韓国出身の女性エンジニア！日本で活躍するためにしたこと

こんにちは！ScopeNext広報担当の中川です。
今週はゲームコンテンツ事業本部所属の女性エンジニア李さんにインタビューを行いました！
韓国出身の李さんはゲームやアニメが大好きで日本に移住を決めたそうです！そんなゲームやアニメが大好きな李さんについて掘り下げておりますので、ぜひご覧ください！

視聴しているe-sports大会のジャケットを着てきたそうです♪

李さんの自己紹介をお願いします！

韓国から来ました、ドラえもんが大好きな李です。
日本には高校を卒業してすぐの２０１７年４月に来ました。
最初は大阪にある日本語学校で１年間ほど日本語の勉強をしていました。
そのあと家庭の事情で１年間韓国に戻りましたが、ワーキングホリデーでもう一度来日し、専門学校に通ったあとScopeNextに入社しました。

日本に来たいと思ったキッカケはありますか？

日本でゲームを作りたいという思いで来ました。
高校生のときに放送部だったので放送関連の仕事に就きたかったのですが、それが難しく、他にどんな仕事に就きたいかと考えたとき私はゲームが大好きなので、ゲームを作りたいと思うようになりました。
そのためにゲームで有名なアメリカか日本のどちらかに行きたいと思ったのですが、アメリカは韓国から遠すぎるし、何よりアニメなどの日本の文化が好きだったので日本に行こうと決めました。
日本に行こうと決めたあとは、塾に通って日本語を勉強したり、日本語の試験では毎回１００点を取ったりして、夢を叶えるために両親を説得しました。最初は反対されていたのですが、熱心に頼んだので最後には両親も納得してくれました。
日本に来たばかりのときは会話が苦手だったので、まずは日本語学校に通い、その後専門学校に進学しました。

ゲームを作りたいという思いがとても強かったんですね！
李さんは現在エンジニアとして業務されていますが、
最初からエンジニアを目指していたのでしょうか？

最初からエンジニアになりたいと決めていたわけではなく、専門学校に進学する前に、企画とエンジニアのどちらを目指すか迷っていました。
私にはどちらが向いているんだろうと思い、両方の学科のオープンキャンパスに参加してみることにしました。エンジニアのほうのオープンキャンパスに参加し、自分が書いたコード通りにキャラクターが動くのを見たときに、私がキャラクターに生命を与えたみたいだと感じてとても楽しかったんです。そこでゲーム制作科に進んでプログラミングの勉強をすることに決めました。

次に、ScopeNextに入社した理由を教えてください！

専門学校２年生のときに、１０月に合同企業説明会があり、そこでScopeNextのことを知りました。ScopeNextの方に作品を見てもらう前に、別の企業に作った作品を見てもらったのですが、あまり反応が良くなく自信を失いかけていました。ですが、ScopeNextの方は学生の作品でもリアクションをしてくれてとても勇気をもらえたんです。説明会のあとに連絡をいただけるとのことだったので、ScopeNextから連絡がきたら絶対受けようと心に決めていました。
また、面接のときも日本語をうまく話せるか心配でとても緊張していたのですが、私の好きなアニメの話題などで緊張を解かしてくれるなど、会社の雰囲気の良さを感じました。面接を通してより入社してみたいと思うようになり、入社することに決めました。

現在行っている業務内容を教えてください。

ピコピコサバイバーズのゲームクライアントエンジニアとして、新キャラクターに関わる機能全般を担当しています。
キャラクターの特有のスキルや装備など、これまでになかった機能の開発が主な業務です。

李さんは入社から１年ほどになりますが、
１年働いてみた感想はいかがですか？

最初はわからないことだらけで大変でしたが、今はとても楽しいです。
話しやすい人も多いですし、もしわからないことがあっても聞いたらすぐに教えてもらえます。
忙しくて遅くまで仕事をしているときもありますが、チームとして協力しながら一緒に作っていく感じがとてもやりがいがあって、仕事というよりも部活の合宿のような気持ちになります。
また、今担当しているピコピコサバイバーズというゲームは、２Dキャラがとてもかわいいんです。
専門学校でゲームを作っていたときはデザイナーがいなくて、フリー素材のイラストで制作していたのですが、今はデザイナーが作ってくれたかわいいキャラクターたちに魂を吹き込むことができて、モチベーションが上がります。
どんどんゲームが整っていくところが見えるのがエンジニアの楽しいところですね。

チームの皆さんと協力してゲームがリリースできたときは、
とても達成感がありますよね！
働くうえで大事にしていることはありますか？

一番大切にしているのは報連相をしっかりすることです。
特に初めのころはわからないことだらけだし、周りの人ができているのを見てどうして自分はできないんだろうと不安になってしまうこともありました。
しかし、それでできないと諦めるのではなく、入社したばかりだからわからないのは当たり前だと思って他の人に質問することで、わからないことも解決できたし、視野も広がりました。
先輩方が忙しそうなときは特に聞きづらい気持ちもありますが、聞いたら優しく教えてくれますし、何よりプロジェクトの期間内に自分のタスクを終わらないほうが迷惑をかけてしまうので、怖がらずにすぐ聞いてみることが重要だと思っています。

仕事をしていて大変だったことはありますか？

やっぱりわからないことがあったときが一番大変で、自分でできないことがあると私はダメなのかなと考えてしまいます。
一人で解決できないときは、人に頼ったほうが良いのは分かってはいるのですが、私が聞くことでその人の時間を奪ってしまいますし、毎回聞いてしまう申し訳なさがあります。
ただ、一人で悩んでいても時間がもったいないので、勇気を出して人に頼ってみることにしています。たくさん経験を積んで、そういった思考も変えていきたいですね。

ScopeNextに入社して驚いたことがあれば教えてください。

新入社員の歓迎会のときにいろいろな方と会ったのですが、髪色の派手な人が多かったことに驚きました。
執行役員の方など、立場が上な人ほど派手な髪色だったので社長はもっとすごいのかと身構えていました。笑
ユニークな方がたくさん居るなと思い、今思い出してもびっくりして面白い出来事ですね。

髪色も服装も自由な会社なので、いろんな方の個性を感じられますよね！
お休みの日はどのように過ごされていますか？

最近はe-sportsを見るのにハマっています。
今はLeague of Legendsの大会のSpringシーズンが開催されているので、
私の好きなT1というチームのFaker選手を応援しています。
このSpringシーズンは韓国のリーグで、今はオンラインで見ているのですが、今年の秋にある世界大会は韓国で開催されるので、現地に足を運んで観戦する予定です。自分が応援しているチームが試合していない日でも見てはいますが、やっぱり応援しているチームや推している選手の活動を見るのが一番の楽しみですね。

そのほかには、アニメやゲームも大好きで、昔からよく観ていました。
最近は忙しくてあまりアニメを見られていないのですが、昔の作品は今でも大好きです。日本のアニメは韓国でも放送されていて、満月をさがしてやしゅごキャラ！、ナルト、ワンピースなど、少年向けから少女向けまで幅広く見ていました。
最近の作品だと、あんさんぶるスターズ！！というゲームのコンサートに応募したので、抽選が当たったら絶対に行きたいと思っています！

応援しているFaker選手の決めポーズで写真を撮らせていただきました！

ScopeNextでの今後の目標があれば教えてください。

まずは２〜３年後を目標に、なんでもできる一人前のエンジニアになりたいです。
長期の目標としては、５年後くらいに上長になり、他の方の相談に乗ったり分からないことがあれば手助けできるようなリーダーになりたいですね。
リーダーには２つのタイプがあると思っていて、それは前から引っ張るタイプと後ろからサポートするタイプの２種類です。
専門学生のときにリーダー業務をしていたことがあるのですが、前から引っ張るリーダーというよりかは、後ろからサポートするほうが得意だと感じたので、そこを伸ばしたいと思っています。
また、会社に女性のエンジニアがあまりいないので、私が上長になることで、新しく女性のエンジニアが増えたときに、相談に乗りやすい環境にしたいですね。
そのためには、まずは自分がたくさん経験を積んで、いろんな方の気持ちを理解できる一人前のエンジニアになることが目標です。

エンジニアはどのようなスキルを求められていると思いますか？

勉強するのが好きな人や、積極的に学ぼうとする志を持っている人、自分が得意じゃない分野でも挑戦できる人が求められると思います。
私自身もこれまでに組んだことのないプログラムを依頼されたことがありますが、挑戦してみて自分の技術を高めようという気持ちで取り組んだら、周りからも認めてもらうことができました。
会社としても、その人が得意なタスクだけ振るわけにはいかないと思うので、苦手なことや初めてのことでも積極的に取り組めると良いと思います。