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Stadium Experiment と CyberAgent がタッグを組む「戦略的パートナーシップ」とは?

はじめに

Stadium Experimentは、2020年10月に株式会社サイバーエージェント戦略的パートナーシップを目的とした資本業務提携を締結しました。

「Stadium Experiment」が展開する「スタジアムアプリ」は、各サッカークラブに最適化した専用アプリを通じてバーチャルでのサポート観戦を実現するサポーティングアプリです。コロナ禍の影響で観客減が想定されるサッカークラブや団体のサポートを行なうことを目的に、2020年8月にサービス提供が開始されました。

今回の戦略的パートナーシップ構築により、サイバーエージェントグループの株式会社CyberHuman Productionsが保有する3Dスキャン技術や開発力、3DCGコンテンツ制作の知見などを最大限に活かし、フォトリアルな3DCG選手が登場するスタジアム体験をはじめとしたリッチな演出を実現することで、ユーザーのバーチャル体験向上を目指します。さらに、デジタルとリアルを組み合わせたスタジアムにおける「未来の体験」の実装に向けて、相乗効果を生みながらスポーツ観戦のDXを加速させてまいります。


今回は、「なぜStadium ExperimentとCyberAgentがチームを組んだのか、その先にどんな未来を描いているのか?」という部分にフォーカスし、サイバーエージェントグループの株式会社CyberHuman Productions 取締役・芦田直毅(あしだ なおき)氏へのインタビューを通じて、お伝えしていきます。


芦田直毅(あしだ なおき)
株式会社CyberHuman Productions 取締役

2013年サイバーエージェントに新卒入社。2017年6月、3DCGを活用した動画広告クリエイティブ制作に特化した株式会社CGチェンジャーを代表取締役として設立。2019年8月より株式会社CyberHuman Productionsの取締役に就任。現在は、インターネット時代の広告クリエイティブの「新しい作り方を創る」べく、3DCGクリエイター×デジタルコンテンツの最高のチームづくりに邁進。
https://www.cyberhuman-productions.co.jp


株式会社CyberHuman Productionsとは?

Stadium Experiment(以下、SE):
はじめに、株式会社CyberHuman Productions(以下、CHP)について簡単に教えていただけますか?

芦田直毅氏(以下、芦田):

一言で言うと、CHPは「技術(Cyber)」と「人間(Human)」の融合を目指すクリエイター集団です。



サイバーエージェントグループでは「AI事業本部」に属していて、AI・CG等の技術とクリエイターの力でクリエイティブの新しいステージを切り拓いていく、というミッションを掲げ、AI技術/XR技術/3Dスキャン/フル3DCG制作/ヴァーチャルプロダクション技術といった最新テクノロジーの強みを活かして、誰も見たことがない表現を創り出したり、みんながワクワクする体験を提供することを目指しています。


SE:

実は、Stadium Experimentの母体でもあるクリエイティブ集団・PARTYの多くのプロジェクトでも、とてもとてもお世話になっています。


芦田:
はい。2020年の6月くらいから、コロナ禍で物理的なイベントが出来なくなってしまった影響が大きく、PARTYさんと一緒に取り組ませていただいた音楽ライブもそうですが、ファッションショー/企業イベント/スポーツファンのイベントなど、オンラインイベントのニーズが一気に高まって、たくさんのプロジェクトに関わらせていただきました。

CHP社内に、グリーンバックの映像素材をリアルタイムでフル3DCG空間に組み込めるスタジオがあるので、「リアルの人間がヴァーチャル空間に入り込んでしまう」という表現を使って、ヴァーチャルイベントに特化したサービスも開始しました。



「スポーツ」×「テクノロジー」の可能性

SE:
この技術を使って、弊社の「スタジアムアプリ」を導入いただいているFC町田ゼルビアさんでもヴァーチャルイベントを実施されていましたね。


芦田:
そうですね。ゼルビアのスタジアムアプリ「ZEL-STA(ゼルスタ)」では、昨シーズンに弊社が持っている「The AVATAR TRUCK」を使って、選手の3DCGモデルの撮影も行いました。


SE:
3DCGモデルに関しては、別の記事で詳しくご紹介しようと思っているのですが、このトラック、凄い技術と発想が詰め込まれたとんでもない取り組みですよね…。


芦田:

ありがとうございます(笑)
元々、3Dスキャンする時には大掛かりな機材を使うので、対象の方にどうしても弊社のスタジオまで来てもらう必要がありました。
でも、なかなか忙しくて来られなかったり、グループが対象だと複数人のスケジュールがなかなか合わない、という課題がありまして。
「これ、僕らが行った方がいいんじゃない?」というシンプルな発想から生まれたのが、このトラックです。

アスリートやアイドルグループは、集まる日がそもそも限られていたりするじゃないですか。そこに乗り付けて、健康診断みたいな感じでバシャバシャ撮ってしまえれば、アリだなと思って。一人にかかる時間も2~3分程度なので。
広告撮影の現場でついでに撮っちゃうみたいなことをしたら、急に3Dの利用ハードルが下がるので、そういうことができたらいいんじゃないかと。


SE:
確かに、Jリーグのチームには大体30名くらいの選手が所属しているので、一度に全員にスタジオに来てもらうのは不可能です。
今は、コロナの影響もあって3D撮影自体が難しい状況ではありますが、この「選手の3Dモデル」を使った色々な企みを、一緒に準備しているところです。


芦田:

サイバーエージェントグループ、そしてCHPでは音楽やファッションなどのエンタメ事業に力を入れているので、さらなる広がりとして「スポーツ」というアプローチに挑戦する意味もあって、Stadium Experimentさんと組ませていただく価値を感じています。

「ファンコミュニティ」をDXするために

SE:
個人的には「5G時代に、大好きなサッカーをどう進化させられるか?」が大きなモチベーションになっているんですが、芦田さん自身もガンバ大阪のサポーターでサッカー愛に溢れる方だと思っていて、この取り組みにおける個人的な野望ってありますか?


芦田:
いっぱいあるんですけど、一つはJリーグも海外にファンベースを広げていこうとしているじゃないですか。

そういう流れの中でいうと、スタジアム観戦の他の選択肢として、フィジカルにはスタジアムに行けないけれど違う形の試合の楽しみ方とか、そのクラブを好きになれる体験みたいなものが必要なんだろうな…と思っているので、その観点でStadium Experimentさんの取り組みはとても面白いな、と感じています。

僕もDAZNで試合を観ますが、映像だけだとサッカーに詳しくないと楽しみづらいな、と思っているところで。
僕自身は、ガンバが勝った試合を2〜3回繰り返し観たり、良いプレーを巻き戻して再生出来たりするのは楽しいんですけど、サッカーに興味を持ち始めたばかりのライト層は、映像だけだと楽しみ方が難しいんじゃないか…というのは感じています。

なので、オンラインでも試合を観ていて楽しい!みたいな体験を広げていけると、「今度はスタジアムに観に行ってみようかな?」という人も増えていくんじゃないかな、と思います。

サイバーエージェントでクラブを持っていると、その挑戦がすごくやりやすいので、世界的に見ても「ゼルビアは、オンラインで観るのがめっちゃアツいよね!」というクラブにするというのは個人的にとてもワクワクしますね。


SE:
クラブの方と話していると、その課題はどこのクラブも強く持っているし、これからの時代における新しいファン獲得のためには絶対に必要ですよね

オンラインの良い部分として「参加ハードルの低さ」があると思うので、いかに気軽にクラブや試合との接点を作ってもらえるか?は、チャレンジする価値があるはず。


芦田:
もう一つは、試合日以外の盛り上げをどう創り出せるか。
Jリーグ、まだあまりやっていないと思うんですよ。イングランドのプレミアリーグとかは結構いっぱいやってるじゃないですか。そういう活動がないと、やっぱり大きなムーブメントを作るのは難しいなと思ってます。

ヒントがあると思っているのは「BTSのファンコミュニティ」です。
もちろん、彼らはパフォーマンスを見せている時が一番かっこいいんですけど、その日以外も本人たちが頑張っているのが見えるのが面白かったりするじゃないですか。「応援したくなる気持ち」をうまく掻き立てる見せ方が出来てますよね。

一部のファンの熱量が圧倒的に高まると、さらにその姿を見た新しいファンが付いたりするので、サッカーでも、そのあたりのコミュニケーションが試合日以外に作れるプラットフォームは面白そうだな、と思います。


SE:
まさしくゼルビアがABEMAでやっている番組「ゼルつく」は、その観点に近いことをやってますよね。

さっきのBTSのファンコミュニティのように、試合では絶対に見れない選手の一面が見れることで、試合結果とは関係のない自分だけの思い入れだったり、試合の背景に自分だけのストーリーを描くことができる構造になるのが、とても面白い。

今、まさにスタジアムアプリで開発を進めている新機能は、こういった大きなムーブメントに沿ったものになりますし、CHPさんのご協力でモーションキャプチャー技術などのさらなるテクノロジーを使っていて、とても楽しみです。


芦田:
はい!
ぜひ、引き続きよろしくお願いします。

【Edit & Text : 濱田小太郎(Stadium Experiment/PARTY)】

私たちは、"STARTING LINEUP"を募集しています。

Stadium Experimentは、今まさにキックオフしたばかり。
各ポジションで精鋭が必要だ。
チームをこれからつくっていく上で、スターティングメンバーに名を連ねてくれる仲間を探しています。

サッカーなしでは生きられない・サッカーに熱狂し続けている皆さんと、ぜひお話ししたいです。ぜひ気軽にご連絡ください。


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私たちは、未来の体験を社会実装するクリエイティブ集団 ・PARTYが設立した、5G時代を見据えてサッカー観戦のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を実現していく会社です。 サービスの第1弾として「スタジアムアプリ™️」(※商標登録申請中)を開発・提供します。これは、スタジアムとサポーターの熱狂を可視化し、サッカー観戦がもっと楽しくなる「サポーティング・アプリ」です。Jリーグ加盟4クラブ、JFL1クラブとパートナーシップを締結し、ともにトライを繰り返しながら各クラブ専用のアプリとしてサービスを提供していきます。 ----- 【導入クラブ】 ■J1/ 北海道コンサドーレ札幌:STADIUM CONSADOLE(スタジアム コンサドーレ) ■J1/ 清水エスパルス:S-PULSE STADIUM(エスパルス スタジアム) ■J1/ サンフレッチェ広島:SAPORTA(サポルタ) ■J2/ FC町田ゼルビア:ZEL-STA(ゼルスタ) ■JFL/ 奈良クラブ:N.GO(エヌゴー) ----- さらにパートナーとして「スタジアムアプリ™️」を導入するJリーグ加盟クラブからのオファーを受け付けています。第2弾クラブの導入開始は2021年シーズン開幕時を予定しています。
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