皆さん、こんにちは!株式会社pipon代表の北爪です。
先日、Microsoftの伝説的エンジニアである中島聡さんが主催された「GraphAIハッカソン」に参加してきました!AI業界で今最も注目されている「AIエージェント」の開発に、2日間集中して取り組んだこの経験は、私にとって非常に刺激的で学びの多いものでした。
GraphAIハッカソンとは?
今回のハッカソンは、「GraphAIを使ってAIエージェントを作ってください」というテーマで開催されました。GraphAIは、中島聡さんが開発された画期的なパッケージで、複雑なプログラミングコードを書くことなく、YAMLファイルというシンプルな形式でAIエージェントを構築できるのが大きな特徴です。
AIエージェントとは、AIが自律的に考えて様々な行動をしてくれる仕組みのこと。例えば、飲食業界であれば、AIがお店や時間帯、コース、部屋のタイプなどを考慮して予約まで完了させ、LINEで通知してくれるといった、まさに夢のようなシステムが実現可能です。
私たちの挑戦:ボイスチャートのAIエージェント化
私がハッカソンで挑戦したのは、弊社が提供するサービス「ボイスチャート」(医師と患者の会話データからカルテを自動作成するサービス)のAIエージェント化です。
単にカルテを作成するだけでなく、会話の中から薬剤名や疾患名が出てきた際に、AIが関連する薬の詳細な説明、禁忌事項、さらには医療ガイドラインなどの必要な情報を自動で選んでまとめてくれる。そんな、医師の業務を劇的に効率化し、より質の高い医療を提供できるような理想の形を目指しました。
GraphAIのYAMLファイルを駆使し、このアイデアの実現に向けて実装を試みる時間は、まさにAI開発の醍醐味を感じる瞬間でした。
ハッカソンでの学びと今後の展望
約50名の参加者が集まり、渋谷のAbema Towersで熱気に包まれた2日間。普段からAIについて学んではいますが、このように集中して取り組める環境と、中島聡さんをはじめとするGraphAIの開発者の方々から直接ご指導いただける機会は、非常に貴重なものでした。深い知識と実践的なノウハウを吸収することができ、大きな成長に繋がったと実感しています。
そして嬉しいことに、今回のハッカソンでは「アイデアが面白い」と評価いただき、書籍賞を受賞し、中島聡さんからサイン入りの本をいただきました!
今回のハッカソンで得た学びと経験を活かし、今後「ボイスチャート」のAIエージェント化を本格的に進めていく予定です。AIの力で医療現場の未来をより良いものにするため、これからも挑戦を続けていきます。
株式会社piponでは、共に未来を創造する仲間を募集しています。
AIを活用したサービス開発に興味がある方、医療分野に貢献したいという熱意をお持ちの方、ぜひ一度お話ししませんか?