越丸優芽さん
学生時代は「データサイエンスを生かせる仕事」を軸に就活を進めていたという越丸さん。実際に今取り組んでいるのは、大手通信企業のマーケティング部にて全国展開の大手コンビニチェーンにデジタルサイネージ広告を導入するプロジェクトに携わっています。広告配信の“前段”にある、工事や承諾取得などのプロジェクトマネジメントの領域で仕事の解像度を上げ、どのような成長実感を得ているのでしょうか。
大手通信キャリア×コンビニのデジタルサイネージプロジェクトを支えるPMO業務
――なぜD5Cへの入社を決めたのですか?
ビジネスデータサイエンス学科で統計や機械学習など、データサイエンスの基礎を幅広く学びました。身につけたことを活かせる仕事がしたいと考え、就活時も「データサイエンス」を軸に検索し、多くの企業の説明会に参加した中で、1番雰囲気が柔らかく、人を大切にしている印象を受け、「ここで働きたい」と思ったのがD5Cでした。
――現在の配属先と、担当されているプロジェクトについて教えてください。
大手通信企業のマーケティング部で、コンビニ店舗内に大型デジタルサイネージ広告を設置するプロジェクトに参画しています。対象店舗の選定、オーナー・物件オーナーへの工事承諾取得、施工会社による工事、コンテンツの放映設計、広告効果の分析といった一連の流れのうち、私が主に担当しているのは 工事に関わるPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)業務です。各オーナー向けに提出する資料の作成や送付、工事承諾書の回収状況の更新データ管理、ベンダー各社が参照する進捗管理の更新・整理といった業務です。現在は東京都内の店舗を中心に、まず100店舗へ導入する「POCフェーズ(検証段階)」を進めているところです。
「自分に関係ない」と思った情報が、実は自分の仕事に直結していた
――入社後に苦労したことや、印象に残っているエピソードはありますか?
「都内のコンビニ100店舗にディスプレイを設置する」という大目標でプロジェクトは進行していますが、承諾が得られず設置できない店舗も出てきます。そのため、設置する候補の店舗数は事前に100より多く見積もっておく必要がありますが、それは逆に承諾が取れすぎても調整が必要になる、という難しさがあります。
ある時私は「とにかく承諾が取れた店舗分、資料を作成して送ればよい」と考え、プロジェクト全体の進捗やバランスを意識せずに作業を進めてしまいました。想定以上の店舗数に資料を送付してしまい、結果上長に調整してもらう事態になりました。大きな事故にはなりませんでしたが、「もっと手前で自分が止められたのでは」と反省しました。
このとき痛感したのは、「自分の担当外に見える情報でも、プロジェクト全体像として理解しておかないと、プロジェクトに関わる全ての人に迷惑をかけ、結局は自分の作業にも影響する」ということです。
それ以来、自分の担当とは少し離れていそうなメールや資料にも、まずは一度目を通し、「これは自分の作業に関係ありますか?」と早めに確認しています。視野を広げてプロジェクトを見ることの重要性を、身をもって学んだ出来事でした。
―やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
実際に工事が完了した店舗へ自ら足を運び、ディスプレイに広告が流れているのを目にしたときはとても嬉しかったです。私は承諾取得や資料作成といった“前工程”の担当ですが、「自分の仕事がこのディスプレイ設置につながった」という実感を持てるのは大きなモチベーションになっています。成果が目に見える形になるプロジェクトに1年目から関わられることは非常にありがたい環境だと感じています。
一人ひとりを見てくれる環境:多層的な1on1面談
―D5Cの良さや特徴は、どんなところに感じますか?
一番は、「一人ひとりをよく見てくれる会社」だという点です。最終面接では「何か質問はありますか?」と逆質問の時間を半分以上とってくれて。こちらの考え方や不安、キャリアの希望などを丁寧に拾いながら対話してくれる姿勢が印象に残りました。入社後もさまざまなレイヤーの方が定期的に1on1面談をしてくれます。直属の上司に当たるチームリーダーは2週間に1回程度、グループリーダーは月1、部長とは四半期に1回と平均しても月に2回は面談時間をいただけます。それぞれ30分程度、業務の振り返りや相談、今後のキャリアの話などをしています。必要があれば追加で1on1をお願いすることもできます。
ー印象的だったアドバイスを教えてください。
「社内向けの文章がうまくまとまらない」と相談したときには、「まず思いついたことを全部書き出し、そこから箇条書きにして順番を組み立てる」という具体的なやり方を教えていただきました。また「話す順番がうまく組み立てられない」と相談したときには、「結論を最初に伝え、その結論に関係する要素から話すように意識してみては」とフィードバックをもらいました。
こうした1on1での具体的なアドバイスをベースに、「今週はこれを試してみよう」「この連絡はこう改善してみよう」と小さな改善サイクルを回せている感覚があり、成長実感につながっています。
今後の目標は「出向先での“橋渡し”」と、「業務の仕組み化・自動化」
――この先、どのようなことにチャレンジしていきたいですか?
これまで通信企業側の立場でプロジェクトに関わってきましたが、来月からコンビニチェーン側に異動します。現場により近い立場で、設置現場の事情を踏まえた調整や情報連携が求められると思います。双方の事情を理解したうえで、「現場とプロジェクトをつなぐ役割」を果たしていきたいと考えています。
もう一つの目標は、プロジェクト運営の仕組み化・自動化を進めることです。現在、資料作成や管理表の更新など、マンパワーで対応している作業が多くあるため、Excelマクロを用いた資料作成の自動化や手入力削減の工夫、フローの見直しなど自分のデータサイエンスのバックグラウンドも活かしながら、少しずつ改善していきたいと考えています。
就活生へのメッセージ:
「選ばれる側」ではなく、「選ぶ側」という視点を持ってほしい
―最後に、就活生へのメッセージをお願いします。
就活を振り返って、一番大事だと思うのは「その会社で働いている人が、自分に合いそうかどうか」をきちんと見ることです。仕事内容や年収、知名度といった条件ももちろん大事ですが、説明会に登壇している社員や面接官の雰囲気、話し方、人への向き合い方などから「この人たちと一緒に働きたいか」を自分の中で問いかけてみてほしいです。実際、私も想像していた業務内容とは違う分野に配属されましたが、一緒に働く上司や先輩が自分に合うと感じられているからこそ、前向きに取り組めている部分が大きいです。会社説明会は、企業から自分を「見られる場」でもありますが、同時に、自分が企業を「見る場」でもあると思います。「選ばれる側」だけではなく、「自分も会社を選ぶ側」という視点を持って、多くの企業の雰囲気に触れてみてください。