星野龍世さん
大学でデータサイエンスを学び、現在はエンプロイーサクセス部ーいわゆるD5Cの心臓部で社内AI推進を担当する星野さん。新卒1年目から経営企画として社長・役員と業務を共にし、多くの経験を積んでいます。入社理由から現在の業務、学んだことまで、星野さんのこれまでの歩みを整理しました。
D5Cを選んだ理由は「内定のスピード」と「AIへの柔軟さ」
ー大学では D5Cの専門領域であるデータサイエンスを学ばれたと伺いました。
ビジネスデータサイエンスを学び、就職先もデータ分析やコンサルティングファームに興味がありました。しかしD5Cとは就活早期の段階で出会い、1番早く内定をいただきました。そのスピード感と面接の際の雰囲気が自分に合ってると感じて、他社と迷うことなくD5C一択でしたね。
ー具体的にどんな雰囲気が良かったのでしょうか?
他の会社のインターンや面接も経験しましたが、D5Cが1番フラットであり「就活生に対しても個人として接してくれている」と感じました。また、面接の場で「AIを業務にどう取り入れていくか」という話が出ており、自分の興味と会社の方向性が合っていると感じたポイントです。
ー現在のお仕事の内容を教えてください。
現在はエンプロイーサクセス部ーいわゆる社内の中枢である経営企画を担う部署にいます。新卒としては珍しく、経営層のすぐそばで仕事をしているため業務範囲は広いのですが、主に私の担当はAI推進を中心とした全社施策を担当しています。具体的には、AIツール導入企画を主に担当しています。まだ導入前の企画段階ですが、そもそも導入したいAIツールが何か、自社の業務や既存システムとどのように組み合わせられるか?本当に導入すべきかどうかといった点を、開発会社とやり取りしながら検討しています。
社長とのコミュニケーションから学んだ「目的から考える」視点
ー新卒1年目で社長・役員と直接やり取りする中で、特に難しかった点は何ですか?
配属当初は「何が分かっていないのか」すら自分でも分からない状態でした。AI導入の方針資料を作成して役員にレビューをいただいた際も、そのレビュー内容自体を理解できないことが多く、自分の視点と経営層の視点の「レベル感」の差、ビジネス全体像に対する解像度の違いを強く感じていました。それは「会社としてどこを目指すべきか」という戦略レベルの話と、「どのツールを入れるか」という施策レベルの話を区別できていなかったことが原因でした。
ーそのギャップをどのようにして埋めていきましたか?
週1回の社長、上司との1on1の時間をいただきました。社長からのフィードバックで分からない点については上司に「こう言われているが、どう解釈するべきか」と具体的に質問したり、「社長が見ている前提」や「会社全体の方向性」の補足をいただいたり、自分の案を再度整理し直し、次の場で社長に直接お話を伺うなどのサイクル、深掘りを繰り返す中で、少しずつ視点の差が埋まってきたと感じています。
「目の前のAI施策をどうするか」だけでなく、「会社としてAIをどう位置づけ、何を実現したいのか」から考え、「施策(具体的なアクション)」より、その根本にある「戦略(何のためにやるのか)」を理解することが重要でした。まず戦略的な土台を固めることが重要だと、時間をかけて丁寧に教えていただきました。上から指示されるのではなく、自分でその「戦略的な思考」を身につけるよう促されたと感じています。
30分単位でスケジュールを設計し、「目的」を明確にして動く
ー普段の業務で気をつけていることは?
1日の予定を「30分単位」で区切り、各枠ごとに「その時間で何を達成するのか」という目的を書き出しています。これは社長からの提案をきっかけに、9月頃から取り入れた方法です。具体的には、前日に日報として翌日のスケジュールを30分刻みで作成し、各30分枠に「目的」を明記、実行後に「できたか/できなかったか」「なぜか」を振り返るという流れで運用しています。
ーどのような効果がありましたか?
「タスクをこなす」から「目的に沿って動く」意識に変わり、自分の時間に対する精度が上がったと思います。タスクの抜け漏れが少なくなったことで振り返りがしやすくなり、改善ポイントを見つけやすくなりました。例えば、インターンの採用面接に同席する30分であれば、「今後、自分が主体的に面接を進行できるようになるために、上司の質問の流れや候補者への対応を観察し、ポイントをメモする」といった目的を最初に設定して臨むようにしています。
ーインターン生のマネジメントも担当していると伺いました。
採用面接の段階から関わり、受け入れ後の業務アサインやフォローも行っています。前任者のやり方をベースにしつつ、研修内容、フィードバック、配属先との調整などを自分なりにブラッシュアップしています。インターンは「将来的な採用候補」であり、同時に「実務の戦力として一緒に動いてもらう」仲間でもあるため、その両方を意識したマネジメントが必要だと感じています。
働く場としてのD5Cと、今後の目標
ー働く環境として、D5Cをどのように感じていますか?
「かなりチャレンジングな環境」だと感じています。新卒でコーポレート部門に配属され、前任者がいないポジションで新しい業務を立ち上げていくことは負荷も大きいですが、その分、裁量もあります。自分から手を挙げれば、チャレンジを任せてもらえる会社だと思います。もともと定型業務よりも、「自分で考えて動く仕事」のほうが向いていると感じていたので、その点でもD5Cは自分に合っていると感じています。
ー今後の目標を教えてください。
短期的には、現在担当してるAI導入企画を、全社的な運用までしっかり形にすることと、インターン生のマネジメント体制を整え、人数が増えても運用できる仕組みを作ることが目標です。長期的には、「AIを活用した業務改善・仕組み化」を継続的に推進できる基盤をつくり、D5C全体の生産性向上に貢献していきたいと考えています。
ー就職活動中の学生に伝えたいことはありますか?
「自分がやりたいことを言語化しておくこと」が重要だと思います。ただ就活生がいきなり「自分がやりたいこと」を言えるかというと難しいと思います。実際に私も完璧に言語化ができていませんでした(笑)。就活中は、興味があることに一度取り組んでみて、その経験を通じて少しずつ「自分が何をやりたいのか」を整理していくやり方でもよいと思います。最終的に言語化できる状態を目指して、就活やインターン、情報収集を進めてもらえれば良いと思います。