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未来の履歴書を考えよう。

こんにちは。一般社団法人パートナーシップ協会です。ご訪問いただきましてありがとうございます。

今回は、バイアスと未来の履歴書についてです。

当協会がテーマに掲げるものの一つ、「バイアス」です。

私たちは誰もが固定概念の元に生きています。固定概念は過去の経験の蓄積により培われることもあれば、理由なく作られることがあります。例えば、親が「子供はみんなピーマンが嫌いなんだよ」と言ったことを間に受けそのまま思い込み大人になることもあるかもしれません。あなたの固定概念がどういった理由で培われたかどうか遡ることは困難でも、無自覚に固定概念になっていることはしばしば起こります。

私たちは視覚情報があった方が、公平・公正に人の採用をできるだろうという考えももしかしたら思い込みかもしれません。

最近の研究では、ブラインドを作り、性別がわからない状態にしてオーケストラの演奏者の採用面接をしたところ、女性の演奏者の採用率が大きく上がったことがニュースになっていました。

参照:「ブラインド採用」について

学歴があっても、政治家や経営者を見ていればわかるように犯罪もするし企業にとって良い人材かどうかの判断にはなりません。むしろミスリードを招いている可能性もあります。


ということで、前置きが長くなりましたが、「未来の履歴書」とはどんなものだろう?と当協会で考えてみました。

と言っても、真新しいことは何もありません。それでも、当協会が2024年1月現在調べたところ、意外とこういった履歴書はありませんでした。なので、JIS規格のものではありませんが、こういった履歴書を推奨する会社が増えることで、厚生労働省も履歴書の規格に選択肢が増えていくのではないかと思い、新たな試みをはじめました。感想じゃんじゃんお待ちしております!


未来の履歴書のポイント

・顔写真を入れない

視覚情報によるバイアスは大きいと言われています。ブラインド採用にすることにより、外見だけではない情報で判断をすることができる(声などの情報の方が一般に誠実さや多い情報を取得できると言われている)

・性別は自由記載

答えたい人も答えたくない人も、どう答えたいかも人によって異なるので、自由記載。

・年齢を入れない

職歴は記載をするので経験値から大まかな年代はわかるので、敢えて聞かなくても良いのでは。必要であれば、履歴書ではなく、面談時に確認をするなど、方法は様々。

・配偶者の有無を入れない

年齢の問題とも関係するが結婚がこれからだと結婚をしたら辞めるだろうから採用しないなどの理由にされかねない。配偶者の有無は入社したらわかることなのだから、何か配慮が必要だと感じる人は知らせたい人だけ知らせればいい。

・学歴を入れない

学歴不問の企業は最近増えてきている。独自のフォーマットを作って採用をしているケースはほとんどだが、既定のフォーマットはなかったので学歴を入れないフォーマットを作成してみた。

・過去の実績やアピール欄を大きく設置する

過去の実績はその人がどんな仕事をしてくれるかを見るものなので、記載欄をもうけた。

しかし会社によっては職歴も不問という会社も出てくるのかもしれない。

当協会としては、バイアスを省くと自身の強みなどのアピール文を書く欄が大きく増えることが魅力に感じた。これからの時代、自分が何ができるか実力を問われる時代である。思う存分自分をPRしてほしい。


メリット・デメリット

【メリット】

バイアスに囚われず能力で人を判断することができる。

面接者も情報に頼らずに自分の実力がありのままに問われる。


【デメリット】

採用者の審美眼が問われる。採用者が人を見抜く力がないと、良い人材を採用できない。



★履歴書はこちら

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1S3hM9fmw8Vn6tSJFBZTDZapltWBoEPdcDFA-tpdHb3E/edit?usp=sharing


今回はありそうでなかった履歴書を考えてみました。

ぜひ皆様も採用を考え直す機会の材料にしたり、活用いただけたりしますと幸いです。


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