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起業を目指す技術者が、大手メーカーとベンチャーを経てステラアソシエを選んだ理由

ステラアソシエの代表、保木です。

弊社に入社を決めてくれた方のバックグラウンドや、考え方・価値観をお伝えするために社員インタビューを実施します。対象者は3名で、中途・第二新卒・19年新卒(内定者インターン中)となり、違った角度からの話が聞けると思います。

第1弾は、19年1月中途入社でマネージャー職を担当してもらう大浦博之さんです。

彼は学生時代は有機化学の研究に没頭し、その原体験から「科学ベンチャーを立ち上げる」という目標を持たれています。それを実現するために、名だたる大手企業やベンチャーを渡り歩いてきた異色の経歴を持つ彼が、ステラアソシエに入社を決めた理由を探っていきます。

ーご経歴を教えてください。

マネージャーに就任させて頂く、大浦です。出身は長崎県佐世保市です。ステラアソシエは4社目になります。

1社目は京セラで、半導体に使用されるセラミック電子部品の設計に携わりました。具体的には、営業部門から伝えられた仕様を元に、どのような設計であれば歩留を担保し製造できるかを考える仕事をしていました。仕事内容は面白かったのですが、大企業は新しいことがやりづらい環境だと感じたので、もう少し規模の小さい会社でチャレンジしたいと考え、退社しました。

次は、よりカスタマーに近い業務であるマーケティングを学びたいと思いまして、SEOマーケティングで有名なSpeeeに入社しました。そこではSEOコンサルとして、サイトの状態を分析しどのようにサイトを治すと検索順位が上がるのか指摘する仕事をしていました。ある程度マーケティングの素養がついてきた段階で、マーケティング全般をより深く習得したいと考え、3社目のRPAホールディングスに転職します。

私は新規事業のコンサルティングを行う事業部に所属し、私の得意な化学やITといった部分に関連するプロジェクトを中心にコンサルタントとして活動しました。元々私も技術畑の人間なので、メーカーの研究者を外から見て支援する仕事は面白かったです。「研究者ってこうやって見えるんだな」と、いい面も悪い面も知ることができました。それだけではなく、RPAを活用した新サービス開発も担当しました。私自身で企画したロボットをエンジニアリングする経験も積むことができたので、働き方改革の文脈で注目されるAIを含めた業務効率化の市場動向をつかむことができました。
そして2019年1月、より大きなチャレンジをするためにステラアソシエに入社しました。

科学技術にロマンを感じる

ー小さい頃はどんな子供でしたか?

何でも自分で試して確かめる、好奇心旺盛な子供でした。

不思議な現象に興味があり、なぜそうなるのかを子供の時から追及していましたね。中学の自由研究では、「立ちくらみの人体実験」を自分の体でやりました。方法としては、湯船に浸かって立ち上がり、立ちくらみが起きる。その湯船に浸かっていた時間をストップウォッチで測り、どのぐらい湯船に浸かるとクラクラするかを統計するというものです。数字を取るために当然立ちくらみを繰り返すことになるので、最後は意識が朦朧としてました(笑)

実験結果を模造紙にまとめて提出したのですが、先生からはとても評価が高かったのを覚えてます。しかし、地元の市が運営する発表会には出して貰えなかったんですよ。人体実験がまずかったらしくて(笑)

ー絶対真似したくない(笑) そういった、科学的なことを追求するのが好きなんですね。

科学技術が大好きです。最先端の技術ってロマンを感じませんか?

未だ世に出ていない技術が使われる未来を想像するだけで、ワクワクが止まりません。このワクワク感を生んでくれることが、私が科学技術が好きな根幹の理由です。自分が大学進学の方向性を決めたのも、「なんとなくワクワクするから好き。」では終わりたくなくて、どのような理屈で技術が生まれ、そしてモノづくりとして生かされるのかを深く理解するため、工学系に進みました。

前職からの仕事に関しても、メーカーの研究所が持つ最先端の技術をどうビジネス化し世に広めるかを考えるため、常にワクワクしています。

これまでの人生で一番頑張ったことは"大学院での研究"

ーこれまでの人生で一番頑張ったことを教えて下さい!

有機化学、分析化学、バイオテクノロジーを専門として、大学4年から大学院まで続けた研究です。

毎日朝から夜中まで研究しっぱなしの3年間でしたね。辛いこともいっぱいありましたが、学生時代に研究に没頭したことは、その後の人生の糧になっていると思ってます。そこでの研究が、科学技術雑誌の権威である「Nature」に掲載されたことはちょっとした自慢です。

ーなぜ研究にそれほど力を注げたのでしょうか?

最先端の研究を自分で形作る、ということ自体が面白かったからです。

基本的に大学院での研究って二番煎じのことをしてる人って誰もいないのですが、それを自分自身の手で作り上げることが本当に楽しくてワクワクしてましたね。昔から0から1を作るということが好きだったのでマッチしたのだと思います。

ー「ワクワク」がキーワードなんですね。

そうですね。先ほどから何度も「ワクワク」という単語を使ってますが、ワクワクした状態での人間の成長速度は本当にすごいものなのだと学びました。

基本的に人間は誰でも「PDCAサイクル:計画する、やってみる、失敗する、改善する」を回しています。ただその速度は個人差があります。その個人差というのが心の状態だと思います。心の状態を横軸に成長度を縦軸にプロットすると指数関数的な曲線を描き、成長速度(傾き)は急上昇します。これは人間の真理であると思ってます。

科学ベンチャーを立ち上げたい

ーどんなキャリアプランを描いていますか?

私は小さいころから科学を通じて色々なものを得ることができました。そんな自分を成長させてくれた科学業界に科学ベンチャーを立ち上げることで恩返しをしたいと思っています。研究にはアナログで非効率な部分が多く、テクノロジーによってより多くの科学技術が世に出ていく手助けができると思っています。

今までのキャリアは紆余曲折しているようで、この目標に繋がる経験だと考えています。メーカーの技術職で研究の現場を知り、SEOベンチャーで技術を広める手段としてのウェブマーケティングを学び、コンサルティング会社で技術者が企画する新規事業の支援に携わりました。つまり、ビジネスサイドとエンジニアサイドの中間的立ち位置にいることになります。この強みを活かし、日本のメーカーが立ち上げる新規事業をより多くの分野で支援し価値を生み出し続けることで、日本のモノづくりが過去のように活発になることを目指しております。

ーそのプロセスの一つとして、ステラアソシエに入社を決めた理由は何でしたか?

まず「イノベーティブな新規事業により日本を豊かにする」というビジョンに共感しました。

業務面では、私が最も関心のある製造業の研究開発部門に対して新規事業支援ができるため、科学ベンチャーを作る際のサービス案を思いつくきっかけがどこよりも多いと考えました。

また、そこで考えたアイデアを「社内スタートアップ」という、ステラアソシエ自身の新規事業を作る制度にて推進することができるのも決め手になりました。事業化する価値があると判断されればグループ会社を設立し、社長として就任できるため、起業という私の目標に最短で到達できると考え、入社を決めました。

ー入社して実現したいこと、または将来の夢を教えて下さい。

日本が持つ科学技術はクオリティが高く、世界に誇れる代物です。メーカーでの新規事業立ち上げをより多く支援することで世界に誇れるモノづくり大国日本を改めて再建したいです。

そして、自分自身もステラアソシエ社内での新規事業立ち上げを将来的に行いたいです。

ーまだ入社したばかりですが、どんな仕事に携わってますか?

一つ挙げるとすると、大手化粧品メーカー様との新商品企画プロジェクトを担当しています。そのクライアントは、生活関連の新規事業を検討されていて、私はそのアイデア出しと評価を行なっています。

もし筋のいい商品案を出せれば、実際に世に出るところまでを一緒になって推進できるプロジェクトなので、非常に面白いです。

ーそれでは最後に、ステラアソシエに興味を持ってくれている方にメッセージをお願いします。

ステラアソシエは日本のモノづくりを再建するという大きな志の元仕事をしています。このビジョンに共感してくれる方は大歓迎です。一緒に日本を再建しましょう。

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