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「語れる販売員」というスタンダード

みなさん、こんにちは。
ビーモーション株式会社で採用に携わっている山口と申します。

突然ですが、「”売る”仕事」(職種に置き換えると販売職)と聞いて、みなさんはどんなことをイメージしますか?

十数年前の学生時代の話になりますが、
友人から「家電販売のバイトをしてる」と聞いて、真っ先に私の頭に浮かんだ言葉は「私にはゼッタイ無理~!」でした。当時の私は接客系のバイトはしたことがあっても販売は未経験。ですが、なんとなく「接客と販売は似て非なるもの」と、販売未経験ながらに感じていました。

当時、私が販売という仕事に抱いていたイメージは、
・お話が上手じゃないと売れない
・ノルマ、数字に追われる
・お客さんに積極的に声かけるのってなんとなくコワイ
・クレーム受けたらいやだなぁ・・・
・押し売りとか、しなきゃいけないのかな・・・
と、こんな具合に、販売という仕事に対してネガティブなイメージばかり持っていました。実際には、数字を追う仕事だし、クレームを受けることもあるし、押し売りはしないけどお客様への声がけは重要だしと、間違ってないこともないのですが、販売職の本質はこういうことではない、ということに、この頃はまだ思考が至りませんでした。

それから数年後、このイメージが大きく変わることもないまま、ひょんなことがきっかけでビーモーション株式会社という会社に入社し、家電販売という仕事に関わることになったのです。(私の業務は実際に家電を販売する業務ではなくバックオフィス業務なのですが)

そんな私が実際に販売業務を経験させてもらったり、周りのベテラン販売員から「販売とはなんぞや」みたいなウンチク・販売現場のリアルな話を聞くうちに、私が抱いていたイメージはなんて浅はかだったんだろうと、思い知らさせることに。

私まではいかないまでも、販売の仕事を経験したことがないからこそネガティブな印象を持っている方や拒絶反応をしてしまう方に、「販売の仕事も悪くないじゃないか」と思っていただけるように、私が感じた「販売の仕事って本来こういう仕事なんだろうな」ということを、お伝えしたいと思います。

なお、一言で販売職と言っても、何を・どこで・だれに売るのか・どこの会社に所属するのか、などによってかなり事情は異なると思いますので、「こんな捉え方もあるのね」というお気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

―「売る」だけの仕事なのか

販売職は売ることが大前提、これは間違いありません。
かと言って、押し売りもしません。お店や販売員の方自身の評判を落とすだけですからね。でも、売るだけかというと、それは違うと考えています。

販売職の役割の一つに、お客様に「いい買い物ができた」と思っていただけるような接客をすることが挙げられます。さらには、グルグルと考えた上で改めて思うのは、販売の仕事は商品があってこその仕事なんだということ。だからこそ、「商品に込められたメーカー(作り手)の想い」までをお客様に伝えることも、販売員の大切な役割なんじゃないかと思うのです。

お客様の立場に立ってみても、そういった商品のバックグラウンドみたいなものまで見えてくると、単に「便利なもの」「優れたもの」から少し違った商品の見え方がしてきますよね。
より愛着が湧いたり、より興味を持ったり、もっと知りたくなったり。
または、販売員の言葉をより納得感持って聞けると思うんですよね。
販売員は、メーカーの代弁者という役割も兼ねているんじゃないかとも思うのです。

単に商品のスペックを説明するだけの人だとすれば、それは販売員ではなく「説明員」。
売るだけの人であれば、ただただ言葉通りの「販売員」。
そうではなく、

「メーカーが商品に込めた想い・こだわり・熱量・世界観を、体現しながら語れる販売員」

これが、ビーモーションでのスタンダードです。

―「語れる販売員」であれ

語れる販売員がスタンダードだとすると、最初に私が書いたネガティブイメージがいかに本質的ではないかがわかっていただけると思います。もちろん、実績はものすごく大事ですし、クレーム対応をしなければならない時もあります。でもこれって、業務のうちの一部分でしかないんですよね。

私が知っている語れる販売員の方は、ものすごく売ります。商材関係なしにどの商品に対しても、深い知識と熱い心を持って、お客様にトコトン語ります。きっと、それがお客様にも届いて、結果として実績もついてくるんじゃないかと思うのです。(もちろん売れる秘訣は他にもありますが、それは今度のお話)

実際に語れる販売員は、知識をうんと吸収して、たっくさん場数踏んで、泥臭くトライアンドエラーをし続けて…というステップを繰り返して今に至る、という感じなので、だれもが今すぐにパッとできることではないですし根気強く取り組む必要はありますが、逆に考えると、トレーニング次第で誰でも語れる販売員になれる、ということなんですね。

日本中に語れる販売員の方がたくさんいてくれたら、お買い物がもっともっと楽しいものになる、そんな気がしませんか?

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