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心の強い女性を増やす~株式会社キャリママの設立背景~


こんにちは。株式会社キャリママという会社でママの代表をしています、上田です。

株式会社キャリママの社員は全員女性、8割は0歳~25歳のお子さんを持つママです。
事業を始めて約8年が経ちます。

さて、キャリママ設立のきっかけについて、熱く語りたくなったのでお話したいと思います。

あっ、その前に、私の経歴を交えて自己紹介します。


2008年  18歳 アズ株式会社入社

キャバクラから足を洗ったあと、たまたまバイトルの求人で見つけたアズ株式会社という営業代行事業を行っている会社にコールスタッフとして、入社しました。時給は800円でした。

日頃から愛嬌だけはあって、そのせいかアルバイト初日からアポを3件獲りまして。気付いたら1日最高21件のアポイントを獲るという異例の実績をたたき出しまして。(自分でいうのも何なのですが。)

ええ、もちろん調子に乗っていました。

2009年  19歳 コールセンター長 兼 営業コンサルタント 就任

アズ株式会社で、アルバイトから社員になりました。

アルバイト時代の実績を高く評価して頂き、社員になってから2ヶ月で、30名ほどいるコールセンターのTOPになりました。

とにかく尖り続け、“鬼のコールセンター長”と呼ばれていました。
みんな震えながら仕事をしていたそうです。

2010年  20歳 コールセンター長 兼 新規営業担当 就任

テレアポだけでは学べなかった、“営業力”を徹底的に叩き込んでもらいました。

営業代行会社は、様々なクライアント様の商品・サービスがどうしたら売れるか?というところからお手伝いします。

マーケティングとは、というところから学び、経験したことのない業種の企業様に対して、ターゲットやら、営業戦略やらを立てました。

コールスタッフの管理・マネジメント、既存のクライアント様の対応、新規の訪問…、いくら時間があっても足りないくらい、人生がお仕事一色でした。

365日、厳しく、とにかく厳しく育てて頂きました。

この頃に教わったことは私の全てです。感謝しかありません。

そして、女だから仕方ないねとか、女だからこうだよね、と言われることはなく、決して甘やかされることもなく、かといって見下されることもなく。頑張れば頑張っただけ、評価してもらえるなら、私はもっともっと頑張りたいと思っていました。

2012年  22歳 幹部メンバーになる

経営について、ここで学びました。

2013年  23歳 運命の出会い、そして結婚

仕事一色だった私に春が訪れました。そうです、恋です。18歳から仕事に染まり続けていた私はこのとき、初めてデートというものをしました。初めてのデートは上野動物園だったと記憶しています。お付き合いして半年で結婚しました。スピード結婚です。

「鬼の上田」と言われていた私が、恋をして、「丸くなったね」と言われるようになりました。(体型ではありません。)

妊娠を機に、ハードな営業職からは外れ、特殊部隊として経営者層のサポート業務をしていました。経営者のそばで、仕事ができるのは本当によかったなと思います。

この時は、「よし、子育てに専念しよう!専業主婦になるぞ!(わくわく)」という今思うとゾッとするのですが、そう思い立ち、アズ社を退職することになりました。

2014年  24歳 妊娠、出産、育児

働けない期間があるので、その間はいわゆる専業主婦でした。

1日子供といる、自分の収入がない、母親業は評価されない、ということに耐えられず、月に数時間ほど、育児をしながら在宅でお仕事をしていました。

認可の保育園に空きがなかったため、母親に週2回預けて、営業に行くこともありました。

1日数時間しか働けない、働けないって地獄だ、と思いましたね。

2016年  26歳 株式会社キャリママ(旧:チアーマザーズ株式会社) 代表取締役就任

2人目の子どもが生まれた年です。娘が2歳、息子が0歳6ヶ月のころ、この会社を創りました。
当初はチアーマザーズ株式会社という社名でした。

本題、株式会社キャリママの設立背景について

あー働きたい、自分にも稼ぎが欲しい、あー働きたい働きたい!
これは、子育て中の私の毎日の心の中の叫びです。

もちろん、子供はかわいいですよ。

でも、毎日24時間一緒にいるのは本当に苦痛だった・・・。

働けないって地獄だな、と思いましたね。

素敵な旦那様と結婚し、ありがたいことに嫁の私自身が働かなくとも生きていける生活環境ではありました。

ただ・・・、ほしいものはおねだりしないといけない。
自分の欲しいものが自分の意志だけで購入できない。

これって、なんのために大人になったんだろう?って思いませんか?

子供のころ、世間から大人として認めてもらえるまでは、とにかく我慢の連続です。

決められた時間に起き、ご飯を食べ、学校に行き、授業を受ける。授業は50分座っていなくてはいけない。門限もある。寝る時間さえ指定されることもある。

ほしいものを手に入れるにも、行きたいところに行くのも「保護者の許可」というのが必要ですよね。

結婚して、働いていないと、なんだかこの子供のころの窮屈なときがフラッシュバックしてしまって。

あー働きたーーーいっ。

そんな私に直面した壁は、「保育園が空いていない」といういわゆる待機児童問題です。

それでも母親に週2回預けて、成果報酬型のフルコミ営業にチャレンジしたり、在宅でお仕事をしたり・・・。

少しの時間だけでは、成果も報酬も、中途半端でした。やるならちゃんとやりたかった。

そこで、「認可外保育施設」という法人が運営している施設に預けることを検討しました。
しかし、なんとそういうところって、1ヵ月まるまる預かってもらうには、1人7万前後が当たり前なんですよね。

私の場合は、子供が2人いるので14万、オプションも入れると15万くらい・・・。

えっだったら自分で保育園的なものを作って、預け先と仕事を用意したらよくない?

ないものは創ればいい。そう思ったのです。
会社員時代に“雇われない働き方”にあこがれもあったし、ちょうどいいタイミングだと思ったんです。

私と同じようなママは、きっとたくさんいる、だからそういう人達を集めて、社会に貢献していきたい。と強く思うようになりました。(貢献?すみません、なんかかっこつけました。そういうママたちを集めてたくさん儲かってママたちもいっぱい稼がしてあげたいな!と思ったのです。)

そして、思い立ったら即行動しないと気が済まない性格なので、ツテをたどり、ご縁があって、とんとん拍子に話が進み、会社ができました。

私にできることは、人を育てること、営業とテレアポ、そしてそれを教えること。
女性と営業って相性がいいし、営業力さえあれば、どこでも生きていける。
だからそれを女性に教えたらその子たちにとっての財産にしてあげられる。

そんな風に思い、女性(ママの)営業代行業を事業にすることにしました。

はじめは資金も何もないので、オフィスを間借りし、無料の求人サイトで保育士と働きたいママを募集し、自分で営業に出てお客様を開拓し・・・。
子連れ出勤ができるように自社で保育園の運営もしました。

これが、設立の背景です。

設立から数年経ってくなった思い

設立してから、とても多くの求人応募をいただきました。

当時、保育園の倍率が高く、子供を保育園に預けられない家庭が多くありました。
働きたいのに保育園が空いていないから、働けない、
しかも働きたいから預けたいのに、働いていないと保育園入園審査のポイントが下がる。という不思議。

だからキャリママは、自社で保育園を運営して、“子連れ出勤できる職場”にしていました。
当時は、1階が保育園。2階がオフィスです。

働きたくても働けないママたちがたくさん応募してくれました。
いろいろな女性と会って話をしていると、おや。と思ったのです。

みんなとても困っていたし、とても自己肯定感が低かった。
どうしてこんなに自分に自信がないんだろう?

そんな風に考えたとき、ある一つの理由にたどり着きました。

子育てや家事って、褒められることがないんです。
専業主婦として、毎日家事や育児をして、労働時間長すぎるじゃないですか。
それなのに、褒められないし。“旦那さんのお給料で食べさせてもらっているという負い目”

まさに、わたしがあの時感じていたことと同じです。

更には。
若くして出産をしたものの、20代というキャリアを積むチャンスの年代の中、子育てをしているからキャリアを積むことができない。子育てが落ち着いたとき、私はなにもできることがないんじゃないか。
社会に置いて行かれてしまうのでは、という不安。弱くなっていく心。

ある時、思ったのです。

一人でも多くの女性たちの心を強くしてあげたい。

新しいことを覚え、誰かの役に立つという喜びを知り。
お客様や社内メンバーからの感謝の言葉を浴びて。自分の存在が認められる嬉しさ。

そして、働いたことに対する目に見える報酬としてお金をもらう。

そういうことをしていくと、自分に自信が持てるようになります。自信を持つと、心が強くなります。
心が強くなると、やさしくなれる。

専業主婦だった時より、働きだしてからは夫婦の喧嘩が減った。
子供にあまり怒らなくなった。
など。多くのエピソードを聞きました。

心の強い女性を増やす。

キャリママでは、未経験や訳ありの女性を積極的に採用をしています。

パソコンのつけ方さえ知らなかった子が、今では一つのプロジェクト・チームを管理している頼もしい存在になっていたり、敬語さえまともに使えなかったあの子がお客様の前に出てプレゼンテーションをしている。

私は、こんな風に人が育っていく姿を見るのが好きで好きでたまらないのです。
これからも多くの女性を採用し、教えて育てていくつもりです。

ぜひ私たちと一緒に、働いてみませんか?


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