しかったですね!小さい頃から目標としていたし、高校時代は同じリーグで戦っていたので、いよいよここからだな、ワクワクしていました。シーガルズというチームが大好きだったので、このチームでエースになって有名になりたい、最終的にはなでしこジャパンに選ばれたいと思っていました。
千村)
実際に入団してどうでしたか?
沖野)
とにかく意欲的に毎日練習していて楽しかったです。
午前中はチームの練習と自主練、そこから夜まで医療事務の仕事を並行して行っていました。
充実していましたし、試合にも出させてもらっていましたが、次第に「サッカーと仕事の両立」が辛くなってきたんです。
千村)
それは身体的な部分で?
沖野)
そうですね。なかなか身体を労わる時間が作れなかったり、トレーニングの時間も設けられなかったり。
学生の時はサッカーをひたすら頑張っていたけど、「仕事」という初めての経験をしているのもあってサッカーだけに力を注げる状況でなくなってしまったのがキツかったです。
千村)
女子サッカーではずっと課題とされてきた部分ですね。サッカーとは別の仕事をしないと収入源が無いという。
沖野)
まさにその課題に直面していました。
サッカー選手として結果を残して頑張りたいのに、その時間が十分に作れなくて・・・
徐々に、このまま続けても果たして自分はなでしこジャパンになれるのだろうか、疑問が出てきました。
大きな決断
沖野)
正直なところ、私がサッカー選手を引退する、と言わなければチームで活動を続けることはできたと思います。ただ自分の中で「目標を見失ってしまっているのに、お金を払って観にきてくれるサポーターの前でプレーするのは申し訳ない」という気持ちが出てきたんです。
千村)
確かに、その点は学生の頃とは状況が違いますよね。
沖野)
選手になってそこで初めて「サッカー選手」として生きていくことの厳しさを突きつけられたと思います。
サッカーだけでは食べていけないので、並行して仕事もする。でもそうするとサッカーに費やせる時間がなくなって身体のケアもできない、トレーニングにも時間を割けない、しまいには何を目指してサッカーをやっているのか路頭に迷ってしまう。サッカーが好き、というだけでは続けていけない世界だと気づきました。
千村)
これはサッカーだけではなくて、他の競技にも通ずる課題ですね・・・。
沖野)
私だけではなくて、同じように悩んでいる選手はたくさんいると思います。
引退すると周囲に伝えた時、ものすごく反対されました。
ただ性格的に一度決めたらそれを貫き通すタイプなので。笑
このまま続けてもチームやサポーターの皆さんに胸を張ってプレーをお見せできないと思ったので、意思は固かったです。
キャリアを築くことの難しさ
千村)
2021年をもって現役を引退しました。
引退後のことを教えてください。
沖野)
引退後はエステの会社で働きましたが、もっと時間をかけてキャリアのことを考えるべきだと思い、数か月で退職しました。そこからしっかり時間をかけてもう一度自分のやりたいことやできることを整理して、どうキャリアを築いていこうか考えました。
そんな時に縁あってF&Vという会社を知って、色々お話しを聞いたんです。
千村)
沖野さんと最初にお話ししたので、スポーツコンバイン事業責任者の田中さんでしたね!
話してみてどうでしたか?
沖野)
ここで働きたい!と感じたのですぐに面接を受けました!笑
これまでずっと女子サッカーを続けてきましたが、高校や大学を卒業してから競技を続けない子がとても多いんです。その原因として、「サッカー選手」に対する夢が無かったり、サッカーをする中で目標をつくることが難しかったり、というのがあると思います。
F&Vで展開しているnowtisを女子サッカー界にもどんどん普及していけば、フィジカルという観点からまず目標づくりができますし、キャリアという点でも長期的にフォローすることができます。
nowtisがキャリアを考えるきっかけになるなと思いました。
千村)
まさにそこは私達が目指しているところですね!
沖野)
アスリートに様々な場面で気づきを与えられるというのが、私的にとても響きました!
キャリアのことを考えようとした時、正直サッカーに携わりたい!とは思っていなかったんです。
ただF&Vの話を聞いた時に、「私の経験が活かせるし、このサービスをどんどん広げることで女子サッカー界全体を変えられる!」と感じて、結果的にサッカーに携わることになりました。
憧れられる存在になりたい
千村)
沖野さんの第二の人生は始まったばかりですが、これからどんなビジネスマンになっていきたいですか?
沖野)
まだ漠然としていますが「かっこいい女性」になりたいです。
先月F&Vに入社して感じたのは「自分のやりたいことと結果を出すことを両立している」ということでした。それってすごくかっこいいことですよね。
千村)
入社して早々、沖野さんは全国の女子サッカーチームに対してアプローチをしてますね。
業務にも少しずつ慣れてきましたか?
沖野)
先日とある高校の女子チームの測定を実施したんですが、やはり選手としての経験が活かせていると感じてまた一つ成長できたと思います。
チーム開拓の営業としてはまだまだ未熟な点もたくさんありますが、図々しくでも謙虚に先輩たちの良いところを盗んでいきたいと思っています!
あとは、F&Vのメンバーは自分の考えをしっかり主張できるところがあって、今の自分に足りていないと感じてます。
毎日反省点もたくさんありますが、これから社内で頭角を現していけるように頑張ります!
以上、前編後編で沖野さんのインタビューをお届けしました!
意思の強さや結果に貪欲にこだわる姿勢は、やはりアスリートだなと感じました。
粗削りな部分もありますが、沖野さんの良さをどんどん伸ばしていけるように、人事としてしっかりフォローしていきます☺