内定者インタビュー/海外で学んだデータサイエンスと未来を見据えた自己分析
大学受験では刺激を求めて海外へ飛び出した小久江さん。データサイエンスのスキルは今後社会で生き抜くために絶対必要だと考え、専門コースへ進みました。コロナ禍真っ只中でしかも海外からの就職活動において、どのように考え行動されてきたのか伺いました。
<プロフィール>
小久江蒼一郎さん
2023年4月入社
シドニー大学(Business school Master of Commerce)
生きる力を身につけるため海外へ挑戦
ーどうして海外の大学を希望したのですか?
僕は幼稚園からエスカレーター式の男子校に通っていました。そのまま附属の大学に進むこともできましたが、何か自分のバイタリティーを手に入れたいと考えて、それなら海外の大学へ進学してみようと思ったんです。幸い、留学経験のある同級生が多い環境だったのでさほど抵抗はなかったです。おかげで高校3年生の最後まで軽音学部(ギター・バイオリン)や吹奏楽部(クラリネット・指揮・編曲)の部活動が思いっきりできました。
ー大学の専攻は何ですか?
今後も進化し続けるAIやビックデータに対して学びやスキルが活かせると考え、ビジネスデータアナリティクスと言われる分野でビジネスに関わるデータ分析を専攻しました。専門ソフトを使ったコード制作の課題が多いコースで、実学とスキルが身につきました。
ー卒業論文は何をテーマにされたのですか?
地元にある産婦人科病棟の出産予測アプリの開発に取り組みました。このアプリは、赤ちゃんが生まれるタイミングや数を予想して、助産師さんの手配やベット数のリソース分配に役立てるものです。病院から提供されたデータの内容から分析方法をチームで考え、アプリの設計、実装計画まで一連のプログラムに関われたのは大きな経験です。研究は今も引き継がれており、実装されるかどうか楽しみですね。
就職活動は企業の検索方法を工夫して効率よく
ー日本で就職を希望されたんですね。
やはり外国人が現地で働くのは難しいと感じ、日本でデータサイエンティストとしての就職を希望しました。大手就活サイトで「データサイエンティスト」と検索してもヒットする企業数が少なく苦戦しましたが、「協会」の存在に気がつき、D5cと出会いました。情報を見つけた時はガッツポーズでしたね。
データサイエンティストは自分が生き抜く術
ーD5cに決めた理由は?
私が理想とするデータサイエンティスト像は、データをグラフ化してクライアントに提出するスキルだけでなく、高度な統計データの分析から複雑なビジネス課題に直接取り組む人材です。D5cはクライアントやプロジェクトの種類が多く、具体的な仕事内容と働き方がまさに理想的でした。全てオンラインだった面接でも柔軟な対応とフランクな仕事の話をしていただき、自分らしさを受け止めてくれそうな社風だと感じました。
ーD5cで実現したいことは?
まずは、今の自分にとって唯一のスキルであるデータサイエンスの土台をしっかり高めること。次に多種多様なデータに触れて社会全体の業界マップを理解したいです。クライアントの課題解決に向けて、部署も専門分野も違う多くの人と関わっていく場面もあると思うので、データサイエンティストとしてまずはスキルを身に付け、次に情報の蓄積を活かすというイメージです。
ー今後の目標は何ですか?
プロジェクトによってコンサルタント的な視点も必要になると思いますが、それよりまずはスキルの取得を重視したいです。今後より厳しくなるであろう社会情勢に立ち向かい、生き残れる人材であり続けるために「私はこれができます」という術が必要だと考えています。もちろん海外での活動も視野に入れていきたいですね。
まずは動いてみて、世の中を知ること
ー就職活動中の学生の皆さんに一言お願いします。
まずは行動してみましょう。自己分析や業界研究で立ち止まるよりも、エントリーして選考過程を経験し、その結果を受け止めてください。何が問題だったのか考え次に活かすことを繰り返すうちに、自分に嘘をつかずに価値判断できるようになります。これは海外に出て気がついたことですが、他人はさほど自分に興味がないし、自分も他人にそれほど興味がないものです。結局は自分次第。そしてモチベーションを維持するための刺激となるライバルや、行き詰まった際に助言をもらえる信頼できる社会人の先輩を確保しておくこともオススメです。